インフルエンザBに罹った妻のために 第1092号 [K1 夫婦関係]
◆リード:妻がインフルエンザBに罹った。こういう時こそ、優しく接して、妻からの信頼度を上げたいと思う私だが、「 ~しようか。」とか「何かやってあげられることはない?」と問うても、「自分でやるからいい。」という返事が多くて困っていた。「もう少し甘え上手でいてほしいな。」とも思ったりしていたところ、とても感謝されたことがあった。それは…。
2018年2月13日(火)
インフルエンザBに罹った妻のために 第1092号
雪かき後、「腰が痛い。」と言っていた妻であったが、月曜日になると、熱が出てきた。
医者に行ったらインフルエンザBと診断された。
「うつすといけないから。」と言って、自分から部屋に閉じこもった。
私はいつもの恩返しにと、何かと気づかって、みかんやお菓子を持って行ったり、「何かやってあげられることはない?」と聞いたりするのだが、
妻「いいわ、かまわないで。自分でやるから。」
妻「うつるといけないから、そばにこないで。みんなだけでご飯を食べて。私は自分で作るから。」
こんな感じでとりつく島もない。少しは甘えてほしいのになあー。
火曜日の帰宅後、
私「みかん、もってきたけど、食べるか。」
妻「ああ、もうもってきてあるわ。」
私「熱はどんな感じ。」
妻「37度ちょっとかな。」
私「インフルエンザの場合、水分を取った方がいいよ。」
妻「ああ、そうだ。(そういえば水分を余り取ってない)アクエリアスなんかがあるといいんだけど。」
私「朝、出勤するときに言ってくれれば、買ってきたのに。」
一旦は、こう言って書斎に入った私だが、「そうだ!これから歩いて買ってくればいいんだ。往復10分足らずの所に自動販売機があったじゃないか。」こう思い直した。
かくて雪の中、スキーウエアを着て近所の自動販売機に向かった。アクエリアスを160円で買い、戻ってきて妻に渡した。
私「はい、アクエリアス。」
妻「ありがとうございます。雪の中、わざわざ買いに行ってくれて。」
ななんと、頭まで下げて感謝してくれた。
これだ!と、ボクは思った。妻に対する場合、よかれと思ってあれこれやってあげても、かえって煩わしく思われることがありがちだ。でも、本人が望むことをやってあげれば間違いなく、つまり100%喜ばれるわけだ。
妻の場合、「肯定的な言葉」や「贈り物」、「身体的な接触」などよりも、体を動かして仕える「サービス行為(お手伝い)」をしてくれると喜ぶ傾向にあることが、私にはわかっている。
だから、妻が「食器を運んで。」とか、「生協のもの運んで。」とか、他の重いものを運ぶなどの頼み事は、すぐに聞くようにしている。
今回も、「雪だから買いに出かけるのはダメ。無理」と一旦は思ったが、それを思い直して買ってきてあげてよかった。
日頃の恩返しという思いで動いていた私だが、結果として信頼度が少しばかりアップした。別な言い方をすれば、ラブタンクに燃料が少しばかり入った。
本人が望むことをやってあげるのが、一番コストパフォーマンスが高いと実感した。
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