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お年玉などのお小遣いをどうするか 第544号 [G 金銭教育]

◆リード:12月28日(日)夜、アキコのお小遣いのルール改定をした。お年玉などの高額な臨時のお小遣いをどうするかについてのルールである。

2008.12.28 お年玉などのお小遣いをどうするか 第544号
ーアキコ(小)のお小遣いのルール改定ー

新年あけましておめでとうございます。

本年も、ご愛読をよろしくお願い申し上げます。 

 

アキコ「お金を貯めて、Hi-kara(カラオケの一種で、1万円ちょっとする)を買うんだ。今、3千円あるから、この分だと、8月頃、買えるな。」

 こう言っていたのが、12月の上旬頃だった。

実母「そんなに欲しいなら、おばあちゃん(私からは義母)と相談して、二人で買ってあげようか。」

 この20日頃、こんな会話もあった。

私「アキコは、カラオケの玩具(Hi-kara)がとっても欲しいらしい。お金を少しずつ貯めて、ものを手に入れる経験はとっても大事だと思うんだ。」
妻「そうね。」
私「あーちゃん(実母)は、買ってあげるみたいなことを言っていたけど、それじゃあ、せっかくアキコがお金を貯めて手に入れる経験をしようとしているのに、簡単に叶ってしまってまずいな。 もうすぐお年玉のシーズンだけど、去年と違ってアキコはお小遣い制だからルールを考えなきゃね。」
妻「そうよね。」

 アキコは、4年生になったこの4月から月1000円のお小遣い制(うち200円は天引き貯金、残り800円のお小遣いがカバーする範囲は、お菓子やキャラクターものなどの欲しいものと、鉛筆・消しゴムなどの文房具である)である。
 問題は、臨時のお小遣いの扱いである。4月のスタート時に決めたルールは次のとおりであった。

 「臨時のお小遣いで、お年玉みたいに高いのは、5000円だったら1000円ぐらいだけあげる。1000円ぐらいの場合は、たとえば通知表がんばったからってもらったお小遣いの1000円ぐらいはそのままあげる。3000円ぐらいのときは、その都度相談」

 お年玉シーズンを控え、もう一度よくそのルールを考え直すことにした。これまでのアキコのお金の使い方を見ていると、無駄遣いすることのなく、案外しっかりしているから。ここで、たとえば1万円のお小遣いをおばあちゃんからもらって、千円ではアキコにとって張り合いがないと思ったから。そして、お金を少しずつ貯めて欲しいものを手に入れる経験をしてほしいのだが、8月まで待たなくても、もう少し早く叶うように援助してあげようと思ったから。ただ、ルールの改定(交渉)は、アキコの方から言ってくるまで待つことにした。

 折しも、アキコの方から、
「2学期通知表がんばったから、お婆ちゃんから3000円もらったけど、そのうちいくらもらえるの?」
という質問があった。

私「お母さんともう一度よく相談してみるね。」

こう言っていた。

【臨時のお小遣いのルール改定の相談】

 かくて28日(月)夜のことである。

 例によって、アキコのお小遣い帳をチェックし(お小遣い帳を付けることがお小遣いを渡す条件である。)、その後で1月分のお小遣い1000円を渡した。

 その後、妻とお小遣いのルール改定について話し合った。

私「アキコは無駄遣いすることもないから、1万円、5千円のもらっても、千円だけじゃなくて、もう少しやってもいいかもね。」
妻「でも、そのお金はアキコの洋服代になったり、塾に支払うお金になったりしているのの。」

私「それでも、3千円ぐらいは、やってもいいんじゃないか。」
妻「う~ん、この間、通帳のお金が足りなくて、アキコのエレクトーン教室のお金が落ちないことがあったの。エレクトーン教室だけで月9千9百円ほども払っているのよ。みんなアキコのためにつかわれているの。お年玉は大事なの。」

 話の様子を聞いていたアキコが
「アキコ、千円でもいいよ。」
と言った。

私「だったら、2千円ぐらいはどうかな。」(アキコの代わりに交渉しているのは、少し変かなとも思うが、交渉の仕方を示しているとも言える。)
妻「う~ん。」


 このようなやりとりがあって、結局お小遣いのルールは、次のように決まった。

○臨時のお小遣い千円、2千円の場合は、千円だけもらえる。

○3千円までは半額もらえる。

○3千円を超えてからは、すべて2千5百円もらえる。(一旦は2千円になったのだが、アキコが「やっぱり2千5百円にして。」と言ったので、2千5百円に決まった。)


 お年玉は、おばあちゃんやあーちゃん、本家からなど、いくらかもらえる予定がある。
 わが家の場合は、1万円もらっても、そのうち2千5百円のみ、アキコに渡すことになった。

 もっとも、7千5百円は、アキコの洋服代や習い事の月謝になるわけで、どちらにしてもアキコのために使われるわけである。
 
 私としては、この改訂でアキコの願いが少しでも早く叶えばいいなと思っている。何より、自分が欲しいもののために、がまんして貯めて願いを叶えるという体験をしてほしい。 
 また、アキコが自分の要求「2千円よりも2千5百円がいい」を言えたことは、一つの成長だと考えている。

 何より4月(試行期間を入れればもっと)からずっとお小遣い帳を付けて、お小遣いを計画的にやりくりしてきたことは、すばらしい成長だと考えている。(これを書いていて、今思うに、わが家の子ほめ条例により表彰に値することではないか。)

【お年玉をもらったアキコ・クニコ】

 さて、今日アキコ・クニコは、まずあーちゃん(実母)から、5千円ずつお年玉をもらった。それから、本家に年始に行き、それぞれ1万円ずつお年玉をもらった。
 明日は、おばあちゃんの家(妻の実家)に行き、そこでもお年玉をもらえる予定である。

 さっそくこのルールが適応されることになる。 

【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」

アキコ4月からお小遣い制へその3

金銭教育のねらい

「子供への金銭指導その1」

子供への金銭教育その2

子供への金銭教育その3

子どもへの金銭教育その4

子どもへの金銭教育その5

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◆キーワード:1 お年玉 2 お小遣いのルール  3 お小遣いの使い道

◆留意点・その他
・11月に一度アキコが「皿を1枚洗ったら1円もらえるといいんだけどな。」と言ったことがあった。
 私は、即座に
「ダメ! 家族なんだからお手伝いは当然だろ。そんなこと言うんだったら、お母さんが料理を作るごとに百円払いなさい。」
と強く言った。
 お小遣いとお手伝いの関係では、立場がいろいろあるのは承知している。
 わが家では、「家族は助け合うもの」という大前提があり、年齢相応のお手伝いをすることは家族の一員として当然であり、お金をもらうためにやるものではないという立場である。
 ただ、家事ではなく、人に任せてお金(給料)を支払う類の「仕事に相当すること」を手伝ってもらった場合は、お金を支払ってもよいと考えている。


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qooo

タイムリーですねえ♫
我家は,今年から、息子に手渡しでお年玉をあげるようにしてみました。祖父母などからもらうお年玉は、
預かって貯金をしておくのですが、私たち夫婦からは、
貯金箱に入れる事が出来るように小銭であげることにしました。
『○○円貯まったら、何を買おうかな〜???』と、
息子は大喜びをしていました。
お金の大切さ、有り難さ、何をしたらお金をもらえるのか。。。
そんな事を、少しずつ、教えていってみたいです。



by qooo (2009-01-03 10:20) 

ファーザー

>qoooさんへ
金銭教育はとっても大切だと考えています。
(cf.「金銭教育のねらい」http://kazoku.blog.so-net.ne.jp/2008-02-10
だから、1年かけて、お小遣い制を定着・成功させました。

今年は、アキコには、何かとても欲しいものを買うために、何ヶ月かお金を貯めて買うという経験を是非させたいと考えています。本当に欲しいもののために、今欲しいものをがまんするという経験は、きっとアキコのためになると思いますから。
by ファーザー (2009-01-08 06:23) 

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