いもとようこ絵本原画展&蛍鑑賞 第823号 [F1 定例家族会議]
◆リード:毎月原則として月末の土曜日ないし日曜日に行っている定例家族会議。前半はその月の家族経営のふり返りで(前号のブログで紹介)、後半は、来月の家族経営計画の立案である。今回は、「いもとようこ絵本原画展」と「Y村での蛍鑑賞」をどうするかでいろいろ考えた。
2011.6.4 いもとようこ絵本原画展&蛍鑑賞 第823号
ー5月定例家族会議 その2ー
6月18日(土)午後4時から5時30分過ぎまで、「いもとようこ絵本原画展」を鑑賞した。その後、近くのホテルのレストランで夕食を食べ、そこから1時間余りかけてY村まで蛍鑑賞に出かけた。8時過ぎから8時半過ぎまで蛍鑑賞をし、結局帰宅は9時半過ぎであった。
私「いもとようこさんの絵は、教科書的というか整い過ぎている感じがして、さほど好きじゃなかったけど、原画を見たら一つ一つの作品を(細部まで)とてもていねいに心を込めて描いているのが伝わってきて、よかったな。」
妻「いもとようこさんの絵は、ほんわかしたあったかい感じがして(前から)好きだわ。」
クニコ「クニコも好き。」
私「あの和紙に描いて貼っているのがいいんだよね。和紙だからあたたかい感じが出るんだよ、きっと。アキコはどうだった。」
アキコ「アキコも、見てよかったよ。」
……
夕食を食べながら、見た感想などを言いあった。
※ やっぱり本物はよい。私はこんなに細部までていねいに描き込んでいる、いもとさんの作品に対する姿勢に感心した。私も、一つ一つのブログ記事をていねいに書こうと思った。星野富弘さんの作品展、男鹿和雄展などを見たときもそうだったが、本物にはパワーがある。だから、できる限り本物に触れさせる機会を大切にしたいと、私は考えている。
【どうしても行きたい原画展と蛍鑑賞】
実は、この原画展については、4月に学校でパンフレットが配られていた。私が、「アキコ、クニコが見たいと思うかも知れない。」と思って、自宅に持って帰ると、クニコの学校でも同じく配られていたのであった。
私「<いもとようこ絵本原画展>、見に行きたいか。」
アキコ、クニコ「行く!行く!」
絵本をずっと読み聞かせられてきたアキコ、クニコにとって、いもとようこの絵本も、その中のお気に入りの一つで、是非行きたいものであった。
アキコは、高学年になってからも、佐渡旅行に行く前、いもとようこの絵本「トキのキンちゃん 」を読んだことを覚えている。
パンフレットには、次のような紹介文が載っていた。
親から子へ、世代を超えて親しまれるいもとようこの絵本。本展では、『おむすびころりん』、『てぶくろをかいに』などの絵本や、『あかちゃんのためのえほん』シリーズ、「いないいないばあっ!」(NHK教育テレビ)に登場した童謡アニメーションなどの原画約240点を一堂に展示します。
「いもとようこ絵本原画展」に行くことは、既に決まっていたとっても楽しみにしていた家族イベントの一つであった。
もう一つ、6月楽しみにしていた家族イベントがある。それは、「蛍鑑賞」である。昨年11月Y公園での紅葉を楽しんだ際、「ここは蛍もすごいのよ!」という妻の言葉に反応した私は、「よし、来年6月はここで蛍鑑賞をしよう!」と、そのとき決めたのである。
去年は、タイミングを逸して「あまり蛍の舞っていない蛍鑑賞」(クニコの言葉を借りればしょぼい蛍鑑賞)となってしまった。今年こそはタイミングを逸しず、蛍鑑賞を成功させたいという思いもあった。
【家族会議での話し合い】
妻「明日5日(日)も野球部の練習試合でだめね。8,9日の野球部の大会が終われば、土・日はきっと空くわね。」
私「11日(土)または12日(日)は、あーちゃん(実母)と<美人林>に行くことになっているしね。」(これも、去年から計画していたこと。去年実母を京都に連れて行こうとして失敗した教訓は、本人の希望で行き先を決めるということであった。<美人林>を見たいというのは、あーちゃん本人の希望である。)
妻「うーん、<いもとようこ絵本原画展>は、19日(日)までだし……。」
アキコ「19日(日)は、クニコの誕生日会だよ。」
私「とすると、18日(土)しかないか。」
妻「20日、21日は、アキコは初めての期末テストよ!」
アキコ「アキコ、がんばりたいと思ってるよ!」
私「とすると、前日、前々日は家でしっかりと勉強したいわけだな。かといって、11日か12日はあーちゃんを<美人林>に連れて行く約束だし(親孝行したいし)。Y公園での蛍鑑賞も行きたいし、<いもとようこ絵本原画展>はアキコ、クニコが絶対に見に行きたいと行ってるし。うーん……。」
(間……それに11日では、蛍鑑賞には時期が少し早いしな~。)
私「よし、18日(土)午後にあーちゃんを11日か12日に美人林に連れて行くのは、前からの約束だから守らなきゃね。ただ、晴れた方の日、1日だけだから、行かなかった日の方でしっかりと勉強する。18日(土)午後に<いもとようこ絵本原画展>に行って、そのまま帰りに外食をして、Y公園の蛍鑑賞をして帰ってこよう!」
妻「翌19日は、クニコの誕生会(いつも妻の実母と実兄を招待し、半日かけてやっている)だし、20日、21日と期末テストよ。大丈夫なの。」
私「19日にクニコの誕生会があるにしても、その日の午前中に勉強すればいいし、また4時以降はアキコだけ抜けて勉強すればいいよ。それに、18日(土)の午前中だって勉強できるよ。アキコ、それでいいかい。」
アキコ「うん、いいよ。」
かくて、この件をめぐっての話し合いは終わった。
・相手のある約束事「実母とのミニ旅行」、
・相手のある野球部の練習試合、
・相手のあるPTA活動・エアコンの取り付け(資源回収や○川早朝清掃が実はあった。)、
・絶対にはずせない家族イベント「クニコの誕生会」、習い事
・期限(またはタイミング)が決まっていてかつ楽しみにしていた家族イベント「いもとようこ絵本原画展」「蛍鑑賞」
これらを優先していくと、テスト勉強などの大事だけど個人で調整できることは、後回しというか、個人で調整となる。これは、私の仕事も同じである。
もっとも、これは価値観の反映で、18日の<いもとようこ絵本原画展>や蛍鑑賞をやめるまたはどちらか一方だけにする手もある。要は何を優先するかは、価値観の反映である。
わが家の場合も、テスト勉強を大事に考えていないわけでは決してない。1ヶ月全体を見通して、勉強できるときにしっかりと勉強しておくということである。
「まだ2週間余り先だから、ゆったりと構えていよう。」ではなく、
「11日か12日は、あーちゃんと美人林、18日は<いもとようこ絵本原画展>と<蛍鑑賞>、19日はクニコの誕生会だから、それを楽しみにして、今のうちにしっかりと勉強していよう。」となる。これは、私の仕事も同じである。
家族会議の後半「来月の家族経営計画を立てる話し合い」を通して、子ども達は、計画性や見通しをもって過ごすことを学んでいく。
実際アキコは、ウイークディや土・日の空いている時間帯を通して、しっかりと勉強している。
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◆キーワード:1 5月の家族経営計画 2 家族会議 3 計画性
◆留意点・その他:
・11日午後、少し遠出しようとしたアキコを止めたことがあった。「あーちゃんとの美人林が12日になったから、11日は空いている」というのが、アキコの言い分であった。私は「20日、21日は期末テストだし、来週の18日、19日と原画展、クニコの誕生日会でうまっているからダメだ。今のうちに勉強しておく計画だったろ。」と言った。これができたのも、家族会議で一ヶ月全体を見通していたからである。
家族経営計画を立てていても、この状態である。もし家族経営計画を立てていなかったら、おそらくは原画展は行けても、蛍鑑賞などできなかったにちがいない。
・<いもとようこ絵本原画展>では、鑑賞後、クニコに誕生日プレゼントの一つとしていもとようこの絵本「青い鳥」を買ってあげた。誕生日にメッセージ付きの本を贈るのは、わが家の伝統である。これから、メッセージを書くところである。
・ところで、今日は「父の日」。父の日の優先順位はどうなっているのだろうか!?- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,365 円
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佐渡に家族旅行に行くなら、子どもに読み聞かせておきたい本である。
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