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子どもの自立そして貢献へ第98号 [I-3 親の構え・役割]

 2005.10.4 子どもの自立そして貢献へ第98号

 ここ1カ月で子どもへの対応で大きく変わったところがある。ブログ「あったかい家族日記」を継続して読まれている方は、何のことかピンとくると思う。以前のブログ記事「弱い日本の子どもを脱する!」で紹介したように、「我が子を弱い子でなく強くてあたたかい子に育てよう!」という意識で対応するようになったのである。

 この日曜日、PTA行事「親子ハイキング&クイズ」に長女アキコ(小1)、次女(クニコ3歳)、妻と私の家族4人で参加した。

 その時、アキコは自分の水筒をお母さんに持たせようとした。妻は、小雨のため山登りの足場が悪くなっているせいもあったとは思うが、それを受け取ろうとした。

 私は、それを「自分の物は、自分で持ちなさい!」と言って制した。

 先のブログ記事で紹介した「外国の子どもで6,7才で親に荷物を持たせるような子どもはいない」という池間さんの話の影響が大きい。

 これは、自分でできることは自分で(自立)するようにしたいという親の願いからの対応である。

 今日は、駐車場からクニコの病棟まで移動するとき、アルバム(クニコがおもしろがるようにと持っていった)を持ってもらった。私も実母も、もちろんそれぞれが何か運んでいた。帰りもそうである。
 これは、自立というより家族に貢献するということであり、助け合える家族(の一員)であってほしいという親の願いからの対応である。

 自立と貢献、似ているが違う。貢献の方がレベルは上である。自分のことを自分ですることは当たり前のことであり、自分以外の誰かのために何か仕事をするのが貢献だから。

 アキコにも荷物を持たせてカワイソウ!? とんでもない。アキコは平気。

 この時、私はアキコがパートナーのように見えた、一瞬だけど。つまり、家族という助け合う組織を構成する一員として大人びて見えたということである。

 アキコはいずれ家族に貢献している自分に誇りや自信が持てるようになると、私は思っている。

 かいがいしく親が幼い子を世話するのも、素敵だと思う。
 そして、子どもの成長に合わせて、自立に向けたサポート、そして貢献へと向かうように、かかわり方を変えていかねばならない。その時期は、親が思っているよりずっと早いようだ。

 親がそのかかわり方を、子どもの成長に合わせてレベルアップしていかないと、子どもの成長を幼いままにとどめてしまうように思う。

 親の世話を必要とする幼い子ーかわいい光線をいっぱい発散しているーは、もちろんかわいい。 

 そして、自立にむけてがんばっている子、家族に貢献している子も、たくましく頼もしく感じられ、それもまたかわいいと思える。

 成長しても(自立してある意味親離れしていっても)大丈夫。かわいくなくなるなんてことは、ない。いや成長するからこそ、新鮮なかわいさを受け取れるんだ、きっと。

 親も子も共に成長していきたい。

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こんにちは!
「子供の成長にあわせて、かかわり方を変えていかなくてはならない」
本当にその通りだな と思いました。最初から放任すぎては、子供に教える
ことができないし、ずっと世話し続けていては自立できない・・・、そのバランス
をうまく感じないといけないですね。まずは私が成長しなくては・・・。
   いつもいい刺激をいただいています。ありがとうございます!
by (2005-10-06 09:37) 

ともれいっち

本当、親も子供とともにレベルアップしなければ
いけませんね!!
成長が目覚しいのでついていけないのが現実
ですが、ファーザーさんを見習い精一杯がんばります。
by ともれいっち (2005-10-06 15:45) 

たろ

こんにちは!トラックバックありがとうございました。
ブログも初心者ながら、母親としても超初心者で、ファーザーさんの
ブログが、わたしにとってはそのまま育児書のように思えます。
わたしにもあったかい家族が築けますように…がんばります!
by たろ (2005-10-07 13:07) 

こんにちは、ファーザーさん。
子供とはいえ、一人の人間。そのときに応じた対応、適切な手の差し伸べ方をもっと考えてあげなくちゃ、と思いました。
子供一人一人をじっくり見ることの大切さを教えていただいた気がします。
by (2005-10-08 16:18) 

響

関わり方を変えていくって本当に難しいことだと思います。
でもそれをしっかりされているファーザーさんご夫婦はすごいなといつも思います。
子供をしっかり見ているからこそ出来ることですよね。
私も日々、子供の成長を見つけ、さらに自分がそこでどう変わっていくべきか考えて行きたいと思いました。
by (2005-10-09 10:03) 

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