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「アメリカにミニ留学したい理由」 アキコ、アメリカへ その1  第1033号  [D4 家庭学習・自由研究・夏休み他]

◆リード:今朝、アキコはアメリカに旅立った。成田空港発で、空路ロサンゼルスへ向かった。アメリカの家庭に10日間ものホームスティである。費用はざっと50万円。アキコは、父親である私と妻の説得に成功したわけである。アキコが書いた「アメリカにミニ留学したい理由」とは?

2015年8月7日(金)

  「アメリカにミニ留学したい理由」 アキコ、アメリカへ その1  第1033号 

  ーカリフォルニア州オレンジ郡近郊でホームスティ10日間ー

近況:7月24日(金)夕方から26日(日)夕方までの2泊3日、ロシア人2名のホームステイを受け入れた。中学2年の女の子と、高校2年の女の子である。
 実は受け入れは2度目である。
 今回も、25日(土)午前中に書道教室を開き、午後にはボーリングを行った。夕方にはのり巻きマッキーでのり巻き作りをしたり、浴衣を着て花火を楽しんだりした。浴衣を着るのは大人気で、床の間をバックに写真を撮ったり、様々なポーズで写真を撮ることを楽しんでいた。
 26日(日)は、前回同様買い物に1日当てた。高2の女の子は、日本語を勉強していて、簡単な日本語ができた。日本の文化に興味があり、招き猫や風鈴を買いたいと言っていた。どうしても、こけしとのり巻きマッキーも買いたいと、いくつかの店を回ることになった。ぎりぎりまで買い物をしていた。
 私は、最終日の買い物にはつきあわなかった。そうすると、6人になり、1台の車では動けなくなるからだ。今回は、その間、プレゼントするDVDを作成したり、似顔絵を描いたりしていた。プレゼントしたら、大喜びして「どうもありがとう。」と言っていた。
 久しぶりに実母も、ボーリングに参加し、家族の交流を深めるにも一役買った。
 (写真は後でアップ予定。これだけで3本は記事が書けるが止めておく。その代わり、前回のロシア人1名のホームスティ記事のリンク↓をどうぞ。)

ホームステイで書道教室 第978号
             ー2泊3日のホームステイ4ー

【アキコ、アメリカ行きを希望する】
 長年の夢であった、子育て本の出版が叶い、その印税などを使って夏休みに家族で海外旅行を考えていた4月のこと。アキコが「この夏休みにアメリカにホームステイしたい」と言い出した。
 アキコのことだから、思いつきで言ったわけではなく、1年生の頃からずっと狙っていたことであった。

私「いくらかかるんだ。」
アキコ「40万円と少し。」
私「なんだかんだで、50万円だな。わが家の場合、ぽんと出せる金額じゃないな。お父さんの一番の役割は、アキコの大学の教育費を出すことなんだよ。ホームスティの意味や価値がよほどないと、許可できないぞ。」

 妻に聞けば、この春休みに実は行きたかったらしい。高3では受験に忙しく、これが最後のチャンスだということで、思い切って言ったわけである。
 この願いを聞けば、家族での海外旅行はもちろん、宿泊を伴う家族旅行ー結婚以来欠かさず行ってきた恒例の家族イベント(それも年間を通して最大の家族イベント)ーがこの夏はできないということになる。夏休みのゴールデンタイムにアキコがいないわけだから。それに費用もかさむから。

■臨時の家族会議
 まず、妻と相談してみた。
 値段が高すぎることは、アキコも十分承知しているだろうが、それでも行きたいという強い願いをもっているアキコである。アキコの考えるホームスティの教育的価値を確認してみて、その上で価値ありとなったら認めることになった。アキコのわが家での信頼度はとても高く、アキコがどうしても行きたいなら何とかして叶えてやりたいと考えたわけである。
 問題は費用である。10万円…20万円ぐらいまでならなんとかぽんと出せるが、さすがに50万円だとそうはいかない。それに、大学の学費を準備することこそが親の責任だと考えている。
 妻は、積み立てていた学資保険が一部あるのでそれを使えると言った。祖母は、10万円ほど出してあげようと言った。
 私は、本を出版した印税がいくらか6月末に入る(とても50万円には足りない)ので、それを出そうと言った。

 かくて教育的価値(投資した分回収できるかという話)を本人に文書で出してもらうことになった。(おそらくはしっかりとしたものを書いてくるだろうから、OKということである。)


【アキコが書いてきた「アメリカにミニ留学したい理由」】
 アキコは、一所懸命文書を書いていたようで、ほどなく5月2日にメールで「アメリカにミニ留学したい理由」を送ってきた。

■アキコのメール「アメリカにミニ留学したい理由」
 アキコが今回アメリカにミニ留学したい理由は3つあります。
  1つめは、この前も話したけど、日本とアメリカの文化の違いを自分の体で体験したいからです。私は、今回の留学を通して日本とアメリカの文化を学べる機会が2回あると思います。1回目は、日本からアメリカに行ったときです。日本からアメリカに行ったときに食生活・人との接し方・日頃大切にしているものなど(日本では、いただきます、ごちそうさまの挨拶をしっかりするなど。)多くのことを学べると思います。そして、アメリカから自分は色んなことを学ぶのはもちろんですが、自分もホールステイ先の家族に日本の文化を教えてきたいと思っています。そのために、ホールステイをする前に日本の文化をしっかり説明できるようにしていきたいです。(書道はもちろん、アキコが最近習い始めた生花などを調べて、今以上の知識をつけたいと思います。)
 そして、2回目はアメリカから日本に帰ってきたときです。津田梅子を例にだしてみます。津田梅子はアメリカから日本に帰ってきたときに、日本の女性の扱い方について大きな疑問をもち、そこから日本の女性の社会進出の運動を始めていきました。今の日本の女性がこのように生活できているのは、津田梅子のおかげであり、また津田梅子がこのようなアメリカに行く機会を、与えてもらったからだとも思います。アキコは津田梅子のように大きな改革を起こせるとは正直思えませんが、それでもアメリカに行くことで、現代の日本にたりないものがなんなのか分かると思います。
  2つ目の理由は、海外に行くことで自分の視野を広げたいからです。なにを海外に行かなくても視野は十分に広げられる!とお父さんは言うかもしれません。私ももちろんそう思います。実際、お父さんが毎月アキコのために取り寄せてくれているアイウエオーディオオフィスも、最初はイヤイヤ聞いていますが、聞き始めるとつい夢中になって、あっと言う間に一時間が過ぎているということがよくあります。日本の偉人から学ぶことは、とてもアキコの視野を広げてくれていると思います。ですが、アキコは海外に行くと、さらに自分の視野が広げられると思います。なぜかというと、実際アキコがロシアに行ったときに、それをとても感じたからです。ロシアから帰ってきて、市役所に提出するための作文をお父さんも読んだと思いますが、アキコはロシアから本当に多くのことを学びました。ロシアに行く前は正直、食生活くらいしか違わないだろうと思っていました。ですが、実際行ってみて一番驚いたことはロシア人の人との接し方です。日本では考えられないほど、彼らはポジティブで明るくて本当に参考になりました。食生活などは本で読んだり、人に聞いたりすれば、2つの国の文化の違いを理解することができますが、人の接し方は実際に自分で見て、感じないと参考になりません。だからアキコは、実際にアメリカに行って自分の目で見て、文化の違いを感じたいのです!
  3つ目の理由は、このミニ留学に参加することで、同じ価値観の友達と出会うことができるからです。今回の留学には、自分達の親のお金で行くので、行ける人は限られてきます。その中で行く人とというのは、とても英語が好き・英語を学びたいなどという人がたくさんいるはずです。もちろんアキコは、その中の1人なので、そのような同じ思いを持った人達と過ごすということは、アキコにとってとても貴重な経験になると思います。(ロシアに行ったときは、各学校から選ばれた人達ということで、本当に気があう人達ばかりでした。今でも一緒に遊びに行ったりするなど、とても仲がいいです。)同じ価値観の一生の友達をつくるためにもアキコは、今回の留学に参加したいです。
  4つ目は、本当に正直なことを話します。実は、アキコ、中学生のころから高校生のうちにアメリカのディズニーランドには絶対行く!と決めていたのです。もちろ自分でお金を貯めてですが…。そして、大学でディズニーのアルバイトをする前に本番のアメリカでディズニーの仕組みを学んでこようと思っていたのです。この話は本当の話で、高校受験の推薦の面接の時にも、面接官に話したことです。だから正直、今回の留学のプログラムに入っているディズニーランド観光というのも魅力の1つです。
  まだまだ話したいことはたくさんあるのですが、とりあえずこれがアキコがアメリカに行きたい大きな理由です。アキコの熱意は伝わったでしょうか?お金もそうとうな金額ですし、お父さんの気持ちはとても良くわかります。でも、アキコのこと気持ちもぜひ分かってください。よろしくお願いします!!!……(以上、アキコのメールそのまま転載)

 このような企画書をもらったら、親としてどう返事をするであろうか!?
 (続く)

◆キーワード:1 ホームスティの価値  2 アメリカホームスティ  3 家族会議

◆留意点・その他
・アキコは、中学2年の時、選ばれてロシアのA市に1週間ほど滞在し交流した。
 近況で書いたことは、その逆でロシアの子が当市を訪れ、交流したわけである。つまり、当市とロシアのA市とは1年おきに子供達が相互訪問・交流しているのである。

cf.アキコ、ロシアへ 第893号

ー厳しい選考をパスする!ー


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