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★高1の長女と進路をめぐっての会話  第1030号 [A2 一対一のデート]

◆リード:もうじき高2になるアキコだが、大学進学そして就職へとまっしぐらである。親子でランチをともにしながら進路や将来のことについて話し合った。

平成27年3月29日(日)

高1の長女と進路をめぐっての会話  第1030号 

  ー高1の長女と「親子ツーウエイ」3/29(日)1:30~3:00ー

近況:
 昨日は、妻が私的な送別会で夕食時にいなかったのだが、代わりに次女クニコ(小6)が夕食を作ってくれた。メニューは、クリームシチューに野菜サラダであった。
 準備から後片づけまで、全部やってくれた。
 長女のアキコ(高1)は、友達とディズニーシーに行っている。
 実母とクニコと私の3人で、クニコの作ってくれた夕食を食べた。おいしかった!

 ところで、クニコは24日が卒業式。4月からいよいよ中学生である。29日(日)は、伯父からの招待で、妻といっしょに豪華ランチに行った。

【近くのレストランでランチしながら親子で会話】
 原則として月1回父と子(娘)のツーウエイ(会話)。月1回行ってきた「父と子塾」を発展的に解消して、ランチをいっしょに食べながら、「父親として生き方やその都度その都度必要と思われることを話したり、学校での様子などを聞いたりする」形式である。ランチをいっしょに食べながら、日常的なことから将来の就きたい仕事のことまで楽しく会話するわけである。
 当初は月2回と思ったが、アキコも勉強やら友達とのつきあいやらで忙しく、月1回が限界のようである。

【今回の会話ーディズニーシーから将来のことまで】
 市内のレストランB店に行った。
 10分ほど待ったが、昼食をいっしょに取りながら1時間余り話すことができた。

■まずは近況報告から
 10分ほど待ちで席が空いたので、さっそく好きな料理を注文した。
 アキコはドリア。私はスパゲティ。
 野菜サラダは好きなサラダを食べ放題なので、とりあえずメインディッシュがくるまでにいろいろなサラダを食べていた。

私「今回、Aさんと二人で行ったディズニーシーはどうだった?」

 アキコは、金曜日の深夜に当市の駅を出発し、翌土曜日の朝8時過ぎにはディズニーシーに着いたのだ。その後、夜10時までそこにいて、その後舞浜駅を出発して朝の7時頃に帰ってきたわけだ。
 私と二人で初めてディズニーシーに行ったときには、「恐いから乗りたくない!」と言っていたタワー・オブ・テラーにAさんと乗ったそうだ。恐いからもう二度と乗りたくないと言っていた。

■将来就きたい仕事の話など
私「やっぱり将来、ディズニーランドで働きたいの?」
アキコ「うーん、正社員になれるなら。お父さんは、どうしてほしいの?」
私「(間)お父さんは、本音を言えば(間)、本音は二つあって、一つはアキコが思うとおりに翔んでほしい。わたしはマララの父親のように、娘の翼を折りたくないという気持ちがある。(ここでイスラム教の話をして、翼を折ることの意味を説明した。)もう一つの本音は、(東京でなく)地元で仕事を見つけて帰ってきてほしいということだ。」
(さらっと書いているが、きわめて重大なテーマだ!)

アキコ(ふむふむという感じで聞いている。)

私「いずれにしても、大学受験と同じで望む通りの会社に勤められるとは限らないから、3つか4つ希望の仕事を見つけておく必要はあるよね。それに、アキコはどうしてディズニーランドに勤めたいのかな?」
アキコ(なかなか応えない。)
私「もしエンターテインメントのようなことでみんなを喜ばせたいなら、そこが根本的な願いならディズニーランドでなくても、いろいろな選択肢があるはずだよ。(間)教員なんてアキコは向いていると思うよ。」
アキコ「教員の免許はできたら取ろうと思う。あと外国人に日本語を教える仕事もいいかなって思ってる。」

 こんな感じで将来のことを話し合った。高校の同級生でのちに市長になったSさんは、高校時代に上級国家公務員試験を将来受けることを宣言していたことなどを話したり、私の兄が歌手をめざしたことを話したりした。
 私の兄は(26歳で亡くなったが)、将来歌手になることを本気でめざしていて、「スター誕生」(という人気番組が当時あった。番組の中で本当にスターが誕生するのだ。)でも二次面接までパスしたが、最終選考でダメで番組には出られなかった。大学もわざと留年して5年目にプロ歌手の布施明の前座を務めるほどがんばったが結局ダメ。東京でF企業に勤めたが、あまりの厳しさに地元に帰ってきてある新聞社の広告代理店に勤めた。

■親のことはクニコと二人でみなくてはならない
私「将来、お父さんとお母さんのことをみる気はあるの。」
アキコ「うん。」
私「アキコが東京で働こうが、どういう形になっても、親のことは将来みなくてはいけないぞ。お父さんが<人の役に立つ立派な仕事をして給料も十分稼いでくるから、子育ては母親のお前にまかせた>と言って、お母さんに子育てをまかせっきりだったら、どう思う。それはおかしいだろう。それはいろいろな事情があるから、形はいろいろあるだろう。遠洋漁業に就いている人は、数ヶ月に1回ぐらいしか帰宅できない。でもおかげでカツオとかマグロとか食べられるわけだ。世の中に必要な仕事だ。だから、家族の形はいろいろだけど、妹のクニコに親のことを丸投げなどできないぞ!それは、二人が責任をもってやることだ。」(2年ほど前、夕食時の会話だったかで、アキコはクニコに親のことは頼むと少し笑いながら言っていたのを記憶していて、とても気になっていた。その考え方は根本的に間違っていると、私は考えている。)

アキコ(うなずく)

私「それにクニコだってどうなるかわからない。お父さんは、兄がいたけど、26歳で亡くなったもの。だから、あーちゃん(実母)をお父さんがみているだろ。」

■結婚する! それとも独身!
私「それにアキコが結婚する相手がどんな人かにもよるんだよな。」
アキコ「アキコは別に好きな人がいなかったら、独身でもいいと思ってる。」
私(えっ!)
アキコ「でも、結婚式は挙げたいと思ってる。」
私「えっどういう意味。独身なら結婚式挙げないだろ。」
アキコ「ディズニーシーで結婚式を挙げているカップルを見ちゃったんだよね。」
私「だから、憧れちゃったわけ。」
アキコ「うん。」

私「子どもはほしくないの?子どもができると幸せだよ。人生の幸せが倍になる!お父さん、アキコとクニコがいるおかげで本当に幸せが倍になってるもん!」(おそらくここでは自然と満面の笑みになったと思う。「お前バカなこと言ってるな!」などと説教するよりも、百倍も効果があったと思う。)
アキコ(笑う)

 食後のデザートのアイスクリームを食べ、二人でレストランを後にした。
 実は今回、親のことを妹のクニコにまかせっきりにすることはできないということを教えるつもりだった。実際、そのことを言えてよかった。
 それ以外にも、将来就きたい仕事のことや、結婚のことなども、話せてよかった。
 このように、親の本音を伝えたり、将来のことを話し合ったりする月1回の父と子のツーウエイデート。とてもよいコミュニケーションの機会だと思っている。

 実はこうした機会をもてるようになることが、父と子塾を幼い頃から始めた大きな理由だった。それが叶ってうれしい!

◆キーワード:1 将来の進路  2 父と子のツーウエイ  3 夕食を作る

◆留意点・その他
・起業家になる気はないかも聞いたところ、「別に社長にならなくてもいい。」と乗り気ではなかった。私は、伊能忠敬のように人生を2度生きたい~と話した。


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