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ティータイムのマナー 第778号 [B3 しつけ:マナー・その他]

◆リード:家族で飲み物やお菓子を食べながら団らんする時間をもつようにしている。そこでのマナーは何か。

2010.1.15 ティータイムのマナー 第778号

【ティータイムの予告】

 土曜日の10時頃、1階で生活しているあーちゃん(実母)とアキコ(小6)と私ファーザーで、ティータイムをもつことが習慣化している。(※ 妻はクニコ(小2)を七田チャイルドアカデミーに連れて行っている。)

私「アキコ、10時頃、あーちゃんと下(1階)でお茶にしよう。」

アキコ「うん。」(本を読んでいる。)

私「あーちゃん、10時頃になったら、お茶にしよう。」

あーちゃん「うん、わかったれ。」

 習慣化しているとはいえ、10時30分のことも、11時のこともあり、あらかじめ予告しておくことは、大事なことではある。

 アキコは、10時までの残りの時間を考えて、それまでの段取り(切りのいいここまで勉強しておこう)を考えることができるし、あーちゃんもそれまでに部屋を暖めたり、化粧をしたり、お湯を沸かしたりしている。


【お茶やお菓子の用意】

私「アキコ、アイスクリームを食べよう。下にアイスクリームを持って行って。」

アキコ「わかった。」

 下に行くと、アキコはさっそくアイスクリームをガラスの器に盛った。あーちゃんは、アイスクリームは食べたくないというので、私と自分の分だけを。
 あーちゃんは、チョコレートを出した。

 あーちゃん、アキコ、私の3人は、コーヒーを飲んだり、アイスクリームやチョコを食べたりしながら、おしゃべりをした。いわゆるティータイムである。

 このお茶(飲み物)やお菓子が必須アイテムである。何せティータイムというぐらいである。
 
 温かい飲み物(夏なら冷たい)やお菓子が、この時間を楽しみな時間、魅力ある時間に引き立ててくれる。とりわけ子どもにとっては。


【お茶やお菓子と同じくらい大事なモノ】

 お茶やお菓子を食べながら、なごやいだ雰囲気を共有する。
 それだけでも、価値ある時間である。

 しかし、それだけでは物足りない。例えば、アキコが食べるものだけ食べたら、さっと2階に引き上げたとしたら、あーちゃんも、私も淋しい感じがするだろう。

 なごやいだ雰囲気の中で、会話がほしいのである。

私「アキコ、学校で何か楽しいことはなかったかい?」

アキコ「う~ん。」

あーちゃん「アキコの学校での様子も知りたいわ。」

アキコ「う~ん。」

あーちゃん「学習参観は、今度いつだった?」

アキコ「それは2月。お家の人のためにコンサートをするとか言ってた。…。」

 なかなか話を続けられないアキコ。自分から話題を提供することもない。 

私「あのな、お菓子を食べたら、食べた分だけ何か話をしていくんだよ。」

あーちゃん「黙っていてはダメなんだよ。」

アキコ「うん。」

 そこで、ちょうど雪が降り積もっていたので、私がアキコぐらいの頃の話をした。

私「外はすごい雪だろ。電信柱の電線のうえに、ちょうど寿司みたいに雪がのっているんだよ。そこで、風が吹いたりすると、雪がぱらぱらっと下に落ちてくるんだよ。ちょうど下を歩いていると、雪が頭の上や首の所にも落ちてきて、とけて冷たくてひやっとするんだね。」

アキコ・あーちゃん(静かに聞いている。)

私「昔お父さんがアキコぐらいだった頃、玄関の所に太い電線の所から引き込み線があって、その線をゆすると、その太い電線をゆらすことができたんだよ。だから、お父さんは、人が通ると、こっそり引き込み線をゆすったんだよ。すると、歩いていた人の所に雪が落ちていくんだね。歩いていた人は、<冷たい>って首を引っ込めるようにするんだよ。そうやって、イタズラしてたんだ。」

アキコも、あーちゃんもクスクスと笑っている。

書斎から見える電線.JPG

※この日、書斎から見えている景色

アキコ「見つからないの。」

私「歩いている人は自然に落ちてきたんだなって思ってる。本当は、お父さんがイタズラしてたんだ。それに、痛い訳じゃなくて、ふわふわっとした雪が落ちてくるだけだから。」

私「こんな感じで、何か話をするんだよ。」

 あーちゃんにも同じことを言われ、うなづくアキコであった。
 
 現実には、なかなかよい話のネタがない場合も多いことも確かだ。

 しかし、会話に参加するスタンスとして、

何か自分から楽しい話をするとか、

学校での様子など問われたことを真摯に考えて答えようとするとか、

でなければ興味をもって話を聞くとか、

場を盛り上げようとする姿勢はほしいものだ。

 問われても「別に」という感じで、考えようともしないようでは、会話のマナーに反する。

 以前、あーちゃんが熱心に話していたのに、興味なさそうに聞いていたアキコ、クニコを後で叱ったことがあった。「あーちゃんが、一生懸命話していたんだから、<へえー>とか<そしてどうなったの?>とか関心をもって話を聞かなきゃダメだろ。」と。

 この姿勢をもって会話に参加することが、一番難しいだろうが、一番大事なマナーだと考えるがどうだろう。

 アキコは思春期だからということを言い訳にさせず、私はこの点について躾けている最中である。


【忘れてはいけないもう一つのマナー】

 ちょうど30分ほどティータイムをした後、私もアキコも2階に戻る。

 そこで、食べた後の片づけが問題となる。

必須のアイテムお菓子.JPG

※ この片づけをどうするか?!

 アキコは、自分が使ったガラスの器とスプーン、私が使ったガラスの器とスプーンを、流しに運んだ。

食べた食器の片づけ.JPG

※ 流しに重ねて運ばれたガラスの器とスプーン(汚れが落ちやすいように、水に浸して置いてある。)

あーちゃん「あとは、他のモノと一緒にあーちゃんが洗っておくよ。」

 こう言われて、アキコはそこまでにして2階へ行った。

 テーブルの上に使った容器などをそのままにしておかず、食べた後の片づけをきちんとすること。洗わなくても、洗う人が片づけやすいように運んでおくだけでもよい。

 これも大事なマナーだろう。

【関連記事】あったかい家族日記  「家族の広場」

お手伝いをさせる理由!  第738 号

家族の会話のルール

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◆キーワード:1 ティータイム  2 躾け  3 会話

◆留意点・その他:

・アキコは自然に片づけをしていた。私はこの点については特に躾けた記憶がない。おそらく食事の後に食器類を流しに片づける習慣が幸いしているのだと思う。わが家では、みんながそれぞれ自分の食器を片づけしている。


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コメント 4

miyu

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

以前江戸時代の躾についての本に
「6歳までに挨拶、9歳までに簡単な世間話ができるように育てる」と
書いてありました。商家の話であったような気がしますが、
周りにいる大人の意識で、子供の会話力って変わるんだなあと
改めて感じました。

アキコちゃんの片付け、偉いですね!
うちは、自分のは片付けると思いますが、
大人の分までは、疑わしいと思います。
こんな風に、我が子も自然に気遣いができる人になってほしいです。





by miyu (2011-01-16 14:32) 

qooo

いいですね、ティータイムの習慣。
祖母が生きていた頃の事を、思い出しました。
こたつにはいって、取り留めなくおしゃべりをしたっけ。。。
学校から帰ってきて、よく、そんな風に放課後を
過ごしていたのを、思い出しました。
アキコちゃんの記憶にも、しっかり残ることでしょう!
by qooo (2011-01-17 16:15) 

ファーザー

>miyuさんへ
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

miyuさんの言われる本は、「三六九の子育て力」でしょうか。
やっぱり、親が手本を示すこと、そして教える子ことが大切だと思っています。とりあえず、自分から話ができなくとも、話の輪に入り、じっと聞いていれば、いつの間にか話せるようになると思っています。要は、話すであれ、答えるであれ、聞くであれ、会話の輪に入っていることが大切だと思っています。

片づけの件ですが、ずいぶんこの点については躾けてきたので、自然に出たのだと思います。みかんをもってくるなら、家族の分ももってくる。(アイスクリームを食べるために)スプーンをもってくるなら、家族の分をもってくる…こんな感じで。もちろん、この点も親がお手本を示すことが先でした。
by ファーザー (2011-01-22 07:48) 

ファーザー

>qoooさんへ
植村花菜「トイレの神様」のように、孫と祖母には、打算のない、あたたかな心の交流がありますね。祖母には時間的な余裕があり、子育ての経験もあるので、心の余裕もあります。幼児や児童にとっては、親の様に口うるさく言わない(わが家の場合ですが)ので、祖母との関わりの中では、本当にのびのびしていますね。祖母の存在が、うまく子育てのバランスをとってくれているように、感じています。

by ファーザー (2011-01-22 07:57) 

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