感動した卒園式 第575号 [A4 幼稚園]
◆リード:クニコの卒園式が感動とともに終了した。感動したところとともに、クニコたちが感謝の気持ちをどう伝えたか紹介する。
2009.3.29 感動した卒園式 第575号
ー感謝の気持ちを伝えたクニコたちー
28日(土)9時30分から、クニコの通っていた保育園の卒園式があった。
妻と私は出席。
ちなみに、クニコの卒園した保育園は、私も○十年以上前卒園した保育園である。
【第一部 保育(卒園)証書授与】
誕生日順に、一人ずつ名前を呼ばれ、園長先生から保育証書をいただいた。
堂々と賞状を受け取るクニコの姿を見て、「成長したなあ。」と思った。
その後、園長先生のお話、大方の子が入学するA小学校校長先生の話、PTA会長の話と続き、およそ1時間で終わった。
この4月から入学する予定のA小学校の校長先生の話を聞いたとき、「ああ、これで保育園は終了だ。今度は、小学校に入学するんだな。」と思えた。
【第二部 お別れ会】
第一部が終わった後、すぐに「保護者会総会」があり、平成20年度事業報告、決算報告などがあった。
そして、お別れ会。
保護者会代表挨拶の後、
1.「子供からたちから保護者へのプレゼント」で、手作りマフラーをもらった。
私は、「そういえば、家でも一生懸命にマフラーを編んでいたな。」と思った。
2.「子供たちから先生へのプレゼント」も、手作りマフラーであった。
3.「先生から子供たちへのプレゼント」は、それぞれの子供が描いた絵がのっている湯飲み茶碗であった。
4.「子供たちと保護者から先生へのプレゼント」は、段ボール箱に入っていたのだが、雑巾だそうだ。
※ 写真は後ほどアップ。
その後、園長先生の挨拶の後、会食に移った。
【第三部 お楽しみ会】
第三部は、そのままの会場で、お楽しみ会であった。
プログラム順で言えば、次の通りである。
1.お楽しみゲーム:ぞうきんがけリレー他
2.保護者による出し物:歌&ダンス 『ガムシャラな風になれ』 他
これが圧巻。妻は家でDVDを見ながらよく練習していた。保護者でもある司会は
「がんばれば誰でもできるようになることを、身をもって子供たちに示したくてがんばりました。」
と言っていた。
極めつけは、最後に一人ずつ母親がわが子を抱きしめながら、風船のプレゼントを渡していた姿だった。抱きしめられ、プレゼントをもらった子供たちのうれしそうだったこと!
3.子供たちのよるオペレッタ「たこやきマントマン~忍者島の冒険の巻~」
この日に向けて、ずっと練習してきたのだそうだ。どの子も活躍していて、素晴らしかった。
4.先生たちによる出し物:
太鼓、ダンス…いずれも、息がぴったりと合い、素晴らしかった。
5.子供たちのよる歌:「ドキドキドン一年生・はじめの一歩・ともだちになるために」
とってもいい雰囲気がずっと続いていた。
最後の、「子供たちのよる歌」のところでは、子供たちは、堂々と精一杯歌った。
「サクラ咲いたら 一年生 一人で行けるかな♪
…だれでも最初は一年生♪ 一年生♪
ドキドキするけど ドンと行け♪…」
こんな子供たちの姿を見ている内に、ここまで育ててくださった保育士さんたちに、感謝の気持ちが自然とわき上がってきた。そして、私もうるっとしてきた。多くのお母さん方は既にうるうる状態であった。
3時過ぎ頃、第三部も終わった。
【感謝の気持ちを伝える】
私は、ここまで育ててくださった、保育園の先生方に感謝の気持ちを伝えた。
玄関近くで、園長先生、これまでの担任の先生以下に、「ありがとございました。」と感謝の言葉を伝え、頭を下げた。
【そして…】
玄関で、妻とクニコが来ることを待っていたのだが、突然クニコだけが現れた。
クニコ「お父さん、大事なこと忘れてた。いっしょに来て!」
私「クニコ、何だよ、どうしたんだよ。」
クニコは、それこそ脱兎の如く、園から2分のわが家に帰り、担任の先生のために作った自作「色紙」を持ってきた。
そしてまた、脱兎のごとく園に戻り、担任のA先生とB先生に、Cちゃんといっしょに渡したのだった。
担任のA先生とB先生に渡したくてうずうずしながら順番を待っていたクニコとCちゃん。
もらってうれしそうなA先生とB先生。
その顔を見てまたうれしそうなクニコとCちゃん。
やっぱり、感謝の気持ちを伝えるのは、伝えられる方はもちろん、伝える方も心地よいものだと思った。
そして、色紙ともに感謝の気持ちを伝えたクニコを見て、うれしくなった。
【クニコが色紙を発想できた理由】
担任のA先生とB先生に色紙(寄せ書き)を贈ろうと発案したのはクニコであった。
なぜそんな発想ができたのだろうか?
それは、姉のアキコが担任のT先生のために色紙を回していたことを知って、それをまねたのだった。つまり、元は姉のアキコの発想であった。
では、姉のアキコはなぜそんな発想ができたのだろうか?
これは、おそらくわが家で、母や父である私の誕生日にいつも感謝の手紙を書いていたからだろう。つまり、そこでの経験が生きているのである。
考えてみれば、子供たちから親へのプレゼント「マフラー」などは、感謝の気持ちを伝えるという保育園の先生方の、子供たちへの指導の結果である。
感謝の気持ちを伝えるということ。このことも、やっぱり家庭や園、学校で学んでいくものなのである。
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・保母さんたちの評価では、とても素晴らしい卒園式だったそうだ。
・【保育園でのクニコ】
①クニコの初めての保育参観を思い出す。大方の保護者は10時過ぎに参観に来られたのだが、朝から参観してもよいということだったので、私はクニコと同時に登園した。だから、下駄箱に靴を入れるところから始まって、朝の会が始まる前の自由遊びも、それこそずっと参観していた。みんなそろって歌を歌うところや、お話を聞くところでは、泣いていたり、きちっと聞けないでいる子もかなりいた。しかし、クニコはしっかりと歌い、話を聞けていた。この姿を見て、クニコは保育園に通っている間中、大丈夫だと考えたことを思い出す。この時の判断通りの保育園生活だった。
②保育園の先生方の、クニコへの評価は、「何でもできる子」であった。これは、他の子供たちや、その保護者の評価でもあった。
「お店屋さんごっこ」で初めてサイフを作るとき、クニコは家で「お店屋さんごっこ」をお姉ちゃんとやっていて、お姉ちゃんの作ったものを見ていたから、すらすらと作った。そしたら、他の子はそれを見て、まねて作ったそうだ。そんな感じで、まねる元をたくさん作ったそうなのである。「クニコがいると助かる」というのが、保育園の先生方の評価でもあった。ことわざかるた大会もよく1位を取ったらしいが、家では何度も負け、それがゆえに鍛えられているのが、実は本当のところである。
また、担任の先生によれば、負けず嫌いのところがあり、登り棒ができない自分ががまんできず、何回も繰り返し練習してできるようになったこともあったそうだ。
家では、お姉ちゃんとよくけんかするし、結構甘えん坊なのだが……。
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