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夏休み科学研究テーマ決定 その2 第903号ークニコ「生活に役立つ研究がしたい!」ー [D4 家庭学習・自由研究・夏休み他]

◆リード:クニコ(小4)の科学研究のテーマが決まった。「タマネギを切るときに、涙が出ないようにする方法を見つける研究」である。クニコの生活経験に根ざした、興味あるテーマとなった。

2012.7.15 夏休み科学研究テーマ決定 その2 第903号

ークニコ「生活に役立つ研究がしたい!」ー

近況:21日(土)は、私がクニコを七田チャイルドアカデミーに送迎した。
帰りの車の中で、私は、クニコに七田チャイルドアカデミーの様子を聞いた。

私「今回の速読の本はどんな内容だった。」

クニコ「おしどり夫婦にひな鳥が産まれてね。それをねらって、カラスが攻撃してくるお話だった。」

私「ふーん。」

クニコ「ひな鳥をねらうカラスが二羽いてね、父親のおしどりを攻撃するの。普通はそうすると、母鳥が巣を離れて父親を助けに行くの。そして、そのすきにカラスが雛をいただくというわけなんだけど、その母鳥は、絶対に巣を離れないの。」

私「ふーん。母鳥はかしこいね。ひな鳥のためにがんばってるね。」

クニコ「カラスは、作戦を変えて、ひな鳥を守っている母鳥を直接攻撃したの。そしたら、父鳥がやってきて、(母鳥を攻撃している)カラスと戦ったの。」

私「ふーん。父鳥もひな鳥のためにがんばってるね。」

クニコ「父鳥がカラスと戦っている間に、母鳥は羽の下でひな鳥を守りながら、少しずつ湖に移動していったの。そして、とうとう湖の中に入って、カラスは攻撃できなくなったの。」

私「ふーん、この間の『けむり仙人』の話もよかったけど、今回のひな鳥を守る話も、ステキな話だね。 お父さん、クニコが勉強している間にレイチェル・カーソン『沈黙の春』を読んでいたけど、金儲けのためになら何でもする、世の中を悪くするこのカラスのような人達がたくさんいて、本当にイヤになったよ。 でも、この親鳥のようにひな鳥のためにがんばろうかな……。」

【クニコの科学研究テーマ】

 さて、前回は、アキコの科学研究テーマ「どれが一番長持ちする(カビない)か」を紹介したが、クニコの科学研究テーマを紹介する。

 車中での会話の続きである。(私は車を運転しながら会話している)

私「クニコ、七田の(月1回)の科学実験はどうだったの。」

クニコ「水笛を作って、いろいろ吹いてみた。」

私「それって、水の量で音が高くなったり、低くなったりするだろ。 科学研究のテーマをそっちに替える手もあるよ。」

クニコ「イヤだ。生活に役立つ研究をしてみたいんだよ。」

私「それなら、それが一番いいよ。」


■前回の父と子塾での決めたテーマ

 前回の父と子塾では、まずアキコの科学研究テーマを話しあって決めた。
 その後、続けてクニコの研究テーマも話しあって決めたのだった。

 内容は、「タマネギを切るときに、涙が出ないようにする方法を見つける研究」である。
 タマネギを冷やしたり、逆に温めたり、水に浸けたり~して、どのやり方が効果的か実験的に確かめようという研究である。

 結論として、クニコを次の方法を考えた。

①冷やす ②あたためる ③二つに切る(1日おく) ④四つに切る(1日おく) ⑤外側の皮だけむく(1日おく) ⑥水・お湯に浸ける(切って、切らないで) ⑦お湯をかける ⑧味噌漬けにする ⑧塩漬けにする ⑨砂糖水に浸ける ⑩日光に当てる ⑪りんごといっしょにする

 このアキコの科学研究の話し合いの後だったので、味噌漬け、塩漬け、砂糖水に浸けるなどのアイデアが出ている。

 ⑩日光に当てる というアイデアも、「大根なんか日に当てて干すと、甘くなるみたいだよ。」という話の中で出てきたアイデアである。
 前回の記事にも書いたように、三人寄れば文殊の知恵である。

 クニコは、カレーやシチューを作るためにタマネギを切っている最中、涙が出て困った経験をしている。それが今回の研究テーマの強い動機のベースになっている。

 生活に役立つ研究をしたいというクニコ。「りんごといっしょにしておいたら、タマネギを切る時に涙が出なかった」という結果がもし得られたら、それだけでもすごい発見である。
 科学研究のサポートが(面倒でもあるが)楽しみである。

◆キーワード:1 夏休み科学研究テーマ  2 夏休み  3 父と子塾

◆留意点・その他

・よい研究テーマは、興味ばかりでなく、研究の見通しが立ちやすく、調べる方法がはっきりしている。このことも、大切な条件である。


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