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上手な買い物の仕方 第958号ー箱買いはいくらぐらい安くなる?ー [G 金銭教育]

◆リード:1個125円のデコポンを箱買いすると、1個当たりいくらで買えるか。さすがに長女は、一発でほぼ正解を言い当てた。次女は、ずいぶんとかけ離れた解答だった。こんなふうにして、お金の指導をしていくのも、大事なことなのだろう。

2013.4.5(金) 上手な買い物の仕方 第958号

ー箱買いはいくらぐらい安くなる?ー

近況:
 4月5日(金)夜、妻は歓迎会で不在。あーちゃん(実母)がアキコ、クニコ、そして私の夕食を作った。その後、アキコは早めに2階へ行き、勉強。クニコは、ボールをもってきて、私に投げてきた。キャッチボールをしようということだ。
 30分近くも、ただキャッチボールをしながら、いろいろと会話した。

クニコキャッチボール.jpg

私「このボール、変形しているけど、2年ぐらい前だったか、お父さんが買ってあげたんだよな。どこで買ったか覚えているか。」

クニコ「トイザらスでしょう。」

私「そうそう、よく覚えているね。」

 キャッチボールをしながら、「クニコは読書量が足りない。お姉ちゃんは、クニコぐらいの時に江戸川乱歩シリーズを読み終えたし、学校の図書室にあった<ひみつシリーズ>なんかも、とうに読み終えていたぞ。」こんなふうにやっていた。

 

【箱買いしたデコポン】
 買ってきたばかりのデコポンを前にして、クイズを出した。

私「クニコ、デコポンを箱買いしてきたんだよ。1個だけ買うと、125円で売っていたんだ。箱買いしたら、1980円したんだ。この箱には、何個デコポンが入っていたと思う。」

クニコ(しばし考え)「うーん、50個。」

私「50個! だとすると、1980円つまり約2000円で50個だから、だいたい1個いくらになる?」

クニコ「えーと、40円。」

私「いくらなんでも、1個125円のものが、箱買いすると40円にはならないだろ。」

クニコ「じゃあ、30個。」

私「30個だと、1個あたりいくらになる?」

クニコ「えーと。」

私「(計算が)遅いなあ。何のためにソロバン習ってるの。初段なんだろ。」

クニコ「えーと、約65円。」

私「そうだよね。いくらなんでも、箱買いすると約半額というのは、安すぎるだろ。それなら、みんな箱買いするよ。」

クニコ「じゃあ、20個。」

私「正解は、22個。1個買いだと125円のデコポンが、箱買いだと100円しないわけだ。(正確には1個90円)それに、その場で箱から出して傷んでいるデコポンを4個取り替えてくれたんだよ。だから、本当に大丈夫なものばかり22個なんだよ。」

 こういって、箱から出して見せた。

デコポン.JPG


 4年生からお小遣い制にしたクニコだが、金銭感覚はまだまだのようだ。ただ、箱買いした方が1個あたりの金額は安くなること自体は知っていたようだ。

 クニコの名誉のために書いておくと、クニコはみかんの箱買いをイメージしていて、その場合だと、みかんが50個ぐらい入っていたようだったから、デコポンの数を約50個とイメージしたそうだ。なるほど、そういう予想の仕方もあるわけだ。ただ、デコポンはいつも買っていたみかんよりもずいぶんと大きかったわけである。

 こうして、買い物の仕方(予想の仕方)を広げてあげることも、親の教えるという役割の一つだろう。
 ちなみに、小学校4年生からお小遣い制にしているアキコは、同じ問題を出したところ、

アキコ「20個ぐらい。」

と一発で当てていた。やっぱり実体験の積み重ねも大切なのだろう。

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◆キーワード:1 金銭指導  2 親が教える  3 キャッチボール

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