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受験勉強中でも食器洗い 第1094号 ―お手伝いができる5つの理由― [B4 手伝い・作業・飼育・栽培]

2018219日(月)

 

受験勉強中でも食器洗い 第1094

 

―お手伝いができる5つの理由―

 

 

【新体操部引退後、以前のように家族そろってご飯を食べられるようになったクニコ】

 新体操を昨年7月に引退して以来、クニコは夕食をいっしょに食べられるようになった。それまでは、新体操の練習のために、ウイークディ(火曜日と金曜日を除いて)は、夜9時過ぎに帰宅していた。その後、1人で夕食を食べていた。(土曜日または日曜日も、朝9時から夕方5時まで新体操の練習)

 

 ところが、7月末に新体操部を引退した。実にゆとりある毎日となった。夕ご飯も、ほとんど毎日いっしょに食べられるようになった。

 

【受験勉強中でも食器洗いをしているクニコ】

 7時半に夕食を取るのだが、普段クニコは料理こそ作らないものの、ご飯やみそ汁の盛り付け、食器洗いはしてくれている。(インフルエンザで妻が寝込んだ時は、自分で朝食を作って登校した。)

 これは、受験直前の今も同様である。

 

■ご飯とみそ汁の盛り付けをするクニコ

 有子盛り付け.png

 

■食器洗いをするクニコ

 有子食器洗い1.png

 

【クニコがそうできている理由】

 なぜクニコがそれらを自分から進んでできているのだろうか。

 5つほど理由をあげてみる。

 

  食器洗いをやることが家族の助けになっている、役に立っていることがわかっているから。つまり、やることの意味や価値をわかっているからである。

 

  わが家の家族憲法で「助け合いと対話を大切にして、一人一人と心のつながりのあるあったかい家族」をつくることをめざしているからである。お手伝いは、この「助け合い」の中核となる活動だからである。

 

 

  ②と似ているが、めざす子どもの姿として「かしこく、強く、あたたかく」育てるという基本方針であったからである。つまり、お手伝いをする姿は、「あたたかく思いやりのある子」に直結する姿であり、夫婦ともずっと高い価値を置いて、その方向で育ててきたからである。テレビはもちろん、宿題にかまけてお手伝いをしないということは許さなかったからである。

 

  こうした躾の結果として、本人は、食器洗いの技能を身につけ、それで家族の役に立つ喜びを感じているからである。本人にとって、苦行でも何でもない、楽しいことなのである。

 だから、あーちゃん(祖母)が、「あーちゃんがやるから。」と言っても、「自分がやるからいい。」と言って、自分でやっているのである。

 

  大好きなお姉ちゃん(4歳上)が大学受験前もずっと食器洗いをしていて、自分もお姉ちゃんのようでありたいと思っているからである。私は、「2番目以降の子どもへの最高のプレゼントは、長子をよい子に育てること」だと思って育ててきたが、それがうまくいったわけである。

 

 

【お手伝いをさせる7つのメリット】

拙著『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』の「原則5 お手伝いをする子に育てましょう」の節に、お手伝いをさせるメリットとして、以下、7つものメリットをあげています。

 

・1.思いやりのある子に育つ

・2.誇りをもち、責任感と協調性のある子に育つ

・3.自立し、自信をもった子に育つ

・4.見通しをもって物事をやり遂げられる子に育つ

・5.家事分担で、親も助かる

・6.親子のよいコミュニケーションの機会となる

・7.お手伝いをする子は総じて学力が高くなる

               (同書172-176pp

 

 そして、「子どもが進んでお手伝いをするようになるには?」と続けています。

 

よろしかったら、拙書『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』をお読みくださいませ。

 

キーワード:1 食器洗い   2 手伝い  3 家族憲法

 

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