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アキコの科学研究 その1 第837号ー研究のテーマや構想を立てるー [D4 家庭学習・自由研究・夏休み他]

◆リード:夏休みに入って間もない頃、アキコ(中1)が科学研究として「シミの研究をしたい」と言い出した。そこで、私はアキコにいろいろと質問したり、アドバイスしたりして、科学研究のテーマや構想を明確にさせていった。

2011.8.上旬 アキコの科学研究 その1 第837号

ー研究のテーマや構想を立てるー

 録画していたNHKスペシャル「なでしこジャパン」を、家族で見終えた後、

アキコ「お父さん、これでいい。」

と、アキコは私に自由研究のメモを渡した。

 メモ用紙に「シミの研究」と書いてあって、カレーなど三つくらいのシミが洗って落ちるかどうかを調べるという。

私「ふーん、シミの研究をするのか。どうしてその研究をしようと思ったの?(研究の動機は?)」

アキコ「この冊子(自由研究ばっちりBOOK)をぱらぱらとめくったら、これが何となくいいと思ったから。」

私「その段階では、まだ研究の動機とは言えないな。 何となくいいと思った後、どうしてその研究をしようと思ったの?」

アキコ「(服についたカレーのシミを見せながら)服に付いたシミが落ちないで困ってる。だから、どうしたらよく落ちるか調べたいと思ったの。」

私「えらく実際的な研究の動機だな。(まあ、いいか。)」

 そう言いながら、メモを読む私。

私「うーん、(シミの種類が)三つだけじゃあ、少ないな。10くらいはないと……。 

それに、(シミが落ちるかどうかは)布によっても違うだろうし、もっと言うと洗濯を始める時間によっても違うみたいだよ。いろいろはできないから、布を綿にしぼるとか、研究の焦点をしぼる必要があるね。

桃とか、墨とか、いろいろなシミというか汚れを洗ってみて、どれが落ちるか、落ちないかを、まずやってみればいい

その後で、落ちない汚れ(シミ)について、どうしたら汚れが落ちるかを調べてみればいいと、お父さんは思うよ。」

 結局、アキコは、お父さんのアドバイスを受け入れた。

■研究1「落ちやすい汚れと落ちにくい汚れを調べる」……当初の三つから日常生活でよくつく汚れとして ①醤油 ②ケチャップ ③しそジュース ④どろ ⑤ミートソース ⑥墨 ⑦トマト ⑧コーヒー を選んだ。

 そして、汚れをつける物は、衣服の中でも多く使われる綿の布にしぼった。

 洗剤は、わが家で使っているシャボン玉石けん洗剤にした。

■研究2「落ちにくい汚れを落とす」…研究1で落ちにくい汚れを、いろいろな方法で落とす。
 

 つまり、研究1で「落ちやすい汚れと落ちにくい汚れを調べ」、研究1で落ちにくかった汚れについて、研究2で「いろいろな方法で落とす」という2段階研究を、アキコは採用した。

 また、研究2では洗剤を変えたり、ブラシを使ったりすることなどを、アキコなりに考えた。
 そして、実験の結果については、デジカメで記録していくことにした。

 こうして、研究のテーマや構想を立てたアキコは、布や、布につける汚れを用意し、さっそく実験を始めた。

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  • ◆キーワード:1 夏休み科学研究  2 夏休み  3 科学研究のテーマを決める

    ◆留意点・その他

    ・夏休みの科学研究、自由研究、作文の類の指導(アドバイス)は、我が家庭においては、私が担当することになっている。今回のアキコの科学研究のテーマは「洗濯」なのであるが、私が担当である。妻は、「お父さんに聞きなさい。」と言うし、子どもたちも、私が小学校の教員ということで信頼している。もっとも小学校の教員ということよりも、これまでの私の指導に、子どもたち自身が信頼を置いているからである。

    ・・「(シミが落ちるかどうかは)布によっても違うだろうし、もっと言うと洗濯を始める時間によっても違うみたいだよ」とアドバイスしているが、アキコがシミの研究をしたいと察知した時点で、花王のHPに飛んで「シミの落とし方」についてITで調べていたから言えたことである。当然指導(アドバイス)する側は、一歩先に勉強している必要がある。教えるコツというか前提である。

    ・ちなみに書道関連の指導は、書家であるあーちゃん(実母)である。

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