中3のわが子と思いきりディズニーシーを楽しむ その1 第1105号 ―計画を立てるプロセスを楽しむ!― [A2 一対一のデート]
◆リード:中学3年生のわが子と二人っきりで、思いきり楽しい時間を共有したい。一生思い出に残る、楽しい宝物のような時間を共有したい。そんな願いをもつ、すべての親たちへ贈る体験記と成功の秘訣。
第1105号2017年11月18日(土)
中3のわが子と思いきりディズニーシーを楽しむ その1
―計画を立てるプロセスを楽しむ!―
【中3になると、お父さんとディズニーランドへ行くという伝統】
今は大学2年生のアキコが中3の時、アキコの願いを入れて二人でディズニーシー1日デートをした。それ以来、二女クニコが中3になったら、同じように(公平)にやってあげたいというのが、父親の私が決めていたことだ。
私「クニコも中3になったら、ディズニーへ行くんだよ。」
クニコ「うーん。(あんまり気乗りしない様子)」
アキコ「おまえ、絶対に行った方がいいぞ!(楽しいから)」
こんなやりとりがあったのが、2年ほど前。
中3になって、ディズニー行きの話を、月1回行っている家族会議で出したら、
クニコ「行きたい!まだ行ったことのないディズニーシーがいい! 10月よりもテストが終わってからの11月の方がいい。」
クニコはこう言った。その目は生き生きとして輝いていた。
【安くあげるために夜行臨時列車「スターライト舞浜号」で行くという選択】
問題はその費用だ。読売旅行が企画した<夜行臨時列車「スターライト舞浜号」で行く東京ディズニーリゾートへの旅>に乗る形にした。
夜中の10時半頃地元の駅を出発して、車中泊、翌朝7時半に舞浜駅に到着。開園8時から終園10時まで、全くのフリータイムで過ごせるプランだ。
料金は、交通費・1Dayパスポート付き(シーかランドのどちらかを選択)2人分で31,800円という破格の安さだ。新幹線で行く場合の旅費とほぼ同じである。
舞浜駅で解散した後、全くのフリータイムというのがいい。クニコと二人で自由に行動できるわけだ。
【旅の楽しみの一つは計画までのプロセスを楽しむこと】
さて、行き先と日にちが決まったところで、具体的なプランを立てることが必要だ。その場で「ディズニーシーのどこへ行こうか」とやっていたんでは、あっという間に時間が経ってしまう。あらかじめ絶対に行きたいところ、できれば行きたいところ、ランチやディナーをどこで取るか、買いたいおみやげなど、効率的な周り順を研究しておく必要がある。その方が当日を楽しみに待つようになるし、そのプロセス自体が楽しみでもあるのだ。
そこで、買い与えたのが、『東京ディズニーシー完全ガイド 2017-2018』(1,250円 講談社)だ。長女アキコと行くときにも買い与えたのだが、情報が古くなっているので、ためらうことなく買い与えた。
■東京ディズニーシー完全ガイド
クニコ「ねえ、お父さんどこ回りたい?」
私「ああ、お父さんは、クニコが回りたいところなら、どこでもいいよ。」
家で仕事をしていて忙しかったのと、本当にクニコが楽しんでいる姿を見られればそれで満足という思いがあって、一旦はそう答えた。でも、これではいけないと気づいた。自分ばかり楽しむのじゃなくて、一緒に行く相手のことも考えながらみんなが楽しいというプランを考える機会―極めて教育的な機会ーを奪うことになるからだ。
すぐに方針を変更して、
私「アキコと行ったとき、1回転するやつはおもしろかったね。…」
クニコ「…タワー・オブ・テラーに乗ってみたい。」
私「アキコはそれ恐いから乗らないと言っていたから、お父さんも乗ってないんだよ。じゃあ、今度は乗ってみるか。」
クニコ「…アクアトピアは乗ってみた?」
私「ぐるぐる回るやつだろ。意外とおもしろかったよ。(アキコと行った4年前から)新しいアトラクションもできているはずだけど、どんなところがお勧めなの?」
クニコ「クリスタルスカルの魔宮なんか、おもしろそう。」
私「ふーん、じゃあそこに行くか。 あと、アキコと行った海底を潜水艇で潜っていく<海底2万マイル>もおもしろかったな…」
こんなふうにして、何度かやりとりをした。
■ディナーネット予約を試みる
10日ほど前になったら、前回アキコとディズニーシーへ行ったとき、ディナー待ち1時間半だったことを思い出した。そこで、あらかじめネットで予約しようと試みた。でも、既にどこも予約でいっぱい。満席の表示のオンパレードであった。
ディズニーホテル宿泊者でないから優遇措置もなく、1ヶ月前以上前から予約をとろうとしたとしても、無理だとわかった。
私「クニコ、たとえ1ヶ月前に予約しようとしたとしても無理だわ。たぶん、ディズニーホテル宿泊者優先なんだろう。」
クニコ「だったら、当日予約のチャンスを生かすしかないね。」
こんなふうに、当日までのプラン作りを楽しんだ。クニコは、「完全ガイド」のあちこちに付せんを貼りながら、絶対に行きたいところ、できるだけ行きたいところ、できれば行きたいところをチェックしていた。時々私にも聞きながら…。余りのも人気で混雑が予想される「絶対に行きたいところ」すらどちらかを切る場合もあった。
クニコ「ビックバンドビートがとれるといいんだけどなー。」
■ビックバンドビート
私「どれどれ。」(ふーん、こんなものに興味があるのか。女の子だな。お父さんはあんまりだけど、クニコが行きたいなら、ままいいか。)
このプラン作りも楽しみの一つで、限られた時間をいかに効率よく、自分の思い、相手の思いも考慮しながら、二人とも楽しめるプランをどうやって創りあげるかが最大のポイントである。これこそが教育的な価値である。
だから、「お前が行きたいところならどこでもいいよ」ではいけないのだ。親は親で行きたいところを出さなければいけない。親の私は、一度行っているのだから、経験者として、「ここはとっても楽しかったから、お勧めだよ。」などのアドバイスをした方がいい。さらに言えば、前回、ディナー待ちで時間を取られたから、今回は予約しておこうなどの改善を図った方がいい。つまり、親も二人が楽しめるように提案をしていくのだ。
かくて二人ともわくわくするプランができあがってきた。
◆関連記事 長女アキコの場合は↓
○中高生となった娘と丸1日デートを楽しむ方法 その1 第1001号
○中高生となった娘と丸1日デートを楽しむ方法 その2 第1002号
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