ラインで示すわが子への気遣いー突発性難聴になったことのあるア長女アキコ(大学2年)へ― [D6 親が教える・その他]
◆リード:昨年6月、アキコは突発性難聴になった。突発性難聴に限らず難聴になることは、「英語を使った職業に就きたい」という夢を叶えるうえでもまずい。難聴を予防するために、役立つ情報を提供するのも親の役割だろう。
第1115号 2018年5月12日(土)
ラインで示すわが子への気遣い
―突発性難聴になったことのあるアキコ(大学2年)へ―
E2 誕生日・記念日を祝う【突発性難聴になったアキコ】
昨年6月、アキコが突発性難聴になって入院したことがある。当時アパートから歩いて3分の寿司屋でバイトをしていた。お店のスタッフが、お客の注文している声を聞き取れずに応答が遅くなっているアキコに気づいた。早めに医者に行った方がよいと勧めてくれた。すぐに医者に行ったところ、突発性難聴と診断され、専門医にすぐに行くように勧められた。「おそらく入院だろうから、入院できるように準備をして」とも。
【恐ろしい病気「突発性難聴」】
アキコから連絡が入り、すぐに突発性難聴についてネットで調べた。
恐ろしいことに、原因が不明な場合が多く、すぐに対応することが極めて大事で、治療開始が遅くなると治療しても治りにくいということであった。早期発見・早期治療こそが最大の治療ポイントであった。あたかも溺れた子にできるだけ早く人工呼吸をすることが最大のポイントのように。
教務室の何名かの先生方に話したら、1名は突発性難聴になったことがあり、しかも治療開始が遅れたために、片耳が聴力ゼロであった。
【入院の際には妻が行き、その数日後に私が行った】
入院の際には妻が行き、その数日後、私もお見舞いに行った。
私が行ったのは、励ますこともそうだが、結果を出すしっかりとした病院であるか、自分の目で確かめるためであった。
医者の説明を聞き、治療が具合よく進んでいることがわかった。
場合によっては転院すら考えていたが、初期対応がよかったので、治療の成果が上がっていた。安堵したことを覚えている。
【再発を防ぐために】
低音障害型感音難聴の場合は、再発があり、多くはストレスによる発症という記述をみつけた。心身ともに疲れてしまうと、免疫力が下がったり、血管内の循環に障害が起こり、この症状が起こりやすくなると言うのだ。
・睡眠をしっかりとる
・バランスのよい食生活
・適度な運動
なんのことはない、健康になるための基本中の基本のことだ。
しかし、これが難しい。前回の記事に書いたように、睡眠一つとっても、バイトをしているアキコにとっては、「わかっちゃいるけどやめられない」状況なわけである。
それでも少しでも休めるようにと、前回、2万円送ったわけである。
2万円の入った封筒を手で破いてお札まで破いてしまったり、たくさんきている成人式の着物の案内等といっしょにゴミ箱に行ってしまったら大変と、次のメールを入れた。
■アキコに送ったラインのメール
2万円は届いたそうで、安心したし、「ありがとう」と言われて嬉しかった。
これ以外にも、アキコの場合、低体温で冷え性。血液の流れがよくないとなれば、健康全般によくない影響があるし、難聴の原因になる可能性があったので、低体温・冷え性の対策の書いてあった1冊の本を贈った。
【今日の読売新聞記事「イヤホン難聴ご用心」の記事】
今朝6時過ぎ、一仕事が終わり、読売新聞を読んでいたら、「イヤホン難聴ご用心」が載っていた。
アキコの場合、コンサートに行くことがあるから、場合によっては大音量を出すスピーカーの近くのチケットがくる可能性がある。これも、難聴の原因足りうる。イヤホンをする予防策があり、知っていると知らないとでは天地の差となるわけだ。
アキコの場合、大学通学に40分かかっており、音楽を聴いたり、学習のために英語を聴いたりしている可能性もある。それは、「イヤホン難聴」に直結する。
かくて、私はすぐにラインでこの記事を送った。
記事とともに、次のような文をつけて。
■アキコの送ったラインのメール その2
私「コンサートでは気をつけてよね。イヤホンの音量もね。聞いている時間もね。音楽ばかりでなく勉強のものも同じだよ。
アキコ「りょうかいです!ありがとう」
仏壇のロウソクの火で火事を出した話を聞いたことがある。先祖への感謝の祈りを捧げるための仏壇の火であろうと、花火の火であろうと全く関係ないわけで、英語学習のためであろうと、楽しみの音楽であろうと意図は全く関係ない。長時間のイヤホンの大きな音が問題なわけだ。
また難聴になってしまったら、英語を使った職業に就くというアキコの夢も、破れてしまうかもしれない。これまでの英語学習に割いてきた千時間以上の努力が水泡に帰してしまうわけだ。
片耳が全く音を聞き取れなくなった職場の同僚が何度も聞き返す姿を見て、そうした恐れを何としても回避してあげたい。だからこそ、親として難聴を予防できるように、わかった情報をすぐに提供した。
◆母の日に向けて
母の日に向けて、やったことは2つ。
○一つは念のために二人の娘に、忘れてないか声がけをしたこと。
○もう一つは、自分自身が実の母のためにすることを決めたことである。母の望んでいるとおり、花を買いに出かけて食事をするつもりである。まずは、親孝行にしても、親がお手本を示すことは原則中の原則だろう。
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◆キーワード:1 お金がない 2 大学生活 3 帰省
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