学習参観の価値 第960号 [A3 学校行事]
◆リード:4月20日(土)は、アキコの通う中学校の1日フリー参観であった。1限から5限まで参観自由である。中学生になると、親は参観したくとも、子どもはいやがる傾向があるという。そもそも学習参観の価値は何だろうか。子どもを喜ばすためだけならば、行く価値はないことになるが……。
2013.4.20(土) 学習参観の価値 第960号
ー中学校の学習参観ー
近況:
私「明日の学習参観、1限だけ見に行こうと思うんだけど、いいだろ。」
妻「アキコに聞いたら、<来てもいいけど、写真だけは絶対に撮らないでね>って言ってたわよ。」
私「じゃあ、<アキコの父>ってのぼりでも立てて参観に行くか。」
妻「また冗談言って。」
小学校中学年頃までは、子どもは親に参観に来てもらいたがるのだが、中学生になると、親に参観に来てもらいたがらなくなる(ようだ)。わが家も例外ではないのだが、「来てもいい。」というだけ、よい方なのだろう。
【1時間の学習参観】
この日は、アキコ(中3)の1日フリー参観日。アキコは1年生の時は、午前中ずっと参観していた。
今回は、休日出勤をして仕事をしたかったので、1時間目の理科の授業だけ参観した。 植物の生殖(被子植物)の授業をやっていた。
子どもたちは、私語をすることもなく、落ち着いて授業を受けていた。
アキコは、指名されて発言していた。(中学校での授業中の発言を初めて聞いた。)
前半を見終えたところで、全校を見て回った。
1年生は、体育館で合同体育をしていた。教師の指示どおり、動けていた。
2年生の教室も見た。どのクラスの生徒も、おおむね落ち着いて授業を受けていた。
3年生のアキコ以外のクラスも見た。社会の授業であったが、落ち着いて授業を受けいた。最後に、特別支援学級を参観した。妻によれば、アキコの通う中学校は、今落ち着いているという。その通りだなと判断した。
20分ほどで全クラスを参観し、私はこの1年間は大丈夫、安心していいなと判断した。
その後、アキコのクラスに戻り、理科授業を参観した。顕微鏡で花粉を見ていた。
理科の先生が、私のために顕微鏡と花粉を用意してくれたので、私も見てみた。
(1時間目の保護者の参観は私ひとりであった。妻は午後の道徳授業を見に行った。そのときは、大勢いたそうだ。)
かくて、わたしは、学習参観を終え、勤務校へ仕事をしに向かった。こちらも土曜出勤は、私ひとりであった。勤務校では、10時過ぎから2時過ぎまで仕事をしていた。(この日は、その後、花見、マリオで写真撮影、夜は義母・義兄と外食であった。)
【学習参観の価値】
今回の学習参観の価値である。
第一に、私は落ち着いて学習しているアキコ及びアキコのクラス全体を見て、安心することができた。「中学校生活の残り1年間は大丈夫だな」と。クラスの雰囲気を見れば、こちらもプロだからわかる。
第二に、アキコの通う中学校全体も落ち着いていることがわかり、安心することができた。たとえば、隣のクラスが落ち着いていないと、荒れが飛び火して学年全体が荒れることがあるが、その心配もいらない。
第三に、アキコの学習の様子がわかった。きちんと授業を受けており、指名されての発言もしっかりとしていた。
第四に、わが子のことを真剣に考えている親がいるということを、学校(教師)側にアピールできたということであろう。親の存在を感じたとき、教師はより真剣に子どもを教えるという職責を果たそうとするものである。ちょうど、サポーターが大勢いる中で、プレーするサッカー選手のようにである。
第五に、中学校の先生方の授業力や人となりがわかるということがあげられる。今回は、理科の先生の授業しかわからなかったが……。
最後に、小学生までなら、「子どもが喜ぶ」ということもあげることができるだろうが、中学生ではそうはいかないようだ。友達の関係で、恥ずかしがるからだ。がしかし、アキコにも、親が関心をもっていることを示す機会にすることはできた。
わずか1時間の参観でもこれだけの価値・メリットがあるのだから、参観した方がいいと思うのだが、どうだろう。
私は、今後も参観していく。
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