わが子から学校の嫌な出来事を聞くー入浴は会話のよい機会ー 第761号 [J1 親子の会話・信頼関係]
◆リード:次女クニコ(小2)といつも入浴している。入浴時は、二人っきりで会話するよい機会となっている。今回は、嫌だったことを聞いた。
2010.11.4 わが子から学校の嫌な出来事を聞く 第761号
ー入浴は会話のよい機会ー
今年の1月を最後に、長女のアキコとは、いっしょに入浴することはなくなった。(それまでは、アキコ、クニコ、私の3人で入浴していた。)
その代わり、次女クニコ(小2)といっしょに入浴している。
いっしょにお風呂に入って、お話ししたり、クニコの髪を洗ってあげたり、背中を洗ってあげたりしている。私自身も、背中を洗ってもらうこともある。
さて、4日の夜、いっしょにお風呂に入りながら、次のような会話をした。
【お父さんとクニコのと会話 1】
私「クニコ、今日よかったことは何かあったかな?」
クニコ「よかったことはあんまり無かったけど、嫌だったことはあったよ。」
私「どんなこと?」
クニコ「あのね。○△を見学するグループになったのね。そのグループの班長を決めたの。班長をやりたい人が立候補したんだけど、クニコも入れてBさん、Cさん、Dさん、Eさんの5人もいたの。それで、ジャンケンをしたんだけど、BさんとCさんはパーを出して、負けたの。それなのに、Bさんは『Cさんがグーだった。』と言い張って、もう一回ジャンケンになったの。」
私「それで。」
クニコ「そしたら、Bさんが勝っちゃったの。」
私「それは、ずるいな~。そういうときは、もう一度ジャンケンなんかしないで、『Cさんはパーだったよ。』と言うんだよ。」
クニコ「みんなもそう言おうかと思ったけど、Bさんうるさいから。…でも、『言えばよかった』と、後でみんな言ってたよ。」
私「ジャンケンをもう一度した時点で、認めたことになるから、責任はクニコにもあるね。お父さんだったら、ちゃんと言ってたな。まあ、それがクニコの今回の学びだね。」
クニコ「うん。今度は言う。」
【お父さんとクニコのと会話 2】
私「お父さんの学校でも、似たようなことがあったんだよ。」
クニコ「何?」
私「あのな、先生とBさんが、四目並べをしていたんだよ。そしたら、Cさんが来て、『学習が終わったから、四目並べをやりたい。貸して。』と言うんだよ。お父さんが、『今、Bさんとゲームの途中だから、終わってからね。』と言ったら、『今すぐ使う。貸して!』と言っていきなり取り上げたんだよ。」
クニコ(ホント!びっくりした顔)
私「私は、取り返して叱ったよ。『まだゲーム途中だって!』と言って。『Cさんは、自分がゲーム途中だと、切りがいいところまでと言ってゲームを止めないくせに、それが人の場合は、すぐに止めさせる。おかしいよ!』って言って。」
クニコ「ふ~ん。」
私「お父さんは、おかしいことは絶対に許さないし、学校でも筋を通しているよ。」
クニコとの入浴タイム。アキコがいっしょに入浴しなくなって、二人きりの時間である。テレビもなく、一切じゃまのない状態で話ができるよい機会である。
大抵の場合、「今日よかったことは何かあったかな?」で会話を始め、よかったことをきっかけに聞き取るようにしている。今回のように、それでも嫌なことから始まるときもある。子供にとっては、嫌なことも、話したいことなのだ。
そうして、親子で会話しながら、親の考え方を伝えることも、意味のあることだろう。
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◆キーワード::1 お風呂 2 親子の会話 3 生き方を教える
・友達となかよくできるというのが、Cさんの最大の課題である。Cさんは、「学習課題が終わったのに、なぜだめなんだ!」と、私に叱責された後もまだ怒っていた。私は叱った理由をくり返し話した。どこかで誤学習したのだろうが、待てるということは、一つの重要な躾けである。
いい時間ですね〜。親子の会話。
そして、イヤな事が、一番印象に残る日もあるんですよね〜。
クニコちゃんたちは、ちょっとイヤな思いをしてしまったけれど、
次からは、勇気をだせますね、きっと。
とても頼もしいアドバイスだと思います〜。
by qooo (2010-11-06 21:08)
>qoooさんへ
コメントありがとうございます。
親としての考え方、生き方を伝えることは、意味がることばかりでなく、親の大事な役割の一つだと考えています。
一つ一つの積み上げで、わが子の判断力も合わせて鍛えていければいいなと思います。
by ファーザー (2010-11-10 19:47)