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親の誕生日をどう祝うか?! 第853号 [K2 親孝行]

◆リード:実母の誕生日をどう祝うか。これは、どうやって実母を喜ばせたらいいかということである。わが家の場合、ショートケーキとプレゼント&手紙、そして外食が定番だ。今回は、実母の誕生日が書道教室のある金曜日だった。そこで、あるアイデアを思いついた。

2011.10.22 親の誕生日をどう祝うか?! 第853号

*近況:22日(土)つまりつい先ほど、実母の誕生日を祝って、実母の希望するレストランで食事をしてきた。
 その際、妻が発した言葉

妻「11月23日(勤労感謝の日で、結婚記念日)は、A中学との練習試合が入ったみたいよ。いつものように、家族そろってどこかへ行くには難しいわよ。」

私「えっ!」(またアキコの野球部か。大会も終わったんだし、いい加減にしてくれ!この日は結婚記念日なんだ。)

妻「A中学校は、県大会で優勝したばかりよ。」

アキコ「よくそんな学校とコンタクトとれたな~。」

 結婚記念日は、わが家の大事な家族イベントなのに、それが部活動の練習試合のせいで(今日も実は部活動の練習試合で1日ずっとアキコはいなかった。帰宅は6時過ぎであった。)、できなくなることに内心立腹していた。
 
私「おい、結婚記念日は家族みんなで祝うのが言わなくても決まり(不文律)だろ。練習試合1回ぐらい休んでもいいんじゃないのか。」

アキコ「うーん、普通の練習試合ならそうしようかと思っていたけど、県大会で優勝したところとの練習試合だからな~。(出たいな~。)」

私(間)「そういう理由なら。お父さんも、今回は譲ろうか。本心から出たいなら。部活でみんなが参加するからしょうがないというような理由なら、今回は休んでもらおうかと思ったけど……。」

 それにしても、毎週土・日もアキコの野球部は活動をしている。おかげで、家族イベントが思うようにできなくなっており、その面では本当に困っている。

 それでも、10月の9日・10日は、友人一家とキャンプをした。それは、1ヶ月以上前からずっと準備周到に取り組んできたから可能だったと言える。

 数少ない空いている土日を活かすためには、これまで以上に、家族イベントには、計画性が大切になってきた。

【実母の誕生日祝いへの準備】

 先月の家族会議で、実母(あーちゃん)の誕生日は、重要家族イベントとして、チェック済み。21日の家族家レンダーには、ハートマークが描かれていた。

ハートマーク.JPG

 1週間程前には、夕食をみんなで食べながら、進捗状況をチェック

私「来週のあーちゃんの誕生日の準備はできているか!?お父さんは、カードブッチ内のイベント会場で、素敵なネックレス兼ストラップを見つけて、買ってきたぞ。」

妻「私も、プレゼントを買ったわよ。」(後で聞いたら、ハンカチとキャッシュカードなどのカードケース。)

クニコ「クニコは、布でコースターを作る!」

アキコ「アキコは、巾着(きんちゃく)。」

 それぞれ、準備は進んでいるようだ。一安心。

 今回は、誕生日が書道教室のある金曜日。曜日に関係なく、その日にショートケーキでお祝いというのがこれまでの原則であったが、さすがに生徒がいるところでは無理ということで、翌土曜日にケーキでお祝いということになった。
 そして、毎週土曜日は、家族5人1階でそろって夕食を食べているのだが、今回はそろって外食することになった。その後、自宅に戻ってケーキでお祝い、プレゼント渡しとなる。


【書道教室の日が誕生日というチャンスを活かす】

私「書道教室の日が誕生日というのは、7年に1回?かな。あーちゃんが生きている間には、もしかしたらもうないかもしれないよ。アキコ、書道教室のみんなに色紙かお手紙か、誕生日のお祝いのメッセージを書いてもらうようにしてみたらどうかな。」

妻「書道教室を辞めるわけじゃないんだし、色紙はいいんじゃない。(お手紙にしても)強制するのは、どうかと思うわ。」

私「べつに強制するわけじゃない。ただ、アイデアを出して誘っているんだよ。自分からアイデアを考えてやれなくても、誘われればやれる人はいる。やれる人がやればいい。」

アキコ「頼んでみる。」

 というわけで、アキコが便せんと封筒を買ってきて、書道教室に通っている仲間(アキコと同学年の4名のみ)に紙を渡した。


【誕生日の当日】

 いつものように朝早く起きた私は、さっそくホワイトボードに誕生日にお祝いメッセージを書いた。

私「誕生日おめでとう。いつまでも元気でね。日野原さんよりも24歳も若いよ!□より。」

 そして、同じく早起きをしているアキコに、続けて書くように頼んだ。アキコは、次のように書いていた。

アキコ「これからもずっと書道を教えてね! アキコ」

 アキコの後に、クニコ、そしてタカちゃんにも同じように頼んだ。クニコ、タカちゃんも書いてくれた。

クニコ「長生きしてね!! クニコ」

タカちゃん「まだまだこれから、いつまでも元気・元気で タカちゃん」

 実母ホワイトボードメッセージ.JPG

こうして出来上がったホワイトボードメッセージを、1階ダイニングキッチンのテーブルの上に置いてきた。(あーちゃんは、夜型生活なので朝7時頃はまだ寝ている。「誕生日おめでとう!」とよほど声をかけようかと思ったが、黙って置いておいた。」)


【帰宅後】

 帰宅後、さっそくあーちゃん(実母)に、

私「お母さん、誕生日おめでとう!」

と声をかけた。

あーちゃん「ありがとう!感激したれ、手紙とメッセージ。消したくないから、そのままにしているよ。ケータイに撮ったし、写真にも撮ろうと思っている。」

私「その方が、ケータイ画面よりも大きくていいと思うよ。」
 
 笑顔でうれしそうに言う実母。かけた時間は、ほんの数分なのに本当に喜んでくれていた。そんな実母の姿を見て、私も本当にうれしくなった。

あーちゃん「生徒たち、手紙までくれたんだて。うれしくて……。」

 実母は本当に感激していた。あとで詳しく見せてもらったら、<先生のおかげで字が上手になった~とか、字を書く練習が楽しい~とか、先生のおかげで左利きだったのが右手で書けるようになった~とか>それぞれ感謝の言葉が書かれていた。かくて手紙作戦も、大成功だった。

 私から見ても、あーちゃんは生徒のために、骨身惜しまず熱心に教えてきたと思う。その大前提があっての、生徒たちの感謝の言葉だったと思う。

 しかし、感謝の気持ちも<感>じているだけでは相手に十分には伝わらない。言葉で表現すること(<謝>の字は、言うことで射ると書くではないか。)が大事だ。だが、その感謝の気持ちを伝える機会は、いくらでもあるはずだが、なかなかあるようでない。今回は、そのよい機会を提供することとなったようだ。
 その意味で、生徒にとってもよかった。


【ショートケーキ&誕生日プレゼント】

 1日遅れの土曜日の今日。外食から帰ってきて、みんなでショートケーキでもう一度あーちゃんの誕生日をお祝いした。

 ハッピーバースディの歌を歌い、プレゼントをあげて、記念撮影をし、ケーキを食べた

プレゼントを渡す.JPG

実母へのプレゼント.JPG


 実母は、ここでも生徒たちの感謝の手紙がうれしかったことや、私と妻、アキコ、クニコのホワイトボードメッセージがうれしかったことをもう一度語ってくれた。

 孫たちによる手作りプレゼント、嫁や息子からのプレゼント、そして生徒たちからの感謝の手紙。あーちゃんにとって、本当にうれしい誕生日プレゼントとなった。

実母を囲んで.JPG

 ホワイトボードに書いたメッセージの通り、実母にはまだまだ元気で生きていてほしいと心底思っている。

 さて、私の持論は、家族をよくしていくには、そうしたいリーダーが少なくとも一人いればいいというものである。私は、アキコに手紙のアイデアを出し、私自身もホワイトボードにメッセージを書いてみんなに回した。つまり、リードしたわけである。これだけですべてうまくいった。あーちゃん自身の人徳や、家族みんなの誕生日を祝うという伝統がベースにあっただろうが、手紙のアイデアを出したり、ホワイトボードを回し始めたりしなければ、そうした展開にならなかったことも確かだ。やっぱりこうしたいと言い出すリーダーが必要なのだ。そうすれば、その方向に動き出す。

 12月は、妻の誕生日。その際も、家族みんなで祝っていこう。実母の時と同じように、妻の笑顔が見られるように。

【関連記事】あったかい家族日記  「家族の広場」 

E2 誕生日・記念日を祝う

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◆キーワード:1 誕生日祝い  2 家族の伝統  3 親孝行

◆留意点

・この日は、妻は出勤日。いつもは妻がクニコを七田チャイルドアカデミーに連れて行くのだが、私が連れて行った。途中、大型書店の育児コーナーで、何冊か本を買った。そのうちの一冊、哀川翔『俺んち、ヤバい!?』がおもしろかった。家族の絆を大切にするところ、父親が子育てに積極的にかかわるところなど、価値観や行動が私と似ている部分が多かった。それに、おもしろかった。父親にお勧めしておく。

俺んち、ヤバい!? ~家庭ではなく“族”を目指して~

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  • 作者: 哀川 翔
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  • 発売日: 2011/10/20
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コメント 2

qooo

お母様のお誕生日、素敵なお祝いになりましたね。
生徒さんからのお手紙や、ホワイトボードへのメッセージ、
お孫さんからの手作りプレゼントなど、
お金では買えないものが、うれしいですよね。
何よりも、家族が集まってお祝いする事が、
素晴らしいと思いました。

哀川さんの本も、面白そうですね。
読んでみたいなと、思いました〜。
by qooo (2011-10-24 12:35) 

ファーザー

>qoooさんへ
コメントありがとうございます。

近年こそ、自分の誕生日祝いを楽しみにしている実母ですが、初めて誕生日を祝いたいと言ったとき、実母は、「この歳では、誕生日は(年を重ねることになるので)うれしくないよ。祝わなくていいれ。」というつれない返事でした。それにもめげず、実母の誕生日祝いを続けたのがよかったですね。実際、孫や自分の子ども(私のこと)、嫁から祝福されるのは、いくつになってもうれしいはずです。

さて、哀川さんの本ですが、お勧めです。実は哀川翔さんのことは全く知らないで読んだのですが、哀川さんの家族は、家族の絆を大切にした、芯のある子育て方針で、実にあったかい家族だと思いました。私は一気読みしました。
by ファーザー (2011-11-01 21:23) 

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