「産んでくれてありがとう」ーわが子からの感謝の手紙ー 第794号

◆リード：生活科の学習として、小２のクニコ宛てに、クニコが産まれた時の親としての喜びなどを手紙に書いて渡した。この18日（金）、クニコが学校で書いたという「おうちの人」への手紙をもらった。すばらしい内容だった！

2010.3.18　「産んでくれてありがとう」ーわが子からの感謝の手紙ー　第794号

　今月7日に、生活科の学習「アルバム作り」との関連で、クニコ宛てに手紙を書いた。父親である私はクニコの誕生時の喜びを書き、母親である妻は、笑顔のステキなクニコ、元気なクニコでいて欲しいという願いを書いた。

　さて、この金曜日、帰宅すると、クニコからお返事をもらった。生活科の時間に、学校で書いたという。

【クニコの返事「おうちの人」へ】

　クニコは、お父さんとお母さんとおねえちゃんとおばあちゃん、おじちゃん、ああちゃん。みんな大すきです。せかいで一番大すきです。みんなは、だれよりもやさしくて、だれよりもクニコをだいじにしてくれました。
　だからお父さんとお母さんが書いてくれた手紙を読んだら、うれしくて、なみだがでそうになりました。そして、いやなことがあっても、みんなにつたえるといつも心が「ホッ」としました。

　そして、これから、みんなのいいところを書きます。

　まず、お父さんは、クニコがねる時、わたしが、一人でねるのがこわかったのでお父さんをよんだらすぐきてくれました。お父さんとねるとわたしは、すぐぐっすりねむれます。ありがとう。

　お母さんは、クニコが学校でいやなことがあった時いっつも、「なにかあったの？」としんぱいしてくれました。だからわたしは、だれにもいえないことをお母さんになら、つたえられるのです。ありがとう。

　おねえちゃんは、クニコがあそびたい時いつもあそんでくれました。おねえちゃんとあそぶと、いままでのいやなことがぜんぶきえていきました。そして、とてもたのしかったです。これからもいっぱいあそぼうね。

　そして、おばあちゃんは、いつもクニコの大すきなくだものを食べさせてくれました。おばあちゃんがくれるくだものは、ふつうのくだものよりとってもおいしかったです。ありがとう。

　おじちゃんはクニコのあそびあいてになってくれました。そして、いろんなところにつれていってくれました。とってもうれしかったです。

　ああちゃんは、クニコが年ちょうさんの時からしゅうじをならわせてくれました。おかげで、今こんなに字がきれいになりました。それから、学校から帰ると、ああちゃんとあそぶのがとっても楽しみでした。とっても大すきです。

　家ぞくみんな大すきです！お母さんとお父さん、クニコをうんでくれてありがとう！これからも、いっぱいわらおうね。

　　おじちゃん、おばあちゃんは、同じ市内の車で5分のところに住んでいる。そこで、私は同じ家族のようにして、誕生日祝い、ひな祭り会、運動会…とことあるごとに招待してきた。
　そのことが奏功して、クニコにとって、家族は、お父さん、お母さん、お姉ちゃん、おじちゃん（私からは義兄）、おばあちゃん（私からは義母）、ああちゃん（私からは実母）の6人すべてなのである。
　家族一人一人に感謝していることが書いてあって、本当にうれしくなった。

　「かしこく、強く、あたたかく」がわが家の子育ての方針だが、クニコは本当にあたたかい心の持ち主に育ったと思う。

　テストで百点百枚取るよりも、オリンピック選手になって世界を舞台に活躍するよりも、私はうれしい！

　この手紙は永久保存版である！

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◆留意点・その他：

・あーちゃんに、さっそくクニコの作文を読んで聞かせた。あーちゃんは、目を細めて「うれしいのう。」と言っていた。3年間にわたって習字を教えてきた、あーちゃんの努力は報われたのである。