「五色名句百選かるた」で、親子で俳句に親しむ 第700号ーそのねらい、やり方、様子(効果)ー [D1 父と子塾]
◆リード:昨年末の父と子塾から、「五色名句百選かるた」・「百句おぼえて俳句名人」を使って、親子で俳句に親しんでいる。そのねらい、やり方、様子(効果)は?!
2010.2.6 「五色名句百選かるた」で、親子で俳句に親しむ 第700号
ーそのねらい、やり方、様子(効果)ー
去年12月20日に『こども論語塾 その2』をクリアーした。
その後、親子で俳句に親しむことに決めた。
【俳句に親しませるねらい】 父と子塾で、俳句を学ぶねらい(願い)は、次の通りである。
①季語(季節を表す言葉)のある俳句を通して、四季折々のすばらしさに気づく感性を育てたい。合わせて、四季折々の伝統文化・行事について知らせたい。
②日本語の言語感覚を磨きたい。
③親子で楽しみながら俳句を覚えたい。
こんな願いをもって、父と子塾で、俳句に親しむことを始めた。
【俳句に親しませる方法ーかるた・テキスト音読ー】
俳句に親しませる方法は、次の二つである。
■「五色名句百選かるた」を用意して、それでかるた遊びをしながら、自然に暗唱してしまうやり方を基本とした。なぜなら、かるたを通しての学習は楽しいからである。
この俳句かるたは、名句と言われる俳句が百句厳選され、取り札には、俳句に加えて、すてきな絵が描いてある。
さらに、その百句が、春の句(20句)、夏の句(20句)、秋の句(20句)、冬の句(20句)、新年の句(20句)に分けられて、季節ごとに色分けされている。
かるた遊びをする場合、一つの季節を選び、20枚で勝負する。だから、1ゲームあっという間(5分弱)にできる。
何よりよいところは、子どもが熱中し、自然と俳句を覚えてしまうことだ。覚えた方がゲームに勝てるから、子どもは覚えようとするし、楽しいから繰り返しゲームをするからだ。(父と子塾では、いつも大体3ゲームする。今日であれば、冬の札で2ゲーム、新年の札で1ゲームであった。)
■『百句おぼえて俳句名人』というテキストの、関連する俳句のページの意味・鑑賞のところを音読をすること。(一つの俳句につき、1ページを使っている。)
古い俳句もあり、意味がよくわからない語句もある。例えば、「左義長や 灰ふりかかる 雪の宮」という俳句がある。ちょっと意味がわからない。
そこで、このテキストが活躍することになる。
テキストによれば、次の通りである。
・意味…小正月に、お正月に使ったお飾りなどをお宮で焚き上げる火祭りです。その燃え上がった灰が、積もった雪の上に降りかかっています。
・鑑賞…「左義長」は、「どんと」とも言われます。門松も取れた十五日、いらなくなったお飾り類を焚き上げる火祭りのことです。その火で焼いたお餅などを食べると一年を元気に過ごせるという言い伝えもあります。勢いよく燃え上がった炎は、お宮の屋根に積もった雪の上まで灰となって降りかかっています。正月気分も終わり、明日から、また普段の生活に戻るのです。(以上101ページより引用)
これを音読することで、子供たちは、左義長の意味を含め、俳句の意味を理解することになる。
また、読み方も歴史的仮名遣いがあって、そのままでは読めない(読みにくい)場合がある。それも、このテキストには音読CDも付いてくるので、大丈夫である。
CDには、各句について、シャフル・ヴァージョンもあり、それに読み手を任せて、練習することもできる。
【実際の子供たちの様子】
2月6日(土)の父と子塾(第二期53回)では、冬の句の5句について、テキストを音読し、その後、俳句かるた遊びをした。
■テキスト音読
・いつも、クニコ(小1)が、①俳句 と その季語 ②意味 のところを音読し、
・アキコ(小5)が、③鑑賞 のところを音読している。
※ 後で音声をアップ予定。
■俳句かるた遊び
・今回は、冬の句で2ゲーム、新年の句で1ゲーム、五色名句百選かるた遊びをした。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
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【今後の見通し】
毎週土曜日に行っている父と子塾で、今後しばらく俳句に親しむ予定である。
1回につき、5句ずつ、俳句の意味と鑑賞のところを音読していく。そうすると、丁度4回約1ヶ月で、20句一季節の俳句の学習が終了する。
だから、次のような見通しが立つ。
■1月…新年の句終了済み。
■2月…冬の句終了
■3月…春の句終了
■6月…夏の句終了
■9月…秋の句終了
季節感を伴って俳句に親しませたいので、その季節のはじめの月に、その季節の俳句を扱うことにしたい。
そうすると、9月に全部終了となる。
また、それぞれの季節ごとに暗唱の検定を行うのもおもしろいかなとも考えている。
すべての季節の俳句を終了する9月末には、
・季節感に敏感となり、
・日本語の言語感覚が磨かれ、
・俳句の百句覚えているだろう。
【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」
アキコ・クニコ 暗唱 最高段位7段 達成!(論語以前に取り組んだ名文の暗唱です)
◆キーワード:1 五色名句百選かるた 2 父と子塾 3 俳句
・このように、俳句に親しませるには、次のグッズ(教材)が必要である。
私は、テキスト『百句おぼえて俳句名人』は、私の分とアキコ、クニコの分で3冊用意した。しかし、家庭で1冊買い、回し読みすることも可能である。
・五色名句百選かるた(2,400円)および『百句おぼえて俳句名人』(1,890円)の購入は、角川学芸出版よりhttp://www.kadokawagakugei.com/detail.php?p_cd=200708000459 かるたで俳句に親しむには、必須のグッズである。
・『百句おぼえて俳句名人』には、俳句かるた遊びの仕方も図解で説明してある。
・なお、4月、5月、8月などは、『こども論語塾 その3』を扱う予定である。
・昨日の夫婦の会話
私「タカちゃん、来月の12日(金)に東京に行って、土井英司先生に出版の企画書を見てもらって、アドバイスをもらってくる。」
妻「えっ!? あなた、まだ出版をあきらめてないの?」
私「何言ってるんだよ。ボクは一度もあきらめたことはないよ。子供たちに、<夢をもち、やり続けること。決して決して決してあきらめないこと>って、教えているじゃないか!」
私は、あきらめるどころか、既に出版については決まっていることで(どこの出版社とも契約しているわけではないが)、いつ・どこの出版社で出版するかという問題だけだと考えている。
私も、俳句かるたやってます!!
種類も見てみたいなあ^^*
by のン汰ム (2011-03-11 22:32)
>のン汰ム さんへ
コメントありがとうございます。
今、わが子には100句暗唱の課題を出し、チャレンジさせています。
まず『百句おぼえて俳句名人』を購入されることを勧めます。
by ファーザー (2011-03-12 06:53)