出迎えの意味を話すー本当の気持ちを伝えるー [J1 親子の会話・信頼関係]
◆リード:仕事を終え、疲れて帰宅すると、実母とクニコ(4歳)が出迎えてきた。いつものように、クニコとハグしようとすると、クニコは「いや~だ。」を連発して、実母の後ろに隠れてしまった。そして……。
2006.12.9 検索HP『家族の広場』へ
出迎えの意味を話すー本当の気持ちを伝えるー
今週の木曜日のことである。7時頃に帰宅した。(我が家は勤務先から車で30分かからない)
私「ただいま! 今帰ったよ。」
すぐに、あーちゃん(実母)とクニコ(次女4歳)が玄関に出てきた。
私がいつものようにクニコを抱き上げ、ほっぺにキスしようとすると、
クニコ「いや~だ。」
を連発。「お帰りなさい。」の言葉もないまま、あーちゃんの後ろに隠れてしまった。
「いつものことなのに、どうしたのだろう。」と思いつつ、無理強いはしないことにして何事もなかったように、3人で食卓に着いた。
というのは、木曜日、アキコは、妻の車で片道1時間の隣市までエレクトーンを習いに行っているので、帰宅が8時頃になるからだ。
3人で「グッド&ニュー」ー今日1日のよかったことなど、報告し合ったーところで、私はクニコに自分の思いを語った。
私「クニコ、お父さんは、家族のために働いて疲れて帰ってくるんだよ。帰ってきて玄関で、クニコが『お帰りなさい!』と出迎えてくれて、クニコとハグすると疲れが吹き飛ぶんだよ。とても楽しみにしているんだよ。それを『いや~だ。』と言われると、お父さんは悲しいよ。」
クニコ「……。」
実母「ほれ、お父さんに『ごめんなさい』っていいなさい。」
クニコ「……。」(言えずにべそをかいている。)
叱られていると感じたのか、クニコをべそをかいて黙ったまま。何も言えないでいる。「こんなところは自分に似ているな。」と思いつつ、それ以上は何も言わないことにした。
さて、翌日の夕方。帰宅すると、真っ先にクニコが出てきて、私の胸に飛び込んできた。そして、ほっぺにキスしてくれた。
とってもうれしかった。私のほおは自然とほころび、疲れは吹き飛んだ。
昨日のことが伝わっている何よりの証拠である。勇気を出して、本当の気持ちを伝えて良かった!
黙ってがまんしていないで、自分の本当の気持ちを伝えるということ。このことがとっても大切だと思っている。
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◆キーワード:1帰宅時の出迎えの伝統 2 親と子の会話・信頼関係 3 アイメッセージ
◆留意点・その他:
・この場合、「クニコ、何で逃げるの。きちんと出迎えるのは我が家の決まりだよ!」と言うこともできる。そのやり方でも、クニコは直すとは思う。しかし、それでは行動は直っても、大切な意味が伝わらない。そこで、上述のような伝え方となった。
・我が家は、ブログのタイトルの通り、『あったかい家族』をめざしている。「助け合いと対話を大切にして、一人一人と心のつながりのあるあったかい家族」(2004年の夏に家族で話し合って決めた)をめざしているのである。
「助け合い」ということで、共同作業の冬囲いの記事を前に書いた。それと両輪で、「対話」を大切にしている。たとえば、夕食時にテレビを消して、グッド&ニューをするのもその具体例の一つである。
今回の場合のように、対話は、黙っていないで本当の気持ちを伝えることから、始まるのだと思う。
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