母は強し!(母の愛パート2)117 [K7 実父母]
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2005.11.16 母は強し!(母の愛パート2)117
あれは、小学校3、4年生頃ー10歳頃ーのことだった。
その日は、夏休みの暑い日だった。
町内ごとに集まって、学校のプールへ行ったのだった。
その頃は、近隣には市営プールもなく、プールといえば学校のプールぐらいだった。
ファミコンなどもなく、プールは夏休みの有力な遊びの一つだった。
「カランコロン、カランコロン。」
の鐘の合図で、みんな待ちわびたようにプールへ飛び込んだ。
水中で鬼ごっこをしたり、じゃんけんをしたり、水をかけ合いっこしたり、それはとても楽しいものだった。
その日、私は水泳帽子を忘れた。水泳帽子をかぶらないと、抜けた髪の毛が浄化槽などに詰まったりするし、目立たない分危険だとかで、必ずかぶることになっていた(ようだ)。
しかし、そんなことにはおかまいなくというか、おそらくは「忘れたんだからしょうがないや。」という感じで、私は水泳を楽しんでいたのだった。
事件はそんな状況で起きた。
近くで泳いでいた見知らぬ上級生の男の子が、
「帽子をかぶらないで泳ぐと悪~れんだぞ!」
と言ったかと思うと、いきなり私の頭を水中にもぐしたのだった。
「苦しい!!」
水中でもがく私。
水なんかも飲んだ。
「死んじゃう!」……。
突然、私の頭を抑えていた手がなくなった。
すぐに頭をあげて見ると、さきの上級生の男の子が水中に投げ飛ばされていた。
「お母さんだ!」
町内プールの監視当番としていっしょに来ていた母が、息子の危機を見つけて救いに来たのだった。ウルトラマンのように……。
かわいそうに、さきの上級生は、現行犯ということで、私の頭を水中にもぐしていた手を払いのけられることぐらいでは足りずに、そのまま水中に投げ飛ばされたのだった。
母は強し!
その男の子がまだ小学生だったからではない。おそらく大人でも救いに行ったであろうと思う。
ストレートな母の愛。今でも鮮やかに思い出せる、ある夏のワンシーンである。
私は、母に間違いなく愛されてきたと思っている。もちろん、この母のもとに生まれてきて、本当によかったと思っている。
【関連記事】あったかい家族日記「父に感謝する子」http://blog.so-net.ne.jp/kazoku/2005-10-22 も合わせてお読みください。
※ 私の母の心意気はまねても、行動はまねしないでくださいね。その上級生の男の子の親が見ている場合もありますし、いい大人が子供相手に手を出すというのはよくないと思いますから。
家族専科http://www016.upp.so-net.ne.jp/kazoku/へ
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サイドバーミニブログ「心にしみた言葉 11/10 第2号 」もお読み下さい。
これも内観してみて、初めて思い出したことである。
おそらく多くの子供(今は大人)は、大人になるにつれて、親に愛されていたことを記憶の彼方に置いてきてしまっているのではないだろうか。内観することでそれが思い出され、自分への親の愛を確信したとき、とってもあったかい気持ちになれると思う。
初めてお邪魔させてもらいます~。
母がどれだけ子どものことを想っているかということを、自分が母になってから
初めて気づきました。元々、親子仲はいい方なのですけど、もっともっと母に
色々と感謝して、こちらからの愛情も示せは良かったと後悔することもあります。。まだ元気でいてくれてるので、これから色々と親孝行したいな。
そして自分自身、母としてもっと成長していきたいです。
内観って言葉、初めて知りました!また拝見させていただきますね~。
by にしぼん (2005-11-16 22:31)
強い!
私も忘れてる良い記憶を呼び起こしつつ、今の良さにも
鈍感にならないようにしたいものです。
by miyu (2005-11-17 22:58)