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嫁と姑の問題 その5 第907号ー自分が率先してできることをする!ー [K4 嫁と姑]

◆リード:嫁と姑の問題は、嫁と姑が同居している、ほとんどの家庭で直面している問題であろう。姑が嫁のやり方に不満をもつ。嫁は、姑のやり方に不満をもつ。間を取り持つ夫(この場合、私)が神経をすり減らす。わが家も、ずっとこの問題に悩まされてきた。

2012.8.7 嫁と姑の問題 その5 第907号

ー自分が率先してできることをする!ー

近況:この8月4日(土)午後から5日(日)午前中にかけて、ファーザー宅で教員4名でサークル合宿をした。
 このサークルで、私を含め、当時20代で出会った教師たちが、毎回教育実践を持ち寄り、学び合ってきた。毎月2回ぐらいのペースで15年ほどもである。
 しかし、近年はお互いに忙しくなって、学期に1回もままならない状況であった。それでも、1年に1回の夏期合宿は再開・継続していて、毎年メンバーはこの日を楽しみにしている。
 出会って25年ほども経つのだが、この日はお互い30代の頃のサークルにタイムスリップしたかのようであった。レポートをもとに歯に衣着せぬもの言いで、お互いの教育実践を批判し合い、それでいてお互いのよさを認め合っている。そんな仲間に出会えて本当によかったと感じた2日間であった。
 私が一番の年上で呼びかけ人でもあったので、サークルの代表を務めてきたが、4名中2名は教育書の出版(複数冊)を達成し、あとの1名は指導主事経験。この4月は、2名は新任教頭。1名は、関西のある有名私立小学校にヘッドハンティングされた。この夏休みには、2名は大学で講師として講義する予定である。残された私は、子育て本を執筆の予定である。

【嫁と姑の問題を解決する鍵は!?】

 前記事の続きである。

 妻は、実母が高いエアコンを買ったり温泉によく行ったりすることをお金の使いすぎと思っているようだが、実母にすれば石油でなくガスストーブを使ったり(2階で石油を運ぶのは大変だから、私がそれでいいと言っている)よく外食したりすることが使いすぎと思っている。

 妻は、実母が温泉や旅行に自由に行ったりすることが優雅と思っているようだが、実母にすれば自分は若いときにずっと働いてきたのであり、妻が専業主婦でいることが優雅だと思っている。

 妻は、いろいろ言われるよりも1階と2階とで分かれて、あまり干渉し合わないで生活するのが仲良く暮らす鍵だと思っているようだが、実母は一緒に生活しているのだからもっとお互いに笑顔で声をかけうことが仲良く暮らす鍵だと思っている。

 こうした状況で、私の願い

 家族5人みんなが和気あいあいとして暮らすこと。
 欠点は誰しもあるのだから、それを許し合い、受け入れること。1階と2階で分かれて生活することを基本にしながら、お互いにもっと声を掛け合って仲良く暮らすこと。

 これらを達成する鍵は、一体どこにあるのか?!(前号より)

■「2007.1.6 嫁と姑の問題!ーその3ー」では、解決する鍵として、次のことを挙げていた。

 私は夫婦間にあると思っている。

 私がこれまで以上に妻を大切にすればいいのである。妻を愛せばいいのである。

 妻を愛し大切にするとは、まず第一に妻のちょっとした言葉をよく聞き、きちんと受け止め、対応することである。

 実は、道具のことをいろいろ言われていたことは、当時も知っていた。しかし、こんなにそれを嫌だと妻が思っていたとは知らなかった。
 妻の苦労を分かり、それを夫である私が分かっていれば、それだけで妻の苦労は半減するはずである。そして、笑顔になってくるはずである。

 そして、妻自身を大切にすることはもちろんだが、妻が愛し大切にしている人を愛し大切にすることである。

 妻が愛し大切にしている人といえば、お腹を痛めて産んだ二人の子供であり、母(私からすれば義母)であり、兄(私からすれば義兄)である。

 これらを愛し大切にすることだ。

 私が妻と二人の子供はもちろん、義母や義兄を本当に心から大切にしていくならば、妻は私が愛し大切に思っている実母も同じように大切にする。きっとそうなるに違いないと信じている。
(「2007.1.6 嫁と姑の問題!ーその3ー」より引用)

 実際、私は、この方針でずっとやってきた。
 この方針は正しかった。少なくとも、「もっと実母を大切にしてくれ。」と度々強く妻に迫るよりも、よほどよかった。強く迫ったところで、それ自体が妻によりストレスを生じさせ、かえってうまくいかなかったであろう。

 それでも、この方針のおかげで、妻は妻なりに、私の気持ち(実母を大切にしてほしい)を汲み、少なくとも衝突が生じないように心がけてはいてくれた。(私の実母を大切にしてほしいという気持ちは、夫が妻に迫るものではなくて、妻が察することである。)

 がしかし、妻の方から主体的に仲よくできるように働きかけるというのは難しかった。

 今でも思い出すのが、次のシーンである。
 食卓に並んでいる、ソースや醤油、ドレッシングなどの調味料などを、家族一人ひとりに見立てて、それを移動して丸い形を作りながら、

私「タカちゃんは、僕(ソース)やアキコ(醤油)、クニコ(ゴマドレッシング)を大切に思っていて、実際に大切にしているだろ。その輪の中に、あーちゃん(和風ドレッシング)も入れてほしいんだよ。」

妻(沈黙のまま)

 妻が<実母(あーちゃん)までを含めて、自分が責任をもって世話する人として自覚するかどうか>が、肝心かなめの、一番の大切なところであったのだが、沈黙のまま(つまり、その決心のないまま)であった。


【やっぱり難しい嫁と姑の仲】

 実母からは、1階と2階に棲み分けしてからも、度々不平を言われた。

実母「料理を作ってあげても、そっと食器が帰ってきてくるばかりで、感謝がない。作ってあげる張り合いがない。」

実母「新体操の習い事に連れて行っても、どうだったか聞いてこない。」

実母「出かけるとき、あいさつもなく、私を避けている感じがする。」

 その都度、言い分をよく聞いて、二人の間を取り持つように心を砕いてきた。

 洗濯物は、別々。というのは、実母は、妻の洗濯で洗剤が洗濯物に残っていたことがあったのが気に入らない。妻がシャボン玉石けんの粉洗剤を使っているのが原因だったのだが(冬場は水に溶けにくいことがある)、妻は、母の使っているAタックなどは、体のためによくないと考えている。それぞれに言い分があり、どっちが正しいとも言えない。

 実母が土曜日にいっしょに料理を作ろうと提案したことがあった。私は、実母と妻が仲よくなればと思い、その提案を支持した。しかし、肝心の妻はストレスだったようで、うまくいかなかった。

 やっぱり難しいのだ。いくら仲人である私ががんばっても、ようは二人の気が合わなければ難しいのである。


【私の立ち位置はどこか!】

 再び、こうした状況で、私の願い

 家族5人みんなが和気あいあいとして暮らすこと。
 欠点は誰しもあるのだから、それを許し合い、受け入れること。1階と2階で分かれて生活することを基本にしながら、お互いにもっと声を掛け合って仲良く暮らすこと。

 これらを達成する鍵は、一体どこにあるのか?!

 それは、以前に妻に期待した役割を自分が担うことであった。
 すなわち、私が一家の家長として、

<実母(あーちゃん)までを含めた家族5人全員を、自分が責任をもって守り抜き大切にする人として自覚する>

ということである。言い換えれば、妻を愛することと同じように、実母を愛することである。
 
 ある意味、妻に期待せず、私自身が実母に声をかけ、世話をし、大切にするということである。妻の変容を期待せず、自分自身を変えることである。自分自身ならば、自分で思い通りに動かせるわけだから。

 毎日のあいさつや声がけも、愚痴の聞き役も、模様替えの手伝いも、妻に期待せず私がやればいいのである
 こう考えて、私は実行してきた。(続く)

◆キーワード:1 嫁と姑  2 夫婦関係  3 対立・不満

◆留意点・その他:

・別に項を立てて書いた方がよいとは思うが、アキコ、クニコは、あーちゃん大好きである。アキコ、クニコには、あーちゃんにあいさつをすること、お話をすることを、私は口を酸っぱくして話してきた。「あーちゃんは、一人で下にいてさびしいんだから、帰ってきたらあいさつをして、お話をするんだよ。」と。
 アキコ、クニコにとって、実母は習字の先生でもあり、関係はとてもうまくいっている。この点は大成功だったと考えている。 


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