ホームステイゲストに最も喜ばれたおみやげ 第980号 [E5 ユニークな伝統]
◆リード:「ロシア・A市の子供たち ホストファミリー募集!!~7月12日(金)夕方から14日(日)夕方まで~」というA市交際交流協会のチラシを見たアキコは、「ホストファミリー募集に応募したい。」と言ってきた。ここからわが家のホームスティの物語が始まった。応募から終了までの顛末記その6。
2泊3日とはいえ、濃密な時間を共有した、ロシア人ベロニカさん(15歳、女子)とわが家の5人。お別れの時が来た。ベロニカさんはおみやげを用意していた。わが家も、特別なおみやげを用意した。そして、それは本人はもちろん、ベロニカさんの家族全員をとっても楽しませた(喜ばせた)ものであった。それは何か?!
2013.7.14(日) ホームステイゲストに最も喜ばれたおみやげ
第980号
ベロニカさんからのプレゼント「ロシアの人形」 右側のもので7人もいる。
(左側のロシアの人形は、アキコがロシアで去年買ってきたもの。5人である。)
【2泊3日のホームステイでしたこと】
■12日(金)午後6時前、ベロニカさんわが家に到着。
・7時夕食。
・夕食後、休憩。
・ドラホッケーをやったり、Wii Sports Resort をやったりした。
Wii Sports Resort は大ヒットで、はじめの
①「にがおえチャンネル」からベロニカさんは熱中した。
その後、
②チャンバラの居合い切り、
③ピンポン、
④自転車 も大いに盛り上がった。
クニコとWii Sports Resort自転車をするベロニカ
アキコやクニコと相手を変えながら遊んだのだが、初めてやったとは思えないほど、ベロニカさんが強かったのだ。
ベロニカさんは、みんなの拍手を何回も浴びながら、大喜びだった。
・10時頃、就寝。1階の和室で、アキコ(中3)、ベロニカさん(15歳)は、いっしょに寝た。
■13日(土)
・疲れていたのか、ベロニカさんはゆっくり起床。朝食は、9時少し前開始であった。
わが家的には遅い朝食となった
・その後、10時過ぎから、書家のあーちゃんを指導者にして、書道教室を開く。はじめに、漢字が象形文字であることを、私が説明してから、日・山・川・和・火・木などを書いた。印を彫って、それを押し、作品にまで仕上げた。この作品は、おみやげにもなった。
画家を母にもつベロニカさんは器用で絵ばかりでなく書もうまく、何度も拍手喝采を浴びていた。
そう書くのか!
やってみよう!
うまくできた! 拍手!
・夕食の材料や着物など、市内のスーパーや百均、しまむらなどで、ショッピングを楽しむ。ベロニカさんは「しまむら」で着物を買い大喜びだった。
・午後、七夕飾りを作る。鶴をはじめ、折り紙も折った。願いも書いて、笹だけに飾った。
・夕方、のりまきまっきーを使ったのり巻き作りに挑戦した。
のりまきまっきーを使ったのり巻き作りに挑戦するベロニカ
・夕食後は、着物を着た(当然だが、その間、私は2階へ追いやられた。)。
・その後、花火をした。天気がよければ、近くの川辺まで行ってやる予定であったが、雨がちだったので、家の駐車場で花火をやった。
・昼間、買っておいたアイスクリーム(それぞれが好きなものを選んだ)を食べて寝た。
*ところが、この冷たいものがよくなかったようで、ベロニカさんは夜中にはいてしまった。そのまま、ロシアからの引率者のいる宿へ戻る。
■14日(日)
・午前9時30分少し前、ベロニカさんが戻ってくる。
・予定通り、ベロニカさんと県立近代美術館で、ルーベンス展を見る。母が画家のベロニカさんにとって、美術は興味のある分野なのだ。(当初の予定はY神社であったが、臨機応変に変更した。)
ルーベンス展を見、いっしょにランチを食べ(ベロニカさんはマクドナルドハンバーガーを選んだ)、その後、帰宅した。
【最後のお別れで……】
・自宅に戻った後、最後の別れの時を迎えた。4時30分から5時までの間に、ロシアからの引率者の泊まっている宿へ送り届けなければならないのだ。
・別れというときになって、ベロニカさんは、旅行バッグから、プレゼントを出し、私たちに渡した。
・一番大きなもので「ロシアの人形」。そして、タオル、お菓子……。
ロシアの人形右側のもので7人もいる。
(左側のロシアの人形は、アキコがロシアで去年買ってきたもの。5人である。)
タオル(赤いケースはデジカメのケース)
チョコレート
くし
そして、一人一人に手作りの布製ブレスレット(お守り)を縛ってくれた後、最後にハグをしてくれた。
ベロニカ手作りの布製ブレスレット(お守り)
【一番喜ばれるお土産とは!?】
わが家は、書道作品までに仕上げた「日」「和」などの自分が書いた色紙。ちょっとした贈り物。写真(これは本人の希望でデータで)。いずれも喜ばれた。
しかし、これから紹介するおみやげが最も本人に喜ばれ、帰国した家族にもとても喜ばれた(そうだ)。
それは、2日間の様子を撮影したDVDであった。私が食事、習字・七夕飾り作り・巻きずし作り・花火・ショッピング……をしている様子をずっとビデオカメラで撮影していたのだが、それをDVDにコピーしたものをプレゼントしたのだ。
ベロニカさんが拍手喝采を受けて笑顔でいる姿がつまっているDVDである。wiiで、書道で、折り紙で、巻きずし作りで……たくさんの拍手をもらい、笑顔でいる姿の詰まったDVDである。
私が2時間ほどかけて、作っておいたのだ。それも2枚。
1枚目は、12日(金)から13日(土)の様子を撮影したもの。これは14日(日)のお別れの時にプレゼントした。
私「This dvd is a present for you.」
と言って渡したのだが、ベロニカはうれしそうに受け取った。前日の夜に、撮影したビデオをビデオカメラから直接見せていたので、内容がわかったからだ。
翌15日(月)午前8時30分には、ロシアA市子供代表団が泊まっているところへ、最後のお別れに行った。そこで、14日(日)の様子を撮影したビデオをDVDにダビングしたもの-2枚目のDVDーを渡した。
帰国後、Facebookで、ベロニカさんから友達申請が来た。
私が「good evening.
Can you watch my present dvd.
Tell me what your parents think.」
とメッセージを送ったところ、
ベロニカさん「Thanks a lot!
Very much it was pleasant to DVD all my family.
Greetings to you from Komsomolsk-on-Amur, I in big delight from visit of Japan and your family.」(原文のまま)
と返信がきた。
やはり本人はもちろん、家族みんなにとって、ベロニカの笑顔の詰まった、日本でのホームステイの様子を撮影したDVDは、最高のプレゼントになったようだ。
私がアップしたい衝動に駆られるほど、ベロニカさんの笑顔は素敵なのだ。
もちろん、本当に最高のプレゼントは、家族の一員として楽しく過ごした2泊3日のひととき自体であろう。
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◆キーワード:1 おみやげ 2 ホームステイ 3 国際交流
◆留意点・その他
・Facebookやメールのやりとりなど、便利な世の中になったものだ。世界が近く小さくなった気がする。今後も、Facebook等で交流が続きそうである。
なお、アキコ、クニコに今回のホームステイでの一番の学びを聞いたところ、「ロシア語を学ぶ必要を感じたこと。」だそうだ。
今回のベロニカさんとのやりとりは、英語が中心であり、英検3級のアキコよりも、私が中心に会話することになった。私とて、つたない英語力だが、他に会話できる人もないし、英語力というよりは度胸であった。
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