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同居の親とのあいさつと会話の心得 第851号 [K2 親孝行]

◆リード:わが家は、妻と私とアキコ(中1)、クニコ(小3)、あーちゃん(実母)の5人家族である。あーちゃんが1階で生活し、若い夫婦家族4人が2階で生活するようになって、5年以上である。実母が1階に一人でいて、さびしくないように、普段は帰宅後すぐに(帰宅後のあいさつと合わせて)と、クニコとの入浴前(おやすみのあいさつと合わせて)とには必ず声がけをしている。そのとき、心がけていることは……。

2011.10.13 同居の親とのあいさつと会話の心得 第851号

*近況:夕食時の団らんで、クニコがこう言った。

クニコ「今日お昼、ランチルームで食べているとき、(担任の)A先生に呼ばれたの。叱られるのかな~て、思ってどきどきしながら先生の所に行ったら、踊りの発表の最後部分(10秒ぐらい)の振り付けを考えてくれないって頼まれたの。クニコはもう食べている間に考えて、昼休みにやってみせたの。先生は「もう考えついたんですか。」と言われたけど、クニコのアイデアが採用されたよ。」

私「へえ~、頼まれること自体がすごいじゃん。」
妻「新体操をやっているのをA先生知っているから、頼んだんだわ。」

私「学習発表会での踊りが楽しみだな。」……

 クニコの通う○小フェスティバル(展覧会&学習発表会)は、今月の30日。祖母を含め、家族みんなは楽しみにしている。

【嫁と姑の間にいる私のスタンツ】

 リードに書いたように、あーちゃんが1階で生活し、若い夫婦家族4人が2階で生活するようになって、5年以上である。

 端的に言えば、これが妻である嫁と姑である実母とのほどよい距離感というわけである。
 
 嫁と姑のことを書き出すと、それだけで何本かのブログ記事になるだろうが、二人が仲良くなるように、私なりに精一杯やってきたつもりだ。しかし、それでもむずかしいのが、嫁と姑の中である。息子の私としては、妻と実母がもっと仲よくしてくれるとうれしいのだが、それがむずかしい。現状では、けんかしないだけ、よいと考えている。もちろん、仲がよくなるように取り持つ努力は継続していくが……。

 妻や実母(の関係)を変えることは容易ではないが、自分のことを変えることはできる。私は、「嫁と姑の関係がどうあろうと妻と実母それぞれを愛していくしかないと思い、自分ができることを実行していく。」というのが、私のもう何年間もそうしているスタンスである。
 

【声がけの価値】

 幸い75歳を超えても、元気で書道を教えている実母であるが、1階で一人さびしくしていないように、できるだけ声がけをするようにしている。また、その方が絶対に元気で長生きしてくれると思うからだ。
 実際一人で声をかける人もなく生活しているお年寄りよりも、毎日声をかける人がいるお年寄りの方が元気でいられるという統計データもある(出典は忘れた)。

 そこで、大事にしていることが、普段の毎日のあいさつと会話である。
 朝の出勤時は、実母はまだ寝ている。となると、帰宅時「ただいま。」のあいさつと、就寝時の「おやすみ。」のあいさつが大切になってくる。


【あいさつ時に心がけていること】
 
 私は、それぞれのあいさつで、必ず実母のいる所まで行き、実母の表情を見、できるだけ目を合わせてあいさつするようにしている。そうすることで、実母の元気度がある程度表情でわかるからだ。そうすることで、私は安心するし、実母は声をかけられれば、やっぱりうれしいからだ。
 実際は、私の方が実母から「仕事が忙しそうだの。体は大丈夫なの。」と、逆に気遣いをされることもある。考えてみれば、実母にとっても私の元気な姿を見ることは、意味のあることなのだろう。

 声が届くところではなく、いる所へいくことも大切だと思っている。いる場所へ行かなければ、お互いの表情や様子がわからないからだ。その場所に行けば、何か仕事をしていたりする場合は、手伝うこともできるし、向こうも近くに来れば頼みやすくなる

 もう一つ心がけていることは、会話をできるだけ長くすることである。実母のいる所まで行き、「ただいま」「おやすみ」では、それこそ1分足らずで終わってしまう(それでも価値はある)。だから、必ずもう一言は付け足すようにしている。
 その会話を少しでも長くするためにも、いる場所に行くことがポイントになる。


【その場所に行けば会話のネタがある】

 たとえば、今日の場合である。
(妻とクニコは、玄関で出迎え。そこでも、「ただいま。」と「お帰りなさい。」のあいさつがある。アキコは部活から帰ったばかりでシャワー中。アキコがいれば、アキコも出迎える。これはわが家の長~い伝統である。) 
 その後、そのままダイニングキッチンにいる実母の所まで行く。

私「ただいま。」

実母「お帰り。」

 テーブルの上に、イチジクを発見。

私「へえ、イチジクだね。」

実母「買ってきてみたんだて。」

私「おいしそうだね。」

実母「でも、ちょっとまだ固いんだて。」

私「旬だから、きっとおいしいよ。」

実母「そうらろかの。」

私「栄養たっぷりだよ。」(健康にいいよ。)

実母「そうだの。」

 あいさつ以外に一言でも多く話す。これを心がけるだけで、会話量は倍増する

 そして、相手のいる場所に行けば、ネタはたくさんあるのだ。


【おやすみのあいさつ】

 夕食が終わり、しばらくして果物タイムも終わって、入浴の時間になった。

 クニコと私は、一緒に入浴するのだが、その前か後に、いつも1階にいるあーちゃんに「おやすみ」のあいさつをしている。

 そこでも、おやすみのあいさつ以外に、何か一言でも多く会話するように心がけている。
 クニコが早々に「おやすみ」と言ってお風呂に入ろうとしたのを、私が呼び戻し、

私「クニコ、ほら、今日踊りの振り付けをA先生に頼まれて、作ってあげたことをあーちゃんに報告しなきゃ。クニコはね、担任の先生に頼まれて、踊りの最後の部分振り付けを考えたんだよ。」

あーちゃん「そうなの。よかったね。あーちゃん、踊りの発表を見に行くの、楽しみだな。」

クニコ(ニコニコして聞いている。)

 これも大切な躾であって、よい出来事など、あーちゃんにも報告するように躾けている。

 あいさつと会話の心得。それは、その場所に行って、相手の表情を見て、一言でも多く会話するように心がけることだと、私は考えている。そして、一番大事なことは、相手を気にかけ、思いやるという気持ちをもって毎日続けることだと思う。


【関連記事】あったかい家族日記  「家族の広場」 

心やすらぐ「おやすみ」のあいさつの躾! その2

K2 親孝行

K4 嫁と姑 

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◆キーワード:1 会話  2 あいさつ 3 親孝行

◆留意点

・この日、駅伝に参加したアキコに、あーちゃんにそのことを報告したかどうかを問うた。アキコは「もうしたよ。」と言っていた。アキコには、この面の躾が実りつつあるようだ。

・親業で教える会話法も、とても有効である。次の本はお薦めである。

子どもに愛が伝わっていますか―心のかけ橋をきずく“親業”

子どもに愛が伝わっていますか―心のかけ橋をきずく“親業”

  • 作者: 近藤 千恵
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: 単行本


・「会話がとぎれない話し方66のルール」もよい本だ。家族の会話でも、役立つと思う。

誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール

誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール

  • 作者: 野口 敏
  • 出版社/メーカー: すばる舎
  • 発売日: 2009/07/21
  • メディア: 単行本


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