クニコの新体操の発表会に遅れる! 第880号ー真の原因は、自分の本気度や決意の弱さー [I-3 親の構え・役割]
◆リード:妻が正確にしかも事前にクニコの出番を教えてくれなかったせいで、クニコの新体操発表会に間に合わなかった。このように、一旦は思ったものの、真の原因はそこにはなかった。真の原因は……!?
2012.3.18 クニコの新体操の発表会に遅れる! 第880号
ー真の原因は、自分の本気度や決意の弱さー
近況:土曜日の昨日、仕事をみっちりとやった反動か、今日は週案など最低限の仕事のみとして、ブログを書いたり、本を読んだり、クニコの新体操の発表会に行ったり、音楽を聴いたり、ゆったりとして1日を過ごした。
午前中近所の書店で『小五教育技術4月号』(小学館発行の月刊教育雑誌1,100円)を購入した。私と友人の原稿が載っているからだ。私が書いた原稿は、2ページだが、プロのイラスト入りで、しっかりと載っていた。かれこれ20年以上つき合っている、教育サークルの仲間と執筆したのだが、仲間の絆を感じてうれしくなった。
原稿料で、家族に何かプレゼントしようかな。それとも本代に使うかな。
【新体操発表会当日の朝】
18日(日)は、クニコの年1回の新体操発表会。
妻は、新体操の部の発表会は、朝の段階で12時30分~と言っていた。
午前中は、野球部(本当は1日練習試合の予定が、雨のため午前中のみ学校での練習に変更)の活動があるアキコは、
アキコ「うーん、午後から見に行くのはやめておく。」(勉強するから。)
私「うーん、クニコの発表は見たいから、そのときだけ行くよ。ずっとは困るから大体何時頃からか教えてよ。」
妻「うーん、よくわからないわよ。」
【10分ほど遅刻した私】
何時頃からクニコの発表があるか聞くために、12時15分頃妻に電話した。
いくら待っても出ない。
「うーん、確か12時40分からだったんじゃないかな。」こう思いつつ、家を出た。会場に着いたのが、12時45分頃。既に新体操の演技は始まっていた。妻が会場でビデオカメラを回していた。(クニコではなかったが)
近くに置いてあったプログラムを見てびっくり。クニコのグループは、最初の発表となっていた。ということは、タッチの差で見られなかったということだ。
私「あのー、今プログラムのここですか。」
近くの人「そうですね。」
「しまった!10分ほどの差でクニコの演技を見逃してしまった!」こう思って、少し落ちこみ、自己嫌悪に陥った。なぜ、もっと早く来なかったのかと……。
私「だから、何時頃か伝えてくれと言ったのに。トップの発表じゃないか!」
このように妻を責める言葉も心の中で浮かんできた。
だがしかし、最も反省すべきは、私自身だと思い直した。
まず私自身がクニコの年1回の新体操発表会を本気で見ようという気迫というか、本気度というか、固い意志に欠けていたと思ったから。ここが甘かったから、妻の返事もあいまいだったし、あいまいなままですませていたと思うから。それに、会場は、自宅から車で10分ほどなのだから、自分でクニコの出番を確認してもよかったのだ。
かくて、クニコの出番がもうないことを確認して、すぐさま会場を後にした。
【ビデオでクニコの新体操の演技を鑑賞】
5時頃、妻とクニコが帰ってきた。
私「クニコ、お父さん、今日見に行ったときにはクニコの演技は終わっていて、とっても残念だったよ。ごめんな。夕食の時、みんなでビデオを見ような。」(妻がビデオを撮っていた。)
そして、夕食時、4人そろって、クニコの新体操発表会を見た。静かに見入る4人。
わずか5分ほどの発表。
私「うーん、クニコの演技はきれいだったな。とても上手だったよ。」
クニコ「うん。」(ニコニコしてみている。クニコも自分の演技を見るのは初めてなのだ。)
【子ほめ条例により好きな本を進呈】
私「クニコ、演技が上手だったし、1年間ずっと新体操をがんばってきたから、子ほめ条例で、『なでしこキャプテン!夢は見るものではなくかなえるもの』でも買ってあげようか。」
クニコ「それよりも、(小学館版学習まんが人物館シリーズの)レーナ・マリアがいい。」
私「わかった。じゃあ、そっちにするよ。」
かくて、わが家の子ほめ条例により、クニコの好きな本「レーナ・マリア」をインターネットで注文した。父と子塾の際に、賞状と合わせて、プレゼントする予定である。
【やっぱり反省すべきだった】
その後、いっしょに入浴。2階から1階の風呂場へ移動する際、クニコをおんぶしていった。そして、風呂場でも演技をほめた。
風呂上がり後、クニコの希望により、久しぶりに「かかし遊び」をした。それは、私がかかしとなって両手を広げて立ち、その回りを、クニコが足を着かないように回っていく遊びである。クニコは、足を着かないようにして私につかまりつつ回りを3回転できた。
こうして、私は自分の失策をある程度は、カバーした。すなわち、遅れたことを謝り、ビデオで鑑賞し、ほめたたえた。そして、クニコの努力に報いて、好きな本を買い与えた。さらに、クニコの求めに応じて、おんぶをしたり、かかし遊びをしたりした。
だがしかし、この本気で見ようという気迫というか、固い意志に欠けていた点は、大いに反省した。妻に責任転換しては決してならないと考えた。
こう考えていると、次の新約聖書の一節が思い浮かんだ。
「なぜ相手の目の中の塵を除こうとするのか。あなたの目の中にはそれよりも大きな塵があるではないか。まず自分の目の中の塵を除きなさい。そうすれば相手のこともはっきりと見えるだろう。」(人のことをあれこれ批判(して責任転換)する前に、自分のいたらなかった点をまず反省しなさい。)
長女にも、次女にもできる限り同じようにしてあげたい。アキコの少林寺拳法は応援に行ったのだから、クニコにもそうすべきだった。しかも今回は、あと10分早く行けば見ることが十分にできたはずなのに、この失策。今後は決してそうはしない!そう固く心に決めた。
◆キーワード:1 子供の発表会 2 信頼関係 3 親の構え
◆留意点・その他:
本当に、よく分かりますよ!!!
私の両親や夫も、しょっちゅう、
息子の運動会の競技や、発表会の演目を見逃してます。
私は、いつも最初から居る様にしてますが、
もう、ほとんど、一日中になりますね〜。
子供の行事関連って、時間が特に、
定まらないケースが、多いんですよね。
録画があって、よかったですね〜!!
クニコちゃん、お疲れさまでした!
by qooo (2012-03-19 16:13)
>qoooさんへ
母親はやっぱりすごいと思います。毎週ある土または日曜日の野球の練習試合の送り迎えを続けていますもの。私は、ほとんど妻の都合がよくなく、頼まれた場合だけですものね。
次回は、見逃しません。
by ファーザー (2012-03-21 21:27)
>hayatoさんへ
一体過去のどのブログ記事から、「めんどくさい父親」だという感想をもたれるのでしょうか。過去記事は、879号もあるのです。人のことを、めんどくさい父親などと評価するのだったら、きちんと根拠を示すことがマナーですよ。面と向かってそう言えますか。それとも、根拠を示すのは、「めんどくさい」ですか。
私の父親としてのアイデンティティは、「どんな父親でありたいか」http://kazoku.blog.so-net.ne.jp/2007-06-10-1に書いてあるとおりです。過去には、娘の発表会を見るために、忙しい中、往復3時間かけて会場に行ったこともあります。cf.「仕事優先か、我が子の発表会か!?」http://kazoku.blog.so-net.ne.jp/2006-12-30-1
このブログは、コメントする人は少ないですけれど、毎日500人以上が訪問してくれています。いい加減な評価は、みんな見てますよ。
by ファーザー (2012-03-21 21:45)