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自由研究『俳句の季語調べと俳句作り』その4 第844号 [D4 家庭学習・自由研究・夏休み他]

◆リード:この夏休みに、クニコ(小3)との初めての自由研究『俳句の季語調べと俳句作り』に取り組んだ。前号は、完成した実物を写真で紹介した。今号は、完成までのかかわり「季語カードの作成と分類」について書く。

2011.8.17 自由研究『俳句の季語調べと俳句作り』その4 第844号

ー自由研究はわが子とかかわり教える最上の機会!ー

*近況:昨日10日(土)は、週1回の家族の日(家族のことを最優先する日)でした。アキコの練習試合の送迎&応援。夕方は「第二期105回父と子塾」。夜は、義母の誕生日を祝っての夕食会でした。
 練習試合では、アキコは2試合目の後半に出してもらえ、ピッチャーゴロでしたが、打席にも1回立ちました。親としては、その姿を見ることが何よりの楽しみですね。

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※ 打席に立つアキコ(中1)

 父と子塾では、わが家の子ほめ条例により、アキコ・クニコの賞状と副賞として本をプレゼントしました。

【クニコ、季語を調べたカードに写す】

 「自由研究『俳句の季語調べと俳句作り』その3 第833号」に書いたように、クニコは、「どんな季語が身近にあるか調べる」ために、まず父と子塾で学習してきた「『五色名句百選かるた』の百句の季語」や、『親子で楽しむこども俳句塾』に載っている季語を調べてカードに抜き書きした。合わせて約200の季語がある。これらをすべたカードに抜き書きした。
 抜き書きの作業は8月5日から始め、8月9日(火)~12日(金)の家族旅行をはさんで16日までに、クニコは暇をみて作成・完成させた。

 単純作業ではあるが、これ自体結構な枚数と作業量で、かなりの基礎体力を要する。私は、やり方について話しただけで、一切手助けはしていない。クニコは、がんばったと思う。


【季語カードを分類する】

 17日(水)、年休であった私は、クニコの自由研究の指導を本格的にすることにした。

 まず、春・夏・秋・冬・新年と各約40枚ある季語カードに、季節が色で分かるように、春カードは水色、夏カードは橙色、秋カードは黄色、冬カードは黒、新年カードは桃色というように色をつけさせた。

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 次に、いよいよ各季節のカードの分類である。燕・鶯・蛙などは、容易に「動物」に分類できる。同じように、梅・椿・菜の花などは、容易に「植物」に分類できる。問題は、それ以外のカードである。

 クニコは、「食べ物」の項目を考えつき、「記念日」の項目も考えついた。あと、私と相談しながら「天気(あとで天候に変更)」の項目や「行事」、「遊び」の項目を付け足した。さらに、これ以外の項目の場合は、「その他」に分類することにした。

 かくて、クニコは、分類を続けた。

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 クニコは、「ぜんまい」は、植物に分類すべきか、食べ物に分類すべきか迷っていた。秋刀魚も同じように迷っていた。

クニコ「お父さん、秋刀魚は、動物グループに入れるの、それとも食べ物グループがいいの?」

私「うーん、秋刀魚は魚だから動物でもあるし、食べ物でもあるし迷うよね。食べることの方が多いから、食べ物に分類したら。そうじゃなかったら、秋刀魚と書いたカードをもう1枚作って、両方に入れるかだな。」

クニコ「うーん、食べ物に入れておく。」

 ずっと前に父と子塾で学んだ俳句に載っていた「御慶」「左義長」「炎帝」など、意味を忘れてしまって分類できないでいることもあった。

クニコ「お父さん、<左義長サギチョウ>って何のことだっけ?」

私「左義長は、<どんとやき>のことだったろ。ほらいらなくなったお飾り類を焚き上げる火祭りのことだよ。○△でやっていたじゃないか。」

クニコ「そうか。じゃあ、行事に入れればいいな。」

 意味がわからなければ、分類はできない。こんなふうに、季語をもう一度学び直すこともあった。


【分類した項目】

 かくて最終的に、次のような分類項目となった。春の季語を例にあげて示す。

■①天候…水ぬるむ、春一番、うす氷、立春、春風、風光る、おぼろ月、さえかえる、雪解け、春の月……

■②植物…梅、椿、タンポポ、菜の花、菫、チューリップ、土筆、桜…

■③動物…燕、若鮎、鶯、蜂、蛙、蝶、猫の子、桜貝…

■④食べ物…ぜんまい、白魚、花見団子、桜餅、ひなあられ、イチゴ…

■⑤行事・記念日・遊び…進級、畑打つ、野遊び、ひな祭り、卒業、遠足、種まき、エープリルフール、ピクニック、入学、春休み、風船、シャボン玉

■⑥季節の物…※ 春のものは見つからなかったので、夏でいうと、風鈴、噴水、扇子

■⑦その他…朝寝、春の宵、山笑う


【夕食時の団らん】

 夕食時には、クニコの自由研究をめぐって、会話があった。

私「クニコは、季語をいろいろ分類したから、明日はその分類の続きと、身近な季語調べだな。キキョウやサルスベリが咲いているぞ。写真を撮って、できたら写真も貼ればいい。」

クニコ「(今、食卓に出ている)ナスやカボチャもそうじゃない。」

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私「そうだ。ところてんもだ。」(写真を撮る)

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 自由研究で俳句の季語調べに取り組んだおかげで、季節感に敏感になってきたクニコと私であった。

 私は、アキコ(中1)が同じく小学校3年生の時、自由研究「いろいろな色の名前とその由来」でいっしょにかかわって研究を進めた。私は、そのことを思い出していた。

 「自由研究はわが子とかかわり教える最上の機会だ!」

 「アキコの時と同じように、クニコにもかかわってあげよう!」

私は強く心に決めていた。

【関連記事】あったかい家族日記  「家族の広場」 

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  • ◆キーワード:1 夏休み自由研究  2 夏休み  3 俳句

  • ◆留意点・その他

    ・カードに書いて分類するという方法は、KJ法と呼ばれる方法である。そのKJ法も合わせて教えたことになる。

    ・インターネットの「俳句歳時記 季語」では、季語を同じく春夏秋冬新年に五つに分けたうえで、「時候 天文 地理 生活 行事 動物 植物」の7つに分類している。それはそれで指導する立場の私は、当然おさえてある。これ以外の分類法もである。
     今回は、クニコの発想(分類)を大切にしてあげたかったので、このような分類となった。


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