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長女にブラインドタッチの個別レッスン 第805号 [D6 親が教える・その他]

◆リード:今年に入って長女アキコ(小6~中1)は、インターネットにはまっている。キャリア教育の一環として「サークルリンクお仕事タウン」のサイトを教えた結果、それにはまり、さらに日記・コメントまで書き始めた。日記やコメントを苦労してローマ字打ちしている、アキコの姿を見て、春休み中にブラインドタッチの仕方を教える約束をしていた。

2010.4.10 長女にブラインドタッチの個別レッスン 第805号

 アキコが人差し指をたくさん使って、パソコンで日記やコメントをローマ字打ちしていた。

アキコ「うーんと…。」
(人差し指をたくさん使って、画面とキーボードを交互に見ている。)

私「それじゃ、大変だろ。お父さんなんか、ブラインドタッチと言って、手元を見ないで打っているぞ。(人差し指ばかりあんなに使って……。10本指をバランスよく使わなきゃ。へんな癖が付かないうちに、正しい打ち方を教えなければいけないな。)今は忙しいから、春休みになったら教えてあげるよ。」

アキコ「うん。」

 こう言っていたのが、3月半ばのこと。
 約束はしたものの、忙しくてなかなか教えることができないでいた。


【ブラインドタッチの指導開始あ行、か行、さ行】

 4月10日(日)の今日、父と子塾(第二期97回)を終えた後、インターネットでデタラメにローマ字打ちを始めたアキコの姿をみて、やっぱりほうっておけず、すぐに教えることにした。

私「ローマ字打ちのやり方を教えてあげるよ。まず、<あいうえお>って打ってみな。こうやるんだ。(あ=左手小指、い=右中指、う=右人差し指、え=左手中指、お=右手薬指で打ってみせる。最後に小指でENTER。)やってみな。」

アキコ「うん。(あ=左手小指、い=右中指、う=右人差し指、え=左手中指、お=右手薬指で打つ。)」

私「そうそう。よくできてる。」(そう言いつつ、5,6回<あいうえお>と打たせる。)

私「今度は、<かきくけこ>って打ってみな。こうやるんだ。(か=右手中指+左手小指、き=右手中指+右中指、く=右手中指+右人差し指、け=右手中指+左手中指、こ=右手中指+右手薬指で打ってみせる。最後に小指でENTER。)やってみな。」

アキコ「うん。(か=右手中指+左手小指…以下、同じように打つ。)」

私「そうそう。よくできてる。」(そう言いつつ、5,6回<かきくけこ>と打たせる。)

アキコ(速く打とうとして、こ=右手中指+右手中指で打つなど、時折間違った指で打つ。)

私「アキコ、こ=右手中指+右手中指じゃなくて、+右手薬指だぞ。間違った指で覚えると直すのが大変なんだ。ホームポジションと言って、右手はJKL~の位置、左手はFDSAの位置に指を置くんだよ。ほら、JとFの位置に出っ張りがあって、この位置に人差し指を置くようにできているんだよ。(確認して置かせる)一回ごとに、ホームポジションに戻って打つんだよ。」

こう言って、正しく打つことを徹底した。
私の目は、画面ではなく、アキコの指の動きを注視している。
アキコは、急ぐ余り、Mを右手親指で打ったり、左手中指でRを打ったりした。その度に、私に注意され、ホームポジションから正しい指で打ち直すように指導された。

 アキコは、日記やコメントを書くために役に立つことを自覚していたので、言い換えれば学ぶ意味を理解していたので、私の指導や注意を素直に受け入れ、実によい生徒であった。

【ブラインドタッチの指導 清音残り】

 今回は、あいうえお、かきくけこ、さしすせそ だけにしようと当初は考えていた。なぜなら、私もブラインドタッチを習得するための本を読みながら、1ヶ月ほどかけてマスターしたからだ。

 ところが、アキコがその後、すぐにコメントを打ち始める姿を見て、早いうちに正しい打ち方をマスターした方がいいと思ったので、清音だけでもすぐに教えることにした。

私「いいかアキコ。10本の指をバランスよく使って打つんだよ。必ず打った後、ホームポジションに戻って。」

 このような指導をはさみながら、た行、な行、は行、ま行、や行、ら行、わ行、ん を教えた。

 ものの30分で、アキコは清音をブラインドタッチで打てるようになった。

私「アキコは、もの覚えがいいな。すごいよ。とりあえず、清音だけで今回は終わりだ。」

 かくて、父によるブラインドタッチの個別レッスンが終わった。

 いつもは、私の指導をけむたがったり、避けたりすることも多いアキコだが、今回の指導(注意を含む)を、アキコは実に素直に受け入れていた。

 それはなぜだろうか、
 
 先に書いたように、私が教えていること「ローマ字打ちのブラインドタッチ」が、日記やコメントを書くために役に立つことを、アキコは自覚していたからである。つまり、学ぶ意味を理解していたからである。平均して毎日30分ほどインターネットをしているアキコにとって、ローマ字打ちのブラインドタッチは、自転車の乗り方を学ぶと同じくらい意味あるものだったのである。平たく言えば、生活の中で役立つことだったのである。

 これが、アキコがパソコンで日記を書いたり、コメントを書いたりしていない状況、つまり学んでもすぐには役立つ状況でなかった場合は、こうはうまくいかなかっただろう。

 ここに、教えるコツがある。教師(親)が教えたいこと(この場合はブラインドタッチ)を、子どもがやりたいと思っていること(日記やコメントを速く打ちたい)に関連づけるのである。言い換えれば、学ぶ価値や意味を自覚させることで、学ぶ意欲を引き出すのである。

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    ◆留意点・その他:

    ・追記…昨日(17日(日))のことである。アキコが最近インターネットをしている姿を見かけないので、どうしたのか聞いてみた。アキコ曰く「飽きてきたし、時間がもったいないから、土曜日だけにすることにした。」という。アキコは一時期熱中するが、やがて熱が冷めるのである。私も妻もインターネットの日記・コメントにはまっているアキコを見ながら、「時間がもったいないな。」とずっと思っていたので、安心している。

    ・なかなか記事にする時間がないので、ついでに書いておくと、バトルスピリッツのカード数百枚、卒業に当たって「お父さん、これ捨てて。」と言って、アキコは処分した。これも一時期ある程度はまっていたものだが、卒業した。現在は、嵐にはまっているのだが、こうして、その年齢にふさわしいものに移行していくのだなと思う。


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