100日読み聞かせチャレンジ開始 第895号ー読み聞かせを成功させる最大のコツー [C1 読書]
◆リード:今まで100日読み聞かせチャレンジを5回ほどやってきた。今回で最後になるかも知れない「100日読み聞かせチャレンジ」を5月22日開始した。親である私も、クニコも、とても楽しめている。その理由は……?
2012.5.22 ファイナル!?100日読み聞かせチャレンジ開始 第895号
ー読み聞かせを成功させる最大のコツー
近況:親類の法事が入ったりして、延び延びになってしまった定例(月例)家族会議。6月4日(月)の夕食後、ようやく行った。
前半に5月の家族イベントの振り返り。心に残ったことベストスリーのトップは、4人とも、5月5日・6日のT家との交流であった。
2番目は、私と妻はクニコの運動会であったが、アキコは運動会・母の日・映画「コナン」の後の外食、クニコはソロバン準2級合格をあげていた。
3番目は、私が運動会や母の日の外食、妻が同窓会、アキコが陸上競技大会400mリレー3位、クニコが運動会であった。
T家は父親(つまり私=ファーザー)同士が親友で、結婚した時期もお互いに同じ。長女誕生もほぼ同じで、二人とも中学2年生。2番目の子もクニコが小4、T家の子が小5男児でほぼ同じ。だから、話が合って、かれこれ10年ほど家族ぐるみで交流している。1年に最低1回ずつはお互いの家をお泊まりし合うのだ。家族みんながとても楽しみにしている。
今回は、相手のお宅へお泊まりする番であった。5日はカラオケ、6日は黒姫高原の黒姫童話館、いわさきちひろ黒姫山荘、温泉と楽しい一時を過ごした。
【ファイナル!?100日読み聞かせチャレンジ開始】
5月22日から、最後になるかもしれない、100日読み聞かせチャレンジを開始した。
最初は、イソップ童話から始まった。すぐにクリアーして、グリム童話に進んだ。
グリム童話と言えば、私は子供の頃「ヘンデルとグレーテル(お菓子の家)」ぐらいしか読んだ記憶がない。ほとんど初めて読んだ感じである。幸いなことに、イソップ童話と違って、クニコもほとんど初めてなのであった。
このグリム童話がまたおもしろい!
話が佳境に入ったところで、
私「この続きは、また明日……。」
と、話をやめようとすると(やめる気はなく、わざと言っているのだが)
クニコ「いいから、早く読んで!」
の反応が、またおもしろい!アキコの時も、よくこのようなやりとりをしていたのだが、そのやりとりが思い出されて、なつかしかった。
ところで、グリム童話の「灰かぶり」があまりにシンデレラのお話にそっくりなので、調べてみたら、シンデレラのお話の元になったお話の一つであった。
【世界のわらい話】
偕成社「グリム童話 三年生」を8日間で読み聞かせ終え、現在は偕成社「世界のわらい話 三年生」を読み聞かせ始めている。この本もおもしろく、クニコも私も、読み聞かせながらよく笑っている。
この中にトルコのお話として、ホジャ物語が載っていた。私は、この本に載っている以外にのホジャ物語を知っていたので、そのお話をしてあげた。
私「お父さんは、これ以外にも、ホジャのお話を知っているよ。」
クニコ「え! 何!」
私「あるとき、ホジャの家にどろぼうが入ったんだよ。そして、たくさんのお金や宝物が盗まれてしまったんだ。それを知った親戚の人たちが、<玄関の鍵をかけておかなかったからだ。>とか、<なんで金庫にしまっておかなかったんだ。用心が悪い。>とか、<番犬を飼っていればよかったんだ。>とか何とか言って、さんざんホジャを責めたんだよ。それで、ホジャは何と答えたと思う。」
クニコ「鍵はなくすかもしれないし、犬はかむかもしれないとか言ったり……。」
私「ちょっと違うな。ホジャは、こう言ったんだよ。<みなさんはさんざん私を責めますが、一番責められるべきはどろぼうではありませんか。> って。そもそもどろぼうが一番悪いんだよ。」
クニコ「あはは。」
【読み聞かせ成功の秘訣】
今、クニコと私は、読み聞かせを楽しんでいる。伝記の時と違って、クニコは、笑いが多かったり、続きを聞きたがりうずうずしたりしている。そんな様子を見るにつけて、やっぱり読み聞かせ成功の秘訣は、
子どもの興味(や発達段階)に合った本を用意すること!
この一点に尽きると思う。この一点こそ、最も重要なポイントである。
言い換えれば、「子ども(そして私)が読んでいておもしろい本を用意すること!」である。
おもしろいから、また読んでとなるし、読み聞かせの後の感想交流も自然とできるのだ。しかも、あとでふり返っても、楽しい時間を共有したという思い出が残るわけである。
クニコの興味(や発達段階)に合った本さえ用意できるなら、クニコが5年生になっても、読み聞かせを楽しめそうである。
◆キーワード:1 読み聞かせ 2 読書の習慣 3 親子のふれあい
◆留意点・その他:
・発達段階に合っているか本どうかであるが、合っている本には子どもは興味を示すことになる。だから、興味を示すということは、すなわち発達段階に合っていると考えても差し支えない。
・偕成社「グリム童話 三年生」、「世界のわらい話」はお勧めである。
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