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親子でかるた 第543号 [A4 幼稚園]

◆リード:12月29日(月)、クニコは「いろはかるた」をしたくてしょうがなかった。あっという間に、夕食を食べ、姉アキコとやり、そして母とやった。

2008.12.29 親子でかるた 第543号
ーどうしてもかるたをやりたいクニコ(年長)ー

クニコ(冬休み明けは、保育園でかるた大会だ! 負けたくない! それには、この冬休みに何回も練習するしかない。なんとか夕食後のふれあいタイムにかるたをやらなくっちゃ。)

クニコ「ねえ、お父さん、夕食食べ終わったら、かるたしよ。」
私「うん、まだ大掃除終わってないから、お父さんはちょっと難しいよ。」

母「さあ、夕ご飯よ。」
クニコ「御仏と皆さまのおかげにより、このごちそうを恵まれました。御恩を喜び、いただきます。」(※ クニコの保育園でいつもやっているい昼食前のあいさつ。わが家では、これを採用している。)
一同「いただきます。」

クニコ(早く食べなくっちゃ。そしてかるたをするんだ。ゆっくりしているとかるたの時間がなくなっちゃう。)
「ごちそうさま。ねえ、早く食べてかるたしよ。」

私「なんでこんなに早いんだ!いつもは、ビリでお母さんに迷惑かけてるのに。 かるたやりたいからだな。こんなに早く食べられるんだったら、早く食べないとお母さんが食器洗えないと思って、いつも早く食べたらどうだ。」

クニコ「ねえ、早く食べてかるたしよ。」(もう、うるさいな、お父さんは。)

 ほどなくみんな食べ終わって、「さあ、かるた!」と思いきや、かるたが見つからない。

クニコ「あれ、かるたどこにいったかな?」
アキコ「お姉ちゃん、どこにあるか知ってる。まず、おねえちゃんと野球をやってくれたら、場所教えてあげる。」
クニコ(うーん、ずるい作戦だな~。でも、しょうがないやってやるか。)「いいよ。」

 こうして、アキコとクニコは、まず野球を始めた。
 私は書斎の大掃除、妻は食器洗い等である。(いずれ食器洗いは姉妹で交代してやるなど、分担しようと考えている。)

 何度か(室内)野球をするうち、アキコが打った球を拾おうとして、エレクトーンの下に「いろはかるた」を発見したクニコ。

クニコ「あった、こんなところにかるたが! もう野球やーめた!」
アキコ「もっと野球をやらないと、アキコはかるたをやらないよ。」(※ お母さんは、まだ家事の途中)
 
クニコ(うーん、またしてもずるい作戦だな~。しょうがないか。)「わかったよ。もう少しやるよ。」
アキコ「ラッキー。」

 こうして、しばし野球が続いた。私はすぐ隣の書斎にいるので(引き戸でつながっているし、引き戸は開いているので、よく聞こえるし見えるのである。)
クニコ「お姉ちゃん、今度はかるただよ。」
アキコ「いや、やっぱりかるたしない。」
クニコ「お姉ちゃん、ずるいよ。約束したでしょ。」
アキコ「わかったよ、やるよ。」

 こうして、二人でかるたを始めた。アキコが読んで、クニコが取る形だ。こんなんで楽しいのかなと思うのだが、クニコは保育園のかるた大会で勝つためにやっているわけである。
 アキコはかるたを読みながら、「この意味知っているか?」などとやっていた。
 私は、「得手に帆を上げる」など、わかりにくいかるたの意味など、書斎を掃除をしながら、解説していた。
 そうこうしているうちに、妻の家事が一段落した。

クニコ「ねえ、お母さんもかるたやろ。」
母「よし、やろうか。」

 こうして、まず母がかるたを読んで、アキコとクニコで対戦。
 
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次に、クニコが読んで、母とアキコが対戦。

 最後に、アキコが読んで、母とクニコが対戦した。

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かくて、かるた遊びが終わった。
 満足したクニコであった。

 食事を食べ終えるのがいつもビリ。それも抜きんでて遅いクニコだが、今回の早さ。それに、お姉ちゃんの遊びをまずやってあげても、かるたをやりたかったクニコ。
 理由は、保育園でのかるた大会に勝ちたいという一点だった。

 やはり公(集団)教育の力はすごい。
 わが家は昔からかるたを愛好しているが、これだけのやる気を引き出すのだから。
 おそらく今年も何回もこのかるたをすることになるだろうし、保育園でのかるた大会でも、クニコはすごい力を発揮するだろう。何せ何回も何回も練習するだろうから。
 
 以前の記事「親子「俳句かるた」の効用」に書いたように、かるたには、「1.家族で楽しいひとときを過ごすことができる…」「2.親子の絆が深まる…」「3.楽しい経験の共有は、リフレッシュとなり、ストレス解消となる…」「4.人間関係力を育むことができる…」「5.知的な成長を促すことができる…」「6.楽しい一つの遊びを教えることができる…」などの六つもの効用がある。

 この効用は別として、かるたであれ、野球であれ、子ども自身ががやる気をもってあることに挑戦しようとしているとき、それをできるだけサポートする親でありたいものだ。

 なぜなら本人がやりたいと強く思っていることをサポートしてもらえることが、一番本人はありがたいだろうから。その結果、信頼関係が深まるだろうから。
 
 アキコ、クニコのクリスマスプレゼントは、野球ゲームとサッカーゲームであったが、それらのゲームに加えて、かるたがこの冬休みの定番になりそうである。

【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」

「親子「俳句かるた」の効用」

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◆キーワード:1 俳句かるた 2 ふれあいタイム  3 保育園との連携

◆留意点・その他
・クニコの保育園では、昨年から冬休みには、かるたを購入して家に持ち帰らせ、冬休み明けにかるた大会をやるというパターンである。だから、去年はそのかるたを使った。
 今年は、保育園が購入して家に持ち帰らせた「いろはかるた」である。

・わが家のかるたの歴史は古い。アキコが入園前からやっていた。
 最初に使ったのが「しつけかるた」で、「くつをぬいだらそろえよう、右左」とやっていたのである。それから、「俳句かるた」、「ことわざかるた」と続いた。どうせなら、発達段階を踏まえた、知的なかるたを選びたい。


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