SSブログ

クニコへの100日チャレンジ読書完了 第891号ークニコへの読み聞かせはラスト100日!?ー [C1 読書]

◆リード:5回目ないし4回目の「100日(冊)絵本読み聞かせチャレンジ」が終了した。そこでの学びと今後の読み聞かせの方針をまとめてみた。

2012.5.21 クニコへの100日チャレンジ読書完了 第891号

ークニコへの読み聞かせはラスト100日!?ー

近況:金環日食の今日は、勤務校の代休。一日中家にこもって、本を読んだり、ブログを書いたりしていた。そして、夜。予定通り家族4人で祭りへ行った。たくさんの夜店を出ていた。

 まずは、神社にお参りし、お賽銭をあげた。夜店の人出の割には、いつも神社前は人出が少ない。つまりは、夜店には行くが、お参りまでしない人が多いということだ。

 たくさんの夜店が出ていた。アキコは、クレープ。クニコは、玉コンニャク。妻は、スパボーを買った。そして、私は甘栗であった。私は、アキコ、クニコ、妻から少しずつ分けてもらい、それぞれ少しずつ食べた。

 こういう一時が、癒やしの一時だ。仕事に忙しい親にとっても、部活や勉強に忙しいアキコ(中2)やクニコ(小4)にとっても。
 
「ただせさえ忙しいのに、時間のムダだ。」
「そんな余裕はない。」

 こんな声が聞こえてきそうである。
 私は、家族とのふれあいに大きな価値を置いているので、その価値観に従うことでやすらぎを得られる。時間のムダどころか、その価値観を無視することは、苦痛ですらある。
 逆に、家族とふれあうという余裕を得るために、仕事を早めに終えたり、効率化を図ったりしている。家族とのふれあいを励みに、仕事をがんばっている。
 仕事ももちろん大切だが、バランスが大切だと、私は考えている。


 

【100冊(日)読み聞かせチャレンジ開始】

 約9ヶ月前の2011年8月28日、『もったいないばあさん』をスタートに5回目ないし4回目の100日(冊)読み聞かせチャレンジを開始した。
 はじめは、1日1冊を目指したが、10分ではとても読み終えることのできない本があったりして、途中から冊数ではなくて日数に変えた。

 今日2012年5月21日に、とうとうクニコへの読み聞かせ100日を達成した。最後の本は、イソップ物語であった。


【今回の読み聞かせの特徴 その1伝記】

 今回は、はじめこそ以前に読んであげた本を再び(再三再四)読んであげていたが、小学館版「学習まんが人物館」シリーズの読み聞かせが多かった。ヘレンケラー、マザー・テレサ、モーツァルト、アンネ・フランク、キュリー夫人、野口英世、松井秀喜、エジソン、ローラ・インガルス、藤子・F・不二雄、ファーブル、エリザベス女王、ナイチンゲール、レーナ・マリア、ライト兄弟を読み聞かせた。
 クニコは、興味をもって聞き、「次(の偉人)は、○○さんがいい。」と言って、本を買ってもらい、読み聞かせてもらっていた。読み聞かせてもらう以外にも、自分でも繰り返し読んでいた。
 おそらくは、その中の気に入った人物の生き方が、自分の人生を設計するときの、モデルになっていくのではないだろうか。
 あるいは、人生の岐路に立ったときの判断の参考資料になっていくのではないだろうか。
 あるいは、自分の(人生の)可能性を考えるとき、広く考えたり、柔軟に考えたりするようになっていくのではないだろうか。
 これらこそが、伝記を読み聞かせる理由である。


【今回の読み聞かせの特徴 その2イソップ物語】

 2番目に多かったのが「イソップ物語」である。一話が余り長くなく5分程度で読め、疲れているときや時間のないときなどには、読み手にも聞き手にもぴったりの読み聞かせであった。

 しかも、イソップ物語は、たとえ話の中に貴重な教訓が含まれている。例えば「アリとキリギリス」「北風と太陽」「うさぎとかめ」のように、なまじ教訓めいた説教よりも、よほど分かり易く、かつ説得力があり、印象に残るのである。

■クニコと感想を言い合ったイソップ物語「ライオンのわけまえ」

 5月に読んだイソップ物語に「ライオンのわけまえ」があった。

・イソップ物語「ライオンのわけまえ」の要約……ライオンとろばときつねが、仲間になって狩りをした。
 まず、ろばが、野生のやぎがたくさんいるほらあなに入って、大声でわめきたて、ほらあなからやぎたちを追い出した。
 次に、きつねが飛び出してきたやぎたちを追いかけ回して、こんもり茂ったやぶのほうまで追い詰めた。
 すると、やぶに潜んでいたライオンが飛び出し、やぎたちを片っ端からかみ殺した。
 問題は、その後の獲物の分配である。ライオンに「この獲物を上手に分けてくれないか。」と言われたろばは、3等分した。ライオンは、「こんなふうに分けるなんて、気が利かない!」と怒って、ろばをかみ殺した。
 次に、きつねくんに分配を頼んだ。きつねは、自分のために、やせて骨ばった子やぎを一頭だけとり、後は全部一山にしてライオンに差し出した。
 ライオンから、「さすがにきつねくんだ。こういう分け方を、きみはだれから教わったのか。」と問われたきつねは、「なにろばくんの死に方を見ていれば、だれだって、こんなふうに分けるでしょう。」と答えた。

 たとえば、このイソップ物語「ライオンのわけまえ」では、読んだ後に感想を言いあった。

私「お父さんは、ライオンはバカだと思うよ。ろばを殺してしまったら、ほらあなから追い出す仕事をする人がいなくなる。その分、次から狩りが大変になるよ。(そんなことを勧める)イソップよりも、お父さんの方が賢いな!」

クニコ「でも、(ろばが死んだおかげで)その分(3人ではなく)2人で分けることになるから、それでも(狩りが大変になっても)、その分分け前が多くなる。」

 「うーん。クニコは賢い。9歳だといって侮れない。」と正直思った。
 イソップ物語は、先に書いたように、なまじ教訓めいた説教よりも、よほど分かり易く、かつ説得力があり、印象に残る。しかも、たとえ話であるために、具体的で話し合い易いのだ。もう一つ言えば、話自体がおもしろい!

 「こうもりの命拾い」「満腹オオカミ」「恋するライオン」など、何回読んであげても、クニコは笑って聞いていた。私も、読みながら笑っていた。

 これらは、「イソップ物語 三年生」(偕成社780円)に載っているのだが、この本の表紙には次のように書いてあった。

「イソップ童話には、おもしろい話がたくさんあります。いろいろな生活の知恵もおしえてくれます。この本には、とくにゆかいな話をあつめました。ぜひいちどは読んでほしいお話ばかりです。イソップのおもしろさをいっぱい味わってください。」(引用)

 おもしろいわけである。イソップの中でも、とくにゆかいな話を集めたのだから。
 お勧めの一冊だ。


【ラスト?!100日読み聞かせ その方針は?!】

 さて、アキコは小学校4年生の終わりまでで、私による読み聞かせは完了した。アキコなみにいけば、クニコへの読み聞かせも、4年生で終わりである。そうすると、今までのペースで考えると、最後の100日(冊)読み聞かせである。

 伝記もさらに読み聞かせたい。
 イソップ物語の次は、グリム童話やアンデルセン童話などの世界の名作童話を読み聞かせたい。
 そして、日本の昔話。とりわけ神話(天岩戸や八岐大蛇など)を読み聞かせたい。なぜなら、ついこの間、アキコが天岩戸の話を知らないと知って、少々私はショックだったから。
 合わせて、世界の昔話や神話なども読み聞かせたい。

 私の中で、「よい本を読む習慣」は、<幸せになる5つの約束>の一つになっているぐらい大切な習慣だ。アキコと同じように、クニコにも、絶対にその習慣を身に付けさせたい。おそらくは、アキコほどでないかもしれないが、読書の習慣は身に付きつつある。


◆キーワード:1 読み聞かせ   2 読書の習慣  3 幸せになる五つの約束

◆留意点・その他:

イソップ童話 三年生 (学年別・新おはなし文庫)

イソップ童話 三年生 (学年別・新おはなし文庫)

  • 作者: 三田村 信行
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2001/03
  • メディア: 単行本


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0