生活を豊かにする「生け花教室」 第1079号 ー趣味や友達と話す時間は、そのまま認知症の予防になる!ー [K2 親孝行]
◆リード:6月の自損事故以来、車の運転をやめ、もの忘れがひどくなった母にとって、生活の豊かさの維持は、認知症の進行の予防にとっても、とても大切な意味をもっている。月3回の「生け花教室」は、その意味で大切な場だ。
2017年8月23日
生活を豊かにする「生け花教室」 第1079号
ー趣味や友達と話す時間は、そのまま認知症の予防になる!ー
ー趣味や友達と話す時間は、そのまま認知症の予防になる!ー
母は、月3回生け花教室に通っている。
高校時代の同級生といっしょに習っており、同級生との会話できる楽しい時間でもある。
高校時代の同級生といっしょに習っており、同級生との会話できる楽しい時間でもある。
実は、母の母親(私からは祖母)は、生け花の先生をしていた。その祖母を通して、生け花を習っていた母にとって、「(生け花の)教え方が下手。やめたい!」などとこぼすことも何度かあった。
しかし、貴重な会話の場でもある生け花教室の価値は、大きい。私は、その都度、持って帰ってくる花(それを再び床の間などに生けることになる)を見ては「きれいだね。」と言い、「会話になるし、花をもらってきてまた生けられるから、やめない方がいいよ。」と説得していた。
今日の夕方、早めの帰宅すると、明日ではなく今夜7時から生け花教室があると連絡が入ったという。「生け花教室の日ですけど。」という連絡が入ってから慌てていくということが何度かあったので、あらかじめ確認の電話が入ったのだ。今回も、明日だと思っていた母であった。
それに間に合うように、妻は急ぎ夕食を作り、母はみそ汁(みそ汁は作るのは母の役割)を作って、なんとか7時少し前に食べ終わった。
妻は正規採用の身分ではないので、夏休みは1ヶ月まるまる休みである。私はと言えば、夏休み中は、子どもが登校しないので(明日からは陸上練習が始まる)、ほぼ定時に帰ることができる。
今日は、妻と母が二人きりで妻も大変だと思ったので、私が車で生け花教室の会場(近所)に送ることにした。すごい雨だった。
会場に着くと、
私「お母さん、じゃあ楽しんできてね!」
母「ありがとう。」(ニコッとする)
2時間近くの生け花教室なのだが、帰りは生け花の先生が車でそのまま送ってくれることも多い。今回も、「終わったから迎えに来て!」という連絡がないと思ったら、9時頃、生け花教室の先生が車で送ってくれた。
その後、さっそく母はもらってきた花(材料)を使って、もう一度生け直した。
私「うーん、きれいだね!見ているだけで癒やされる。」
こう言われて、母はうれしそうにしていた。
母には、認知力が低下してきても、笑顔で生き生きと生活してほしい。それには、趣味や昔からの友達との会話の機会は、きわめて大切だ。認知力の低下を防ぐうえでもそうだ。
車があるときは、自分で運転して生け花教室に通っていたが、それができなくなった今、送り迎えするのは、家族(私や妻)の大切な役割だと思っている。
◆キーワード:1 趣味 2 介護 3 親孝行
◆留意点・その他:
2017-08-24 06:33
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