母と子の料理教室「スイートポテト作り」 第532号 [D2 母と子の料理教室]
◆リード:「母と子の料理教室」は、今年から毎月原則第3土曜日という定期開催となった。今月は3日(月)に、わが家で収穫したサツマイモを使ってスイートポテト作りを行った。そして……。
2008.11.8 母と子の料理教室「スイートポテト作り」 第532号
ーできたスイートポテトを分ける順番ー
「母と子の料理教室」は、今年から毎月原則第3土曜日という定期開催となった。
10月はのり巻きまっきーを使った「のり巻き作り」だったし、今月は3日(月)に(第3土曜日を待たずして)、わが家で収穫したサツマイモを使ってスイートポテト作りを行った。
【スイートポテト作り参観】
記事にしようと思い、作り始めから出来上がりまでずっと見ていた。
ざっと次のような手順であった。
①サツマイモを洗う
②皮をむく(+皮の始末)
③切る
④蒸す(電子レンジ使用)
⑤つぶす
⑥砂糖、バター、卵黄を入れる
⑦型にする
⑧オーブンで焼く
⑨配膳と片付け
以前私がインターネットから入手し、プリントアウトしたスイートポテト作りのレシピを使っていた。
時折アキコとクニコがやる順番をめぐってケンカしたり、妻の指導が入ったりしていたが、総じてスムーズに三人が協力してやっていた。
妻は途中でリビングに行き、雑誌を見たりすることもあった。
その間も、アキコとクニコは、嬉々として楽しそうにスイートポテト作りにチャレンジしていた。一人でやれることが多くなっていてびっくりした。
アキコは途中でバターの重さを秤で量ったりしていたが、妻は「算数の勉強にもなるんだよ。」と言っていた。(確かにそうだ。)
やがて、お寿司のような形のスイートポテトが12個出来上がった。
作り始めたのが3時40分で完成したのが4時55分だから、1時間15分かかっての出来上がりである。
私は参観していて、「こんなに手間ひまがかかるのか。感謝して大事に食べなきゃな。」と思った。
※ 写真は後ほどアップ。
【スイートポテトを分ける】
さて、スイートポテトが出来上がったところで、12個を分ける段階になった。
私「おいしそうだな。まず、あーちゃん(実母)に2個あげる分を取るね。」
こう言って、大きそうなものを選んだ。
アキコ「次は、お父さん(が選ぶ番)ね。」
私「おいしそう。これとこれにしよう。」(大きそうな物を選ぶ。)
アキコ「次は、お母さん。」
妻「お母さんは、これにするわ。」
アキコ「今度は、アキコの番、これとこれだ。クニコの番だよ。」
クニコ「クニコはこれとこれ。」
一番最後に、クニコが選んだ。
アキコ「残りの2個はお父さんとお母さんの分?」
私「とっておいて明日半分ずつ4人で分けて食べよう。」
アキコ・クニコ「わーい。」
こんな感じで、わが家では、買ってきたケーキなども、通常お父さん、お母さん、アキコ、クニコの年の順で選ぶことになっている。(誕生日の場合は、誕生日の人が一番先に選ぶ)アキコが小学生になる前からのわが家の習慣というかルールである。
これは家の秩序を教える(保つ)ためにしていることである。年取った順に偉く、また働いている(きた)大人が偉く、大切にしなければならないことを教えているのである。
年上のアキコはクニコより先で満足しているし、年下のクニコは、体も小さく、自分が一番下だから当然だと思っている。
【母と子の料理教室の感想】
毎月の振り返りで、楽しかったことベストスリーによく登場する「母と子の料理教室」であるが、この日の夕食の際に今回のスイートポテト作りの感想を聞いてみた。
クニコ「ケンカをしたり、お姉ちゃんが間違えたりして、面白かった。食べるのが楽しみ。」
アキコ「作るのが面白い。食べるのが楽しみでおいしい。」
妻「甘いのは苦手なので、本当はスイートポテトを食べるのはイマイチ。でも、アキコ・クニコの喜ぶ姿をみることが楽しい。」
私「スイートポテトを作るのに、1時間と15分もかかることがわかってびっくり。ありがたくいただき、おいしかった。」
実際、姉妹(+母)で料理を作る様子は、実に楽しそうだった。毎日料理を作ることは大変で、ある意味ストレスにもなるのだろうが、少なくともアキコとクニコにとって料理を作ることは楽しみであり、ストレス解消になっている。
お菓子以外にも、カレーライス、サンドイッチ、のり巻き、おにぎり、食パン…と簡単な食事作りにも挑戦しているアキコとクニコ。「母と子の料理教室」を継続する中で、いずれ妻のサポートなしで、妻の代わりに料理することもできるようになっていくだろう。
親子のふれあいになるし、協働して何かをやり遂げるとても良い機会だと考えている。
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◆留意点・その他
スイートポテト作り、懐かしいです。昔、子供に作ったことがありましたが、お母さんだけの(笑)料理教室でした。反省です。アキコちゃん、クニコちゃんもお母さんの料理教室でいろいろなことを学んでいるんですね。今考えると、親子の交流と料理教室の両方ができたはずだったんだな、と後悔先に立たずの心境です(笑)。
お菓子を選ぶ順番は大事ですね。家の秩序を教えることは大切です。わが家でもお菓子を選ぶ時はおじいちゃん、おばあちゃんが先という暗黙の了解がありますが、守りたい秩序ですね。
次の料理教室も楽しみにしています。f^_^;
by いまじん (2008-11-09 20:56)
>いまじんさんへ
コメントありがとうございます。
後悔先に立たずの心境とのことですが、お子さんはおいくつですか?まだ、チャンスはあるのでは…!?
わが家では、お菓子などを選ぶ順番は、誕生日以外は原則として年齢順です。お姉ちゃんのアキコが、いつも妹のクニコよりも先です。アキコはそれでにこにこしています。その代わり、お手伝いなどその分多めにやってもらっています。
あーちゃん(実母)の話では、自分が小学生の頃は戦争中で、タラなどの魚はお爺ちゃん、お婆ちゃんから順に配られ、自分のところまで回ってこなかったそうです。
わが家では、子供を王様に育てない方針なので、この辺りの躾はきちんとしたいと考えています。
by ファーザー (2008-11-10 18:27)
こうしてお母さんと作った料理の数々は、
娘さん達の心に残っていきますね〜。とてもよい思い出です。
息子が通う保育園は、食育を重んじており、
週に一度料理の時間を設けていたりするのですが、
園長先生がいつも、
『家庭でも、ホットケーキでもおにぎりでも、
一緒に作った物を食べるということを意識して、実践して下さい』と仰います。週に1度は、実践してるのですが、
今週は、スイートポテトにしようかなあ!!!
by qooo (2008-11-18 04:43)
>qoooさんへ
きっとよい思い出として残ると思います。
食の安全が問題になっている昨今。節約のためにも、自分たちで料理を作るということは、もっともっと見直されていくと思います。
親子のふれあい、会話の機会となるばかりか、よいリフレッシュの機会になると思います。
by ファーザー (2008-11-22 14:25)