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ワタミ社長に学ぶ「親と子の勉強会」①立志編99 [D1 父と子塾]

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 2005.10.8 ワタミ社長渡邉美樹さんに学ぶ「親と子の勉強会」①立志編99

 9月10日(土)に第1回「父と子の勉強会」を開いたことを以前のブログで紹介した。 そして、そのブログで次のように書いていた。

「夏休み中に読んだ、ある経営者が書いた本に、「父と子の勉強会」という実践が載っていた。心からすばらしい実践(近日中に紹介するつもりです)だと思った。 そこで、是非とも我が家でも実践しようと思った。」

 ある経営者とは、ワタミ(旧会社名ワタミフードサービス)代表取締役社長渡邉美樹さんのことである。書いた本とは、『父と子の約束』(世界文化社 1575円)である。この夏休みに私が読んだ本の中で、ベストスリーに入る良い本である。

 これまで、3記事ほど書いた『父と子の勉強会』についての実践は、この渡邉美樹さんの実践をモデルにしている。

 3記事ほど書いた『父と子の勉強会』についての実践について、「育児」のブログには、父親が少ないせいかあまり反応がない。コメント、nice!ともに少ないのだ。人は、よくわからないもの、新しいものには、なかなか反応できないものだ。

 私自身は、渡邉美樹さんの「父と子の勉強会」という実践は、本当にすばらしい実践だと思っている。これを広めていきたいとも思っている。

 そこで、先に紹介した本(「全精力を傾けた週1回2時間の父と子塾」の項などに詳しく実践について載っている。)から、美樹さん自身の言葉を引用しながら、そのすばらしさを伝えてみようと思う。

◎ 渡邉美樹さんの『父と子の勉強会』についての紹介 その1「立志編」

◆なぜやろうと決めたか……「父親になった私は、二人の幼い息子たちに対して父親として、人生の先達として、男として、身をもって語りたい、教えたいという気持ちがわき起こった。仕事の激務をぬって二人の息子たちを、つねに見守り、教えが根づくまで指導することが私の使命と自然と思いたった。 そのおもいから、『父と子の勉強会』をやろうと決めた。」

・父親として、生き方や価値観をしっかりと伝えていきたいという決意を感じる。私は、「子どもに幸せになって欲しい」という願いから、『父と子の勉強会』を始めた。そして、美樹さんの実践を読んだ私は、この勉強会を続けることで、親と子の深い信頼関係、絆が創られていくことを確信できた。

◆いつから始めたか……「第1回の勉強会は、1991年3月5日(土)だった。長男6歳、もうじき小学1年生。次男4歳、幼稚園児である。」

・「こんなに小さいときから!」と、一瞬思った。しかし、小さいときこそ大事だと思っていたので、さもありなんと思った。

 私は、美樹さんをまねて、2005年9月10日(土)に第1回「父と子の勉強会」

http://blog.so-net.ne.jp/kazoku/2005-09-11-1

を開いた。長女7歳小学1年生。次女3歳、幼稚園入学前である。
 美樹さんは、小学校低学年までならできるだろうと書いておられた。開始年齢が中学年以降では、子どもの抵抗が大きくてむずかしいという意味である。わたしはまだ始めて1カ月だが、そうだろうと思う。

◆いつどんな状況でスタートしたか~勉強会の優先順位~
「『父と子の勉強会』は、その開催日は、週末金曜日の夜だったり、あるいは土曜日、日曜日の夜だったりした。そにかく、1週間のうちで、私の空いた時間に行われた。」
「私たち親子は、どんなに忙しい午前、午後であっても、約束した時間に勉強会を開こうとした。ワンパクな男子の将也と烈士は野球少年だったので、野球の試合が終わった後での勉強会開催もしばしばだった。 私は私で、そんな日は、ぶっ通しで仕事をし、徹夜明けだ自宅に戻り、親子ともどもクタクタの状態で学んだ日もあった。」

・これ以外の記述も読むと、ものすごく忙しい状況でやり始め、やり通したことがわかる。私は(世の多くの親もおそらくは)、これほどまでには忙しくない。この10%程度ではないかと思う。
 なぜ激務の社長業をやりながら継続できたのか? 美樹さんは言う。

「仕事をしていると、1週間の間に、さまざまな予定が入り、スケジュールが決められていく。そこで、私は『父と子の勉強会』の時間帯を最優先にしたうえで、他のスケジュールを入れていった。私の経験から言うと、父親が自分の子どもと真剣に向き合おうと思うならば、そのことを一番高い優先順位にするという意識を持たない限りできるものではない。人生においてとても大切なことは、優先順位付けではないかと私は考える。『人生における優先順位』、この順位さえしっかり守れば、激務が日常の社長職であろうと、『父と子の勉強会』のようなことは実現可能なのである。」

・やはりというべきか、私が「あったかい家族」を創り出すうえで最大のモデルにしているコヴィー氏「家庭における改善を望むとするならば、『仕事は犠牲にできない』という前提を、『家族は犠牲にできない』という反対の前提に変えることから始めるべきだろう」と全く同じ考え方であった。

・美樹さんは、この週1回、この2時間に、全精力を傾けたという。なんと「会社経営と同じ比重か、あるいはそれ以上に精力を傾けた」という。「私は『父と子の勉強会』を、会社経営が順調なときも、あるいは資金繰りの苦しさで心がズタズタに打ちのめされた逆境のときも、無我夢中で始め、私を見るキラキラとした瞳たちに立ち向かった」という。

・ワタミフードサービスは、社名をワタミに変え、香港や台湾にも店舗展開し、介護事業や農業にも進出するなど、今なお成長・発展している東証一部上場企業である。その社長が、「会社経営と同じ比重か、あるいはそれ以上に精力を傾けた」という。

 仕事が忙しいからは、言い訳だ。なぜなら、激務の美樹さんはやり通したから。

 敬愛する美樹さんのように、私も父親としての絶対的な使命ー子供たちを幸せにすること、成長させることーを、絶対的な覚悟を秘めて臨むことを決意している。悲壮感はまったくない。これはとってもやりがいのある、しかも楽しいことだから。僅か1カ月だが、続けていて確かに子どもの成長につながることだと思うから。

 世の父親が「仕事が忙しくてできない。」とか、あるいは「育児は母親、父親は仕事。」という価値観で、子育てに関わらなかったら本当にもったいないことだと思う。父親としての至福の機会、成長の機会をもたないことだから。

 さて、美樹さんの『父と子の勉強会』の内容は、どうであったか。これは次号で紹介する。待てない人、興味を持った人は、『父と子の約束』を購入されるとよい。

父と子の約束―ワタミの成功を生んだ人間哲学の原点

父と子の約束―ワタミの成功を生んだ人間哲学の原点

  • 作者: 渡邉 美樹
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本

家族専科http://www016.upp.so-net.ne.jp/kazoku/へ  
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コメント 3

こんにちは。
ブログ記事、ゆっくり見させて頂きました。
男性の方で、子育てや家庭のことをここまで考えている人って
少ないのでは?と思います。
確かに、仕事が忙しいとか疲れてるんだとかいうのは理由になりませんよね。
私も働きにでたら、この事を忘れないようにしないとなぁと思います。
by (2005-10-08 12:32) 

こんにちは!ご訪問、ありがとうございました。
とても、興味深い内容です。
まだ、親としてのどう接していいのか何にもわからないですが、記事を拝見して考えさせられるものがありました。
夫に、この本のこと言ってみます♪
by (2005-10-08 13:19) 

俺

こんばんは。
「仕事が忙しいからは、言い訳だ。」…確かに、その通りですね。
by (2005-10-17 00:32) 

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