今年の子育て計画 その2 第946号 [D1 父と子塾]
◆リード:今年の子育てをどうするか。つまり、父親として、アキコ、クニコとどのように関わり、教えて導いていくかという方針・方策である。行き当たりばったりよりも、きちっと方針と方策を立てて、計画的にやった方がはるかにうまくいくし、親も子も満足のいく内容となる。昨年度をふり返ってみれば、8割ほど計画通りに動いていくことがわかる。そこで、今年の方針・方策を立ててみた。
2013.1.1 今年の子育て計画 その2 第946号
ー「父と子塾」を中心にー
近況:
「コンピューターゲームは買い与えない!」
これは、ずっとわが家の教育方針であった。
アキコ「みんなもっているよ。」
私「もっていない最後の一人になれ!」(アキコが小1か小2の時の会話)
この教育方針は、子どもが小さい間はということであって、体を使った多くの遊び、集団での遊びを体験し、読書好きに育ち、学習習慣や親子の対話の習慣も身に付いた現状において、買い与えても弊害はほとんどなく、かえって親子のふれあいのツールになると思い、12月のサンタプレゼントに決めた。
とりあえず冬休み中は、昼食後にやってもいいと決めたのだが、あーちゃんを含め、家族みんなで楽しめ、ふれあいのよい機会となっている。(自由にさせても1日1時間以内となっている)
※ 孫のクニコに教えてもらいながら、wiiボーリングをするあーちゃん
勉強にはまってばかりいる、アキコですらwiiスポーツリゾートを姉妹あるいは親子でやっているのだ。
最適のタイミングであったと判断している。
【今年の子育て計画 その2】
前号にも書いたとおり、今年の私の子育ての目標は、次の通りである。
4.父親としてわが子を教え、共に楽しむ!
ー父と子塾:テキストはD・カーネギー『人を動かす』、キャンプ、クニコへの読み聞かせ、よい本を読む習慣、自由(科学)研究、一対一のデート(アキコ、クニコ)、暗唱再びetc.ー
アキコは、今年中学3年生15歳となる。もしかしたら、本当にいっしょに「父と子塾」などすることは、今年が最後になるかもしれない。なぜなら、高校生になると、受験勉強や学校生活のいろいろなことで忙しくなりそうだから。発達段階から言っても、むずかしくなる可能性があるから。(ただ、あきらめたわけではない。)
最後かもしれないという意識を頭の隅において、教える機会を大切にしようと思う。
(以上、前号より 以下前号の続き)
(3)科学研究、作文などへの指導……去年は、クニコの初めての科学研究『タマネギを切ったとき目にしみなくする方法調べ』のサポートをした。アキコには、科学研究「どれが一番長持ちする(カビない)か」のサポートをした。
アキコには、さらに「ロシア訪問団への審査作文」や「ロシア訪問後の報告作文」、「生徒会副会長立候補作文」のサポートをした。
このように、今年も科学研究や作文などでサポートをする。
(4)キャンプ・「弁当作り&ピクニック」・「焚き火と手料理を楽しむ会」
去年は9月にT家とキャンプ、4月に焚き火とカレーライスを楽しむ会を行った。
今年も、8月か9月にT家とキャンプを行う予定だ。(T家と調整)
4月の「焚き火とカレーライスを楽しむ会」も実施したい。
それ以外に、花見弁当ピクニックや紅葉弁当ピクニックをやりたい(花見弁当ピクニックは、アキコの野球部でむずかしいかもしれないが、引退後の10月の紅葉弁当ピクニックは実現できると思う。)
(5)一対一のデート…去年、アキコとはカーブドッチへ二人で行ったし、クニコとはあるレストランへ二人で行った。今年も、同じような機会をもつ。
クニコとは、二人で海釣りをする予定である。その後、カーブドッチへ行けばいい。9月か10月に実施する予定だ。アキコとも、小学生時代釣りをしたので、同じことをしてあげたいのだ。
アキコとは、映画か、本屋か、カーブドッチへ二人で行こうかと思う。
(6)実母、義母…への人生インタビュー
一昨年、実母(アキコ・クニコからは祖母)のインタビューをして最高におもしろく、ためになった。なにせ「中学1年にして、将来編み物の先生になること、そのために、東京にいる日本一の編み物の先生のもとで学ぶことを決めていた母(アキコの祖母)。かねてからの希望通り、東京の「日本編み物学園」で半年間精力的に学び卒業した。帰郷した母は、さっそく起業」したのだから。それも大成功し、夫よりも多く収入を得ていたのだから。
アキコ・クニコの祖母(私からは実母・義母)、または会ったことのない祖父(結婚時に既に両方の父親は亡くなっていた)について知る機会をもつ。祖父のことは、祖母から聞けばよい。私や妻と違って、早くしないと、亡くなってしまい。わからないままという可能性がある。今年、機会を設定すべきだ。それは、私の学びにもなろう。
(7)よい本を読む習慣づくり
・今年4月5年生になるクニコ。去年同様、クニコへの読み聞かせを継続する。週2回は、読み聞かせをする。加えて、クニコが読みたい本を常備(図書館の活用など)する。
アキコについても、お勧めの本を紹介し、良書に接する機会を増やす(昨年度もしたが、アキコはしばしば私の推薦した本を読んだ。)
(8)その他ーアキコの内観・伊勢神宮めぐりの準備他)
アキコが産まれた時から決めていたこと。それはアキコに「内観」をさせるということだ。正式な内観は、1週間かかるのだが、原アカデミーで2泊3日の集中内観をやっている。そこへ参加させるつもりである。
アキコは今年4月で中学3年生。6月ないし7月(郡市大会で勝ち進んだ場合)で引退である(やった!)
それ以降で、いい日を原アカデミーのセミナー予定を見ながらとなるだろう。
今年の夏休みは、伊勢神宮・高野山・那智などをめぐる予定である。そのために、伊勢神宮のことなど、さらに深く勉強したおきたい。去年後半の父と子塾で勉強した「日本の神話」の発展の学習である。当然、熱田神宮にも行くだろう。BS朝日「エコの作法」新春スペシャル「神様のワンダーランド 伊勢神宮」は見なくてはならない。(1月4日10時放送予定)
ざっと、このような感じである。
今年の後半は、わが子とふれあうチャンスである。何と言っても、アキコが野球部の活動から引退する(土・日が野球部の練習で埋まっている現状がある)。クニコも2歳から続けてきた七田チャイルドアカデミーをこの3月末でやめる(10歳でやめると初めから決めていた。ことらも月3回土曜日の午前中をとられていた。)。
だとすると、7月以降からは、ずいぶんとふれあう時間がとれる。
再来年だと、アキコは高1,クニコは小6(もしかすると、新体操の育成コースに行く可能性がある。そうなれば、アキコの部活並みとなる。)となる。そうなれば、いっしょの活動はむずかしくなる可能性が高い。もっと先になれば、アキコは高2で大学受験生、さらにクニコは中学で部活となる。
今年の後半が、子育て最後の大きなチャンスである。
今年の父と子塾を、「生き方」をテーマにして、正解だろう。
なぜなら、親は「生き方」まで教えて親であろうから。
◆関連記事
◆キーワード:1 子育て計画 2 父と子塾 3 親子の信頼関係
◆留意点・その他:
・去年の同じ時期のブログ記事「今年の子育て計画 第867号」の終わりには次のように書いていた。
【父と子塾の先にあるもの】
私が主導してアキコと一緒に勉強できるのは、あと2年間ぐらいしかないだろう。
学習面ばかりでなく、生き方や価値観も、しっかりと伝えておこうと思う。
こうして「父と子塾」を何年も積み重ねていった先に何があるのか!?
私がこの「父と子塾」の着想を得たのは、ワタミの創業者 渡邉美樹『父と子の約束』からだった。昨年12月に久しぶりにその本を読み返した。美樹氏は言う。
「父と子の勉強会」は、いまも継続している。息子たちとの会話の中で、息子の思うところを聞き、相談されれば、アドバイスする。このように現在は、将也と私、烈士と私というように、個別に勉強会は続いている。
ひょっとしたら、勉強会という堅苦しい言葉はふさわしくないのかもしれない。息子たちもそれぞれ成長した。それぞれが自立し、それぞれの性格が出来上がってきている。私にとって二人の息子たちは、命より大切な存在であるから、彼らと語り合うこと自体が喜びなのだ。<中略ファーザー> 将也に「将来、お前にはこういう考え方で、こういう勉強をして、こういう社会人になってほしいんだよ」という話をよくする。そのとき、彼は理解を示してくれる。最近は「大学について語ることが多い。大学の入学先、卒業後にどうするか」という話である。将来の話に理解を示してくれるのは、次男の烈士も同じである。
小さい頃からの勉強会の下地があるからだろう。もし、そうした下地がなかったら、「将来はこうしたほうが君のためだよ」と私が言ったところで、反発されて終わりだ。「僕の人生は、僕が決めるんだ」ということになるだろう。
小さい頃から、息子たちの話を聞いては質問したり、意見を言ってきたという信頼関係があるので、そういう会話が自然とできている。(前掲書 150-151pp より引用)
実は私は、美樹氏と二人の子ども達との関係のような親子関係の構築を目指している。つまり、アキコ、クニコが高校生、大学生~になった時、例えば職業を決める際、信頼し合った雰囲気の中で、共通の価値観でお互いに話し合いができるような関係の実現を目指しているのである。
美樹氏ができたのだから、私も同じようにすればきっとできると、私は考えている。
……ちょうど1年前のブログ記事だが、今現在もまったく同じである。
はじめまして、たまたまファーザーさんの記事に廻り合い、いくつか拝見致しました。今回の記事の一部に私の子供時代の懐かしさを感じ、コメントを投稿しました。
私は現在(30代独身)はそれこそ昔のファーザーさんのドラクエ3の様に休みの前は5~6時間はテレビゲームを楽しむ者(麻雀等のボードゲームのオンラインを含むともっと)ですが、ファーザーさんご家庭の現況と同じく中学生まではゲームを買って貰えませんでした。むしろかなりのゲーマーを自負している割りにドラクエもマリオも知らずに育って来たわけです。
それでも(今の一番の趣味が結果としてテレビゲームであったとしても)小学生時代に色々とテレビゲーム以外の経験を出来たことが非常に良かったと感じています。
こぼれ話として、小学生時代は「家でゲームをするのは不健康だから、どうしてもやりたければ外でやれ」という父の方針で週に2回、父親同伴のゲームセンターだけ許されていました。当時はゲームセンターの方がファミコンより圧倒的に優れていたせいでファミコンに興味を示さなくなったのも今にして思えば父の策略だったのでしょう。不良のたまり場で絡まれない為の変な社会性も身に付きましたしね。
中学時代も祖母の家に置いて月に2回(その代わり時間制限は無いに等しかった)だったので、高校でゲームボーイを買って貰うまで家にゲームが無い状態でしたね。
私は今はテレビゲームにやや飽きてオンラインのテーブルゲーム(麻雀やバックギャモン等)の比率が高いのですが、ファーザーさんの家でしたらこうしたゲームも家族で遊べたのだと思うと、テレビゲームの制限を踏まえてすら羨ましく思います。きっと一緒に攻略法を考えてくれたんだろうなと。
正直テレビゲームは他の人と勝敗を競いあう対戦しかやらない人間ですが、それを極めるにしても大学生になってからでも十分ですしね。
もしこれからも娘さんがゲームを望んだなら、ドラクエのような1人で遊ぶゲームでは無くて、マリオカートやスマブラ等の親子でも対戦出来るものにしてあげて下さい。「親子で」対戦したテレビゲームは、「親子で」対戦したカルタと同じ位貴重な思い出になると思います。
また、対戦ゲームの方が経験上友人との親交も深めやすいです。
長文失礼しました。
by 石りん (2013-10-20 21:47)
>石りんさんへ
長文のコメントありがとうございます。真摯なコメントで、読んでいて私の方も元気が出ました。
>小学生時代に色々とテレビゲーム以外の経験を出来たことが非常に良かったと感じています。
この証言はとっても貴重です。私の娘たちも将来そのように感じてくれたらと思いました。
>小学生時代は「家でゲームをするのは不健康だから、どうしてもやりたければ外でやれ」という父の方針で週に2回、父親同伴のゲームセンターだけ許されていました。
週に2回というのは、結構な時間量ですね。お父さんとのよい交流の機会にもなったことでしょう。確かにお父さんの賢明な策略でもあったでしょう。でも、こんな策略ならかかってもよかったのではないでしょうか。
>マリオカートやスマブラ等の親子でも対戦出来るものにしてあげて下さい。「親子で」対戦したテレビゲームは、「親子で」対戦したカルタと同じ位貴重な思い出になると思います。
実は、マリオカードをねだられたことがあるんです。今はwiiスポーツリゾートしかソフトがないのです。このクリスマスには、マリオカートをOKにして、親子で楽しもうかなと思いました。
貴重なアドバイスありがとうございました。
by ファーザー (2013-10-21 17:12)