やりたい遊びの意見が一致しないとき 第630号 [A1 日々のふれあい]
◆リード:9月19日(土)の夜、夕食後、私は無性に家族そろってトランプがしたくなった。しかし、アキコは「野球がしたい。」と言い、妻は「疲れているから、余り頭は使いたくない。」と言う。さて、どうなったか。
2009.9.19 やりたい遊びの意見が一致しないとき 第630号
今日の夕食後、入浴前のほっとした時間、私は無性に家族そろってトランプ(七並べ)がしたくなった。
私「お~い、トランプやろう!」
誰も返事がない。
私「お~い、トランプやろう!」
誰も返事がない。聞こえているはずだが…。
私「お~い、トランプやろう!」
ようやく
アキコ「(トランプよりも、室内)野球がいい!」
クニコは黙っている。
私(う~ん、室内野球か。今日は、疲れていてそんな気分じゃないな~。)
私「お~い、トランプやろう!」
妻「頭を使う遊びはしたくないわ。」(疲れた風な顔で言う。)
クニコは黙っている。
私(う~ん、困ったな~。なぜか無性にトランプがやりたいんだけどな~。くそ~、誰もやらないのか。 せっかく買ってきておいた洋梨のシャーベットがあるんだけど、後でみんなで食べようと思っていたんだけど、それもやめようかな。それとも、「トランプをやったら、洋梨のシャーベットをあげるよ。」とでも言って、つろうか。でも、それじゃあ、なんかさみしいな。)
こんなことをいろいろ考えながら、おそらくはすご~く残念そうな顔をしていると、妻がテーブルについた。続いて、クニコとアキコもテーブルについた。
3人とも、余りに私がやりたそうに、残念そうにしていたので、付き合ってあげるという判断をしたようだ。
私「よし、じゃあ七並べだな。」
こう言って、カードを配り始めた。
やり始めれば、結構みんな楽しそうだ。
頭を使う遊びをしたくないと、疲れた風な顔で言っていた妻は、
妻「お母さんの勝ちね。」
と、言って1位になってにこりとしていた。
私は、最下位であったが、無性にやりたかったトランプができたので、にっこり満足していた。
クニコ「今度は、ババ抜きしたい。」
私「そうするかい。」
こう言って、2回戦はババ抜きをした。
妻からババを引いてしまったクニコ。私がクニコからカードを引く番なのだが、何度引いても私はババを引かない。結局そのまま、あがってしまった。
最後にババが残って負けたクニコは、
クニコ「お父さん、なぜかババを引かないんだもん。(3枚の内)右にやれば、左。左にやれば真ん中を引くんだもん。」
私「さっきのゲームで負けたから、今度は負けまいと思ってね。」
3回戦は、また七並べ。
今度は、アキコが1位で、私が2位だった。
【ゲームの後は、おいしいデザート】
私「よし、お父さんが買ってきた洋梨のシャーベットでも出すか。」
冷凍庫から洋梨のシャーベット2カップを持ってきて、2分の1ずつ分ける私。
アキコ「おいしい! どこで買ってきたの。」
私「Nホテルのやつだから。おいしいだろ。」
妻「何のシャーベットなの。」
私「洋梨のシャーベットだよ。」
クニコ「おいしい。」
私「そんなにおいしいなら、また今度買ってきてあげるよ。一人でこっそり食べようかなとも思ったけど、みんなで食べるとおいしいな。」
クニコ「一人で食べるなんてうそ! だったら、2個じゃなくて1個しか買ってこないでしょ。」
私「そうだよ、最初からみんなで食べるつもりで買ってきたんだよ。」
かくて楽しいふれあいの一時となった。
無性に家族みんなでトランプがやりたくなった私であったが、はじめはつれなく応じてくれなかったアキコ、妻、そしてクニコ。それでも、やりたそうにしていた私の姿を見て、ゆずってくれたのである。私は、家族のあたたかさを感じた。
実は、逆のケースも結構ある。
つい最近も、クニコが「野球をやりたい!」と言ってきた。私は、疲れてはいたのだが、そんなそぶりも見せずに相手をした。
お互いに相手の気持ちを汲み取り、自分の気持ちと比べて強い気持ちでいる方を優先する。今回について言えば、無性にやりたいというレベルでなければ、私の方でゆずってアキコと野球をしていただろう。アキコにしてみれば、余りにやりたそうにしている私を見て、自分よりも強い気持ちでいると判断したのだろう。妻は妻で、疲れているけど、同様に私の気持ちの方を優先してくれた。
このようにして、あったかい家族は具現していくのかなとふと思った。
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