わが子のトイレ掃除 第776号ー植村花菜「トイレの神様」に感化されてー

◆リード：1月6日と7日にかけて録画していたドラマ『トイレの神様』を家族で見た。それを見終えたクニコ(小2）が、「クニコもトイレ掃除をやってみたい！」と言った。「それならば」ということで、妻はクニコにトイレ掃除の仕方を教えた。

2010.1.9　わが子のトイレ掃除　第776号

ー植村花菜「トイレの神様」に感化されてー

【ドラマ「トイレの神様」を家族で見る】

　おもしろそうと思って、ドラマ「トイレの神様」を録画しておいた。放映された時間帯が、9時から11時だったから、家族みんなで見るには遅いと思ったので。

　そして、6日に1時間、7日に1時間ほどかけて、家族4人で見終えた。

　おばあちゃんと植村花菜さんとの温かい心の交流。
　本当は、東京という遠くへなどやりたくなかったろうに、孫の夢の実現のために、
「夢は叶えるものや！」
と言い切って、背中を押してあげたおばあちゃん。
　病気になったおばあちゃんを見舞った花菜さんに、
「お前のいるところはここじゃない。」
と言って、再び東京へ送り出したおばあちゃん。
　笑いあり、涙ありで家族みんな感動していた。

【「トイレ掃除をやってみたい！」と言うクニコ】

　そして、見終わると、クニコが突然、

「クニコも、トイレ掃除をやってみたい！」

と言った。

私「クニコも、べっぴんさんになりたのかな。」

クニコ「そういうわけじゃないけど、おもしろそう。」

妻は、「何を言い出すの、この子は！？」という感じで、目を白黒させている。

私「お父さんは、クニコがべっぴんになってほしいから、3月末まで続けたら、子ほめ条例で、好きな本やＣＤを買ってあげるよ。」

クニコ「わーい！だったら、3月いっぱいやる！」

　というわけで、クニコはトイレ掃除をすることになった。

【初めてのトイレ掃除】

　9日（日）夕方、日帰りスキー旅行から帰ってきて、その後片付けが一段落した後、妻はクニコにトイレ掃除の仕方を教えた。

妻「はじめに、トイレにあるものを全部出すのよ。」

何と10余りのステップがあった。

　母親に教わりながら、約20分間余り。クニコは、初めてのトイレ掃除を終えた。
　
　
【2度目のトイレ掃除】

　10日（月）朝7時前。クニコは一人起きた。

クニコ「クニコ、トイレ掃除をやる！」

　何と、休みでゆっくりしていた母親より先に起きて（スキーとその後始末で疲れていた。）、トイレ掃除を始めたのだった。

 　日本全国、「トイレの神様」の曲を聞いた子、ドラマ「トイレの神様」を見た子は、多いだろう。しかし、それを聞いて、見て実際にトイレ掃除をやりたいと思った子はあまりいないだろう。まして、実際にやった子は、ほとんどいないのではないだろうか。

　私は、クニコが磨いてぴかぴかになっているトイレを見ながら、「汚さないように気をつけなければ。」と思った。

　そして、3月末まで毎日トイレ掃除が続けられたらいいなと思った。

　ここまで書いてきて思うに、子どもはやってみればすごい力を持っているのではないか。周囲がそれを引き出せていないだけではないかと、ふと感じた。

　子どもの潜在能力を引き出すうえでのブレーキになっているのは、案外、「まだ早い。まだ無理。」という類の親の思い込みで、そもそも子どもに挑戦させないことなのかもしれない。

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◆キーワード：１　トイレ掃除　　２　お手伝い　　３　子ほめ条例

◆留意点・その他：

・クニコは、トイレ掃除の仕方を教わった後、自分で段取りを思い出しながら、忘れないうちにメモしていた。だから、翌日すぐに一人でできた。

・11日（火）の始業式の日も、6時30分頃から15分間、トイレ掃除を一人でやった。

・12日（水）も、6時30分頃から15分間、トイレ掃除を一人でやった。一言も、催促していないのに。

　クニコの性格からして、3月いっぱいまでやるような気がする。そうしたら、約束通り、わが家の子ほめ条例により、賞状と副賞として好きな本やＣＤを買ってあげるつもりである。

・お姉ちゃんであるアキコ（小６）も、11日から、1階のトイレ掃除を始めていた。アキコには、あーちゃん（実母）がトイレ掃除のやり方を教えた。私が

「アキコは、べっぴんさんになりたいからトイレ掃除をするの？」

と聞いたら、アキコは、

「いや、ＣＤがほしいからやるの。」

と答えた。