棲み分けから本当の「同居」へ 第922号ー嫁と姑の関係 その9ー [K4 嫁と姑]
◆リード:9月末日の今日、2階にあった40型テレビを1階に移した。明日から夕食ばかりでなく、朝食も1階で食べる。これまで6年余りの間、1階は実母、2階は若夫婦と子どもたちというように住み分けてきた。6年余りぶりに、1階を中心として家族生活を開始する。
2012.9.30 嫁と姑の関係 その9 第922号
ー棲み分けから本当の「同居」へー
近況:9月22日(土)は、アキコの公式試合。実母は実母で、小学校1年生から高校まで書道を教えてきた愛弟子Aさんの結婚式であった(招待されていた)。
朝出かける前、アキコは何かメモしていた。日中一人残されるあーちゃんへメッセージを書いていたのであった。
■メッセージ
あーちゃんへ
おはよう! 昨日はお仕事お疲れ様でした。(※ 毎週金曜日の書道教室のこと)
ところで、今日はアキコが野球大会のため、お母さんやクニコは家にほとんどいないです。みんな帰ってくるのは、6:00すぎかな?あーちゃんは、結こん式だっけ?気をつけて行って来てね。じゃあ、行ってきます!
アキコより
この日は、野球部全員6時学校集合。アキコ、クニコ、そして妻は、6時前に家を出た。
私は、実母をAさん宅に自動車で送る関係で家にいた。
私「こんなメモを残してくれて、アキコは本当にやさしい子だね。ボクはメモを書きなさいなんて一言も言っていないんだよ。」
実母「本当にやさしい子だ。うれしくて、メモは捨てないでとってあるんだて。」
こう言って、アキコの書いたメモを状差しに片づけた。
やさしい子に育って、本当にうれしい!
メモについて言えば、今回、確かに私は何も言っていない。アキコが自主的に書いたメモだ。
ただ、似たような場面でホワイトボード(メモ用)を回したことが何度もある。アキコ、クニコで交代でホワイトボードにメモを書かせていた時期もある。そのようなことが背景にあって、自然と書いたものだと考えている。つまり、育まれた「やさしさ」だと考えている。
9月の中頃臨時家族会議をもち、10月中に部屋を大移動し、基本的に1階でみんな過ごすことになった。
一番の理由は、年を取ったあーちゃん(78歳)を1人1階にするのではなく、基本的に1階で過ごし、あーちゃんがさびしくないようにするためである。
■主な変更点
①2階の40型のテレビを1階のリビングに移す。(2階にはこれ1台しかテレビはない。)
②夕食だけでなく、朝食も、1階で食べる。ついては、朝食も、1階で妻が作る。ただし、あーちゃんは朝はゆっくりなので、あとで一人で食べる。
③あーちゃんは、1階トイレ近くの和室へ移る。(現在は、納戸として使っている。)
④あーちゃんがいた部屋(1階の広い和室)に、アキコが2階から移る。(空く2階のアキコの部屋へ、現在納戸として使っている部屋の荷物を移す。)
一旦こうは決まったものの、妻はアキコの部屋が1階に移ること。1階で寝ることだけは、反対していた。
妻「一人で1階に寝せるのは、心配だわ。」
【臨時家族会議 その2】
かくて今日、朝10時頃、実母も交えての臨時家族会議をしたのだが、アキコが1階に移ることだけが、なかなか決まらない。妻が反対なのだ。
私「じゃあ、とりあえず、できるところからやろう。今日はテレビを1階に移す。そして、明日からタカちゃんが朝食を1階で作って、1階でみんなで食べる。一番大事なことは、あたたかい雰囲気の中で、みんなで団らんすることなんだから。」
つまり、できるところからスタートということで、①1階にテレビを移すことだけを、今日はした。「妻の反対を押し切ってスタートすることは、まずい。」と、私は判断したのだ。明日からは②である。
それに、一番大事なことは、あーちゃん(実母)が一人さびしくなければいいわけだ。
朝も1階で調理し、みんなで食べ、夕食後も、家族みんなで団らんすれば、「あーちゃんがみんなとあたたかい雰囲気の中で心地よく過ごす」という大目標は達成されるだろうから。
あーちゃんは、朝が遅いし(他のみんなが早い)、自分で食事を作った方がぼけないということで、朝と昼は基本的には自分で作る。それに、あーちゃんの朝食はパン食(他のみんなはご飯と味噌汁)だ。
【基本的に1階で過ごす生活がスタート】
かくて基本的に1階で過ごす生活がスタートした。(する。)
いきなりというより、実は既に徐々に始まっていた。
夕食は、5月の連休辺りからずっといっしょだったし、最近はアキコが気を利かせて、夕食後に1階のリビングででしばらく勉強していた。
だから、食後のデザートも、1階で食べることも多くなっていた。
明日からは朝食も1階である。わが家は、実は朝、テレビを見るのである。夕食後は、ほとんど全く見ない。だから、1階にテレビを持って行くことはイコール1階で食べることを意味した。
ここが大きな変更となる。
今日は、夕食前と後、アキコとクニコがキッチン隣のリビングで勉強していた。
自然と実母との会話が生じている。
クニコが、実母が自家製梅で作った梅ジュースを薄めて飲もうとしていた。
あーちゃん「クニコちゃん、そのコップは洗いにくいから、こっちのコップ使って。小さいようだけど、ほとんど入る量は同じなんだよ。」(水を移し替えて実演。でも実母の予想に反して意外に差がある。そこでまた笑いが生じた。)
アキコ「おーい、クニコ、お姉ちゃんの梅ジュースも作ってくれ!」(明日から中間テストで、部活もこの土日は休み。1日中勉強しているアキコ。)
クニコ「わかった。」
かくて姉のために梅ジュースを作って上げたクニコであった。
しばらくして、妻が2階からなしを持ってきて、切って出した。
あーちゃんも含めて、みんなで「おいしい!」と言って食べた。
まずまずのスタートである。
以前のブログ記事に書いたように、実母を心から大切にしようと思う。
「孝行しようと思ったら親は亡い」ということいならないうちに。
◆キーワード:1 嫁と姑 2 親孝行 3 介護
◆関連記事:嫁と姑の問題 その8 第910号
◆留意点・その他:
素晴らしいですね〜!!!
6年間慣れてきた生活を、思い切って変えることって
とても大変な気がします。でも、素敵な決断だと思います。
お子さんたちも大きくなってきて、意識して交流を図らなくては
いけなくなってきますものね。
お母様が、ご自分で朝食と昼食準備をするというのも、
とてもよい案だと思います〜。
それにしても、アキコちゃんのメモがき。
とても優しいお嬢さんですね。
わたしでも、嬉しくてとっておきたくなってしまいます。
by qooo (2012-10-06 05:56)
>qoooさんへ
いつもコメントありがとうございます。
qoooさんのコメントには、いつも励まされ、元気づけられています。
いい感じで再スタートしています。実母のために、もっと早くしてあげればよかったと思っているくらいです。ウイークデー毎日一人で食べている状況は、とてもさびしかったと思います。本当にこのように変えてよかったです。
アキコは2階のままで、実母が2部屋使う可能性も高いのですが、何より朝食と夕食を下で食べるようにしたことは、とてもよかったです。
by ファーザー (2012-10-14 07:08)