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わが子の誕生日に絵本を贈る伝統 第824号ークニコの誕生日に贈った絵本『青い鳥』ー [E5 ユニークな伝統]

◆リード:誕生日を祝うことは、大方の家庭でなされていることだと思う。わが家の場合、その子の誕生日に合わせてメッセージ付きの絵本を贈るという伝統がある。この場合の本は、親の私の方でその子の発達段階に合わせ、ある願い(意図)をもってプレゼントしている。

2011.6.19 わが子の誕生日に絵本を贈る伝統 第824号

ークニコの誕生日に贈った絵本『青い鳥』ー

【クニコの誕生日祝い】

 今日はクニコの誕生日。いつものように、同居の家族全員の他に、近くに住む義母・義兄を招待してお祝いした。

 クニコの好きなお寿司、バースディケーキ、バースディプレゼント、クニコが2歳・アキコが6歳の時のビデオ鑑賞、トランプ遊び……。
 誕生日会は、1時頃から4時半過ぎまで続いた。

 クニコにとっては、最高の一日であった。

 バースディプレゼントであるが、

私とお母さん、あーちゃんからは、絵本『魔女の宅急便』全6巻

義母・義兄からは、プールバック

であった。いずれもクニコの希望の品である。


【誕生日に絵本を贈る伝統】

 義母と義兄を毎回招待していることを除けば、ある程度一般的な祝い方であろう。
(ただし、わが家の場合、子どもだけでなく家族全員の誕生日を祝うが)

 ただ、わが家らしい誕生日の伝統として、<その子の誕生日に合わせてメッセージ付きの絵本を贈る>という伝統がある。
 この場合の本は、親の私の方でその子の発達段階に合わせ、ある願い(意図)をもってプレゼントしている。

 今回は、メーテルリンク原作・いもとようこ文絵『青い鳥』を選んだ。
 絵本の裏表紙に書いたメッセージは、次のものである。

9才の誕生日おめでとう!

 きのうは、みんなで「いもとようこ絵本原画展」を見に行ったね。約240点もの原画は、一つ一つ心をこめてえがかれていて、あたたかみがあり、かわいらしかったね。

 クニコは、誕生日絵本として、『青い鳥』をえらんだ。じつは、お父さんも、『青い鳥』にしようと決めていたんだよ。

 だれもがもとめるしあわせをよぶ青い鳥。その青い鳥をさがしに出かけたチルチルとミチルは、「思い出の国」をはじめ青い鳥をあちこちさがし回る。しかし、本当の青い鳥はなかなか見つからない。実は、最も身近なおうちの中に本当の青い鳥はいたんだね。

「どうして今まで気づかなかったのだろう……。
 しあわせの青い鳥は、ずーっと前から
 ぼくたちのうちにいたんだね!」と言ったチルチル。

 しあわせは、遠くまで行かなければ見つからないとくべつなものではなくて、最も身近に当たり前のふつうの生活の中にあった。ただ、そのしあわせに気づかないでいるだけだ。

 クニコには、このことをよーく考えてほしい。

 クニコは、当たり前だと思って(気づかないで)いるふつうの生活の中にある「しあわせ」には、どのくらい気づいているかな。クニコも、あまりに当たり前、ふつうの生活だと思って、チルチルとミチルのように気づかないでいるんじゃないかな。

 この絵本の中で、「あなたのおうちにいる『しあわせ』と『よろこび』です」と自己紹介したかわいい天使たち。

☆ぼくは体がじょうぶなしあわせ
☆わたしは勉強が好きなしあわせ
☆わたしは歌えるよろこび
☆わたしはおどりができるしあわせ
☆ぼくはおてつだいをするよろこび
☆わたしは親切にするよろこび
☆お母さんのよろこび(子どもを愛してくれるお母さんのいるよろこび)……

 クニコのおうちにも、たくさんの『しあわせ』と『よろこび』の天使たちがいるよ。気づいているかな。数えてごらん。








 これから落ちこんだり、つらいことがあったりしたとき、この絵本をひらいてごらん。そして、忘れていた、気づかないでいたたくさんの『しあわせ』と『よろこび』を思いだし、元気をとりもどせたらいいなと思ってこの絵本をプレゼントするよ。

 そして、たくさんの『しあわせ』と『よろこび』をクニコの周りにつくりだす人になってほしいと、お父さんは思っているよ。

 2011年6月19日 クニコの9才の誕生日にて。お父さんより。

 親がある願い(意図)をもって、わが子によかれと思う本をプレゼントするということ。そして、普段なかなか言えないでいる、親からのメッセージを書いて伝えるということ。このことは大いに意味があることだと、私は考えてずっと誕生日の伝統として続けてきた。

 今後もこの伝統をずっと続けていくつもりである。

【関連記事】あったかい家族日記  「家族の広場」

E5 ユニークな伝統

C1 読書 

誕生日に本を贈る伝統
ークニコ6歳の誕生日に贈った本『うさぎのユック』ー

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◆キーワード:1 絵本を贈る伝統  2 誕生日を祝う  3 親の願い

◆留意点・その他:

・さっき寝る前の読み聞かせで、クニコにこの本を読んであげた。クニコは、「おもしろい。」と言っていた。お父さんのメッセージもじっと読んでいた。その後、添い寝して、また書斎に戻ってきた。クニコは10分足らずの添い寝で、9時半に寝入った。

・布団を敷く前には、「ゴキブリがいた。お父さん、何とかして!」と、クニコに言われてゴキブリを追いかけ回した。こんな時は、頼りにされているようである。

青い鳥

青い鳥

  • 作者: いもと ようこ
  • 出版社/メーカー: 金の星社
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 大型本


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コメント 4

うつマモル

今晩は。子供は宝。絵本を読んであげて、すやすや眠れる子供さんは幸せですね。あれれナイスの一番乗りですか!私では役不足ですが宜しくお願い致します。
by うつマモル (2011-06-24 23:57) 

ファーザー

>うつマモルさんへ
コメントありがとうございます。
nice!やコメントをいただけると、やっぱり元気が出ます。

「あったかい家族日記」は、1日500人程度の訪問者がある割に、nice!やコメントのとても少ないブログなんですね。
訪問者が大勢いる以上、読まれてはいるのでしょう。

それでも、nice!やコメントは、やっぱりうれしいですね!
by ファーザー (2011-06-25 08:27) 

スマイル

こんばんは
素晴らしい、お誕生日のプレゼントですね☆
ただプレゼントするだけでなく、そこに込められている
心のメッセージに感動いたしました。
世の中のお父さん、お母さんがみなさん、こうだといいなと
思います♪^^:
by スマイル (2011-06-26 20:32) 

ファーザー

>スマイルさんへ
コメントありがとうございます。

贈る本にメッセージを書くことは、長女アキコのときから始めたんです。最初は、ほんの2,3文程度だったのですが、子どもの成長に合わせて(?)だんだん長くなりました。

贈る本やメッセージを色々考えるのは、結構手間がかかりますが、楽しみでもあります。
by ファーザー (2011-07-02 07:03) 

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