わが子が学年代表スピーチ 第710号ー親子でしたスピーチ練習ー [D6 親が教える・その他]
◆リード:3学期終業式の学年スピーチの代表に、クニコ(小1)が選ばれた。スピーチ原稿ができた後は、親子でどんな準備をすればいいのか!?
2010.3.24 わが子が学年代表スピーチ 第710号
ー親子でしたスピーチ練習ー
*GREETING*
おはようございます。ファーザーです。
26日は、職場の送別会で夜遅くまで盛り上がりました。この送別会でいつも圧巻なのが、転退職される、一人一人の職員への「感謝のメッセージ」です。
今回、私の担任しているB君(特別支援学級在籍)が交流学習しているA先生(通常学級担任)宛に、私もメッセージを書きました。そして、送別会で発表しました。
その中の終わり3分の1だけ紹介します。
……もう一つ、A先生とは、B君を通して朝の会や体育、学年行事、社会科の見学などで、交流がありました。
いつもB君が行くと、優しい目であいさつをしてくださり、また教室から出るときも、優しい目をして手を振りながらあいさつをしてくださり、B君も私もとても気持ちがよかったです。ありがとうございました。
(転勤先の)C小学校では、来年度から特別支援学級ができると聞いています。もしかしたら、そこでも、朝の会等で特別支援学級の子供たちと交流があるかもしれません。
そこで、また先生の優しい目であいさつをして、迎えてくださると、きっとその子も(特別支援学級の)担任も、喜ぶと思います。
C小学校での、ご活躍をお祈りします。
1年間でしたが、ありがとうございました。
通常学級の担任によっては、特別支援学級の子がいても、意識に入っていない場合もあります。A先生のよさを伝えることで、こんな姿が広がっていくことを願って書きました。
さて、クニコ(小1)が終業式でのスピーチ代表に選ばれた。
テーマは「1年間(3学期)の思い出・がんばったことと□年生になってがんばりたいこと」であった。
終業式で、各学年の代表1名が、このテーマで発表するのだが、1年生の代表になったわけである。
【クニコのスピーチ原稿を添削】
22日(月)振替休日のお昼近くのことである。
クニコ「お父さん、終業式で発表する作文が書けたよ。」
見ると、原稿用紙に4枚びっしりと書いていた。
私(読んでみる。これが1年生の作文かと思うほどたくさん書いてある。「私が1年の中で思い出に残っているのは、三つあります。一つ目は…」という書き出しで、三つも書いてあるのだ。)「こんなにたくさん書いていいの。」
クニコ「いいんだよ。この作文をもとにして、A先生が短くしてくれるそうだから。」
私(この忙しい時期に、担任の先生にそれをさせるのは大変だろうなあ。)「クニコ、発表するのは、1年生から6年生まで6人もいるんだろ。クニコの作文はよく書けていると思うけど、一人にこんなに長く話されたらたまらないよ。もっと短くしなきゃ。1年の中で一番思い出に残っているのは、この三つのうちどれなのかな。フェスティバルのこと、一輪車のこと…。」
クニコ「一輪車のこと。」
こう言って、クニコに問いかけながら、半分以下にずばっと減らした。次の文章である。
1年生の思い出と2年生になってがんばりたいこと
1年 クニコ
私が1年の中で一番思い出に残っているのは、友達と楽しく一輪車をしたことです。休み時間に何度も練習して、のれるようになりました。今では、一輪車で視聴覚室を1周したり、プロペラという技をしたりできます。友達やおねえさんたちとも、いっしょにのれて、とても楽しかったです。
3学期、一番がんばったことは、音読です。毎日毎日練習して、1年間で音読カードが120枚になりました。おかげで音読が上手になりました。
2年生になってがんばりたいことは、鉄棒です。グライダーなど、いろいろな技にチャレンジしてみたいです。
これで、発表をおわります。
担任の先生も、ありがたかったようで、そのままこの文章での発表となった。
【スピーチ練習】
■その1学校で
学校では、各学年の代表が集まり、何度か発表練習をしたそうである。
■その2家で
家に帰ってきたから、クニコは、お母さんから特訓を受けていた。
・読む姿勢…ちょろちょろしないで、まっすぐ立って読む。
・声の大きさ、間…段落と段落の間は、イチニで2拍休む。
・原稿を見ないで言えるように、繰り返し練習。
【大勢の前で発表することを恥ずかしがるクニコ】
練習を重ねるにつれて、原稿をほとんど見ないで言えるようになってきた。間の取り方や、姿勢もよくなってきた。
ところが、
クニコ「大勢の前で発表するの、恥ずかしい。」
こう言った。無理もない。私は、小学生の頃、全校の前で発表することは、恥ずかしくて恥ずかしくてしかたなかった。
妻「お姉ちゃんなんか、同じ1年生の2学期の始業式に一人で発表したのよ。」
妻は、こう言って、そのときのDVDを引っ張り出してきて、クニコに見せた。
繰り返し繰り返し家で練習している様子や、本番の発表の様子が出てきた。
妻「お姉ちゃんも、一生懸命、家で練習していたでしょう。 ほら、お姉ちゃん、本番で<誕生日に野口英世の絵本を買ってもらいました>と言うべきところを、<夏休みに野口英世の絵本を買ってもらいました>と間違えて言ってるわ。間違えたっていいんだよ。」
私「大丈夫、クニコはちゃんと言えるよ。」
この後、もう少しだけ練習して、事前のスピーチ練習を終えた。
【かくて本番】
翌日の8時30分頃、スピーチ本番となった。
妻が1時間だけ年休を取り、発表を見た。合わせて、ビデオ撮りもしてきた。
帰宅後、さっそくビデオを見た。
上手に言えていた。
私「上手に言えているじゃないか。」
クニコ(にこにこしながら)「でも、すごく緊張した!」
こうして、クニコは「終業式のスピーチ」という一つの課題をクリアーし、また一つ成長できた。自信ももったに違いない。
親としても、できる範囲のサポートースピーチ原稿の作成・家での練習・励ましetc.ー、ができてよかった。
こうしたことの一つ一つの積み重ねで、親子の信頼関係・絆も深まっていくのだと思う。
【関連記事】あったかい家族日記
下の記事は、アキコが小1のときの練習の様子です。
学年代表スピーチ成功のための特訓!8/30夜 前半編第80号nice!を戴くことは、とても励みになっています。よかったらnice!をお願いします。
◆キーワード:1 スピーチ原稿作成・練習 2 全校スピーチ代表 3 親のサポート
◆留意点・その他:
・実は作文指導を終えた時点で、スピーチ発表の際、120枚の音読カードを見せた方がインパクトがあると考えた。いわゆる「Show&Tell」である。よほど音読カードを持たせようか思ったが、やめておいた。
ところが、担任の先生から「発表の際、120枚の音読カードも見せた方がよいと思うので、持たせてください。」と指示があった。考えることは、共通しているなと思った。
当日の発表では、音読カードを見せながらの発表となった。
・この120枚の音読練習カード。すごいと思う。この1年間、クニコは本当に家での音読をがんばった。
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卒業シーズンですものね!!!
クニコちゃん、スピーチ頑張りましたね〜。
大勢の前で声を出して読むの、恥ずかしいですよね!
でも、練習がきちんとできていたから、
安心感もあったでしょうね〜。
by qooo (2010-03-29 18:21)
学校生活とっても楽しかったんですね。たくさん思い出があって
二年生への期待も大きいことでしょう。
音読もほんとにすばらしいですね
クニコちゃんのスピーチのエピソードはこちらもドキドキ感が伝わってきました。
緊張して、でもやり遂げたら
何倍もの自信と達成感が自分にかえってきますね
by ショコママ (2010-03-30 08:16)
>qoooさんへ
コメントありがとうございます。
スピーチを成功させたいという子供と親の願いのために、やったことは、
①内容のしっかりとしたスピーチ原稿の作成(親のサポート)
②原稿を見ないで言えるくらいの、間などもしっかりとったスピーチ練習(親は音読の仕方を指導)
③「失敗してもいい」「あなたならできる」という信頼を、親が伝えて励ます。
の3つでしょうか。
クニコは、がんばったと思います。
by ファーザー (2010-04-04 07:40)
> ショコママさんへ
コメントありがとうございます。
クニコは、とっても緊張したと思います。そこを逃げないで、乗り越えたことで、確かに大きな自信につながったと思います。
それができたのも、一つには親のサポートがありました。こうして、親への信頼が強まっていくのだと思います。
by ファーザー (2010-04-04 07:42)
いつも楽しく観ております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
by 履歴書の添え状 (2010-09-02 23:23)
>履歴書の添え状さまへ
いつも楽しく観ておられるそうで何よりです。
いつでも遊びにお越しくださいませ。
by ファーザー (2010-09-05 18:34)