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文化祭代休「イチゴの苗植え」etc. 第525号 [B4 手伝い・作業・飼育・栽培]

◆リード:文化祭代休の今日は、アキコ、クニコ、あーちゃん(実母)の4人で、イチゴの苗植えをした。 

2008.10.20 文化祭代休「イチゴの苗植え」etc. 第525号

20日(月)は、私の勤務校の文化祭(19日)の代休であった。
 クニコの保育園展覧会とバッティングしていて、クニコも代休で休み。アキコも、振り替えで休みであった。しかし、妻は通常通り出勤。私が二人をみることになっていた。
 午前中は、整理整頓。お昼からは、イチゴの苗植えであった。
 
 実は、去年も同じ時期に親戚の農家からイチゴの苗をいただいた。そのときは、私一人で苗植えをしていた。
 今年も先日イチゴの苗をいただいたのだが、今回は実母も含めて4人でイチゴの苗植えをすることにした。
 事前の準備、後片付けを含め、たっぷり2時間余りかかった。
 
 畑に到着すると、まずは雑草を抜き、畝作りをした。その際、少しばかり肥料を混ぜた。この畝作りが一番時間がかかる。

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 次に、イチゴの苗植えである。大体30cm間隔で苗を置いていった。ちょうどうまく置けたところで、畝に穴を掘り、苗を植えていった。

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 そして、苗を植えたところで、水やりである。タンクに10㍑程用意した水を、じょうろでまいた。

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 最後に、少しばかり草取りをして、畑(自宅から車で5分ほど)を後にした。

 帰宅後、スコップや鍬を洗ったり、土の付いた長靴を洗ったり、汚れた服を着替えたりで結構時間がかかった。

 実母が帰りの車中で、こう言った。

実母「アキコはよく働いた。畝を一つ作ってくれたね。」
私「クニコもよく働いたよ。二人とも、大きくなってきて、立派な働き手になってきたね。」

 こう言ってほめた。
 本当によく働いた。畝作りも、イチゴの苗植えも、水やりも、草刈りも、進んでがんばっていた。

 以前は、いっしょにいるばかりで、大して戦力にならないことも多々あったが、今回は本当によく働いた。

 やる作業がわかっていたこと(慣れ)もあったろう。(もう何回も畝作りをいっしょにしてきた。)
 この作業が、将来イチゴの収穫という実りをもたらすことを知っていたこともあったろう。(作業の目的がわかっていた。)
 それには、「一つ一つのことー畝作り、苗植え、肥料、水やりetc.ーをきちんとしなければならない」ということも、わかっていたからであろう。
 農作業に限らず、家族みんなで協力して働くという価値観が子供たちにも共有されていたこともあるだろう。
 要するに、これまでの積み重ねである。

 正直言って、イチゴの苗植えといっても、30株ほどもあり、畝作りひとつも楽ではない。けっこう疲れるし、汗や土で衣服も汚れる。蚊に刺されることもよくある。
 いい加減にやると、苗が枯れたり、実りがよくなかったりするので、やり直しをさせられることもある。
 後片付けも容易でない。汚れた長靴やスコップ、鍬の類を洗って元に戻したり、収穫したときなど、それを洗ったり、運んだりしなければならない。
 要するに、けっこうしんどい作業なのである。椅子に座ってキーボードを叩いていけばクリアーできていくゲームのようなものではないのである。

 このことこそが、現代っ子に不足しがちな忍耐力や根気強さという徳性を養うことになると考えている。

 仕事(作業)というのは、そもそも一定の目的があり、手順がある。見通しをもって、手順通りに粘り強く能力を発揮することが要求される。周囲の人とのコミュニケーション能力や協調性も要求される。確かにやり遂げたときの満足感は心地よいが、決して甘いものではなく厳しいものである。

 こう考えると、将来の仕事へのよい準備教育にもなっているとも言える。

 こうしたしんどい作業を経て、来年の5月にはおいしいイチゴが食べられる。
 努力は報われるのである。

 ※ 今、読み返してみて思うに、確かに一般的に見て「しんどい作業」なのだろうが、私としてはさほどしんどさは感じていない。慣れてきて段取りや動きがうまくなってきたこともあるだろうが、一番の理由は、家族みんなで協力し合って働いていたからである。

 「ひとりで歩けば、五マイルの地点で疲れみじめになるでしょう。しかし十人で歩けば楽しい遠足いなるのです」(インドの聖者の言葉)という言葉が好きだ。むしろアキコやクニコの成長がみれて、うれしかった。将来、家族みんなでイチゴの収穫を楽しめるかと思うと、またうれしい。きっと、アキコやクニコ、そしてあーちゃんもそうだっただろうと思う。

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家族で野菜を栽培する意義

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◆キーワード:1 イチゴの栽培 2 いっしょに働く  3 家族の伝統

◆留意点・その他
・アキコが2、3才の頃、長野県でイチゴ狩りをしたことがある。イチゴの苗植え、世話、収穫の各段階の一番おいしいところを体験したわけである。新鮮でおいしいイチゴをその場で食べることができ、確かに楽しい思い出に残っている。ただ、それは採りたてのイチゴを味わうのであって、イチゴの栽培とは違っている。

・この日は、整理整頓、クニコのヤマハ音楽教室に連れて行くことなど、いろいろな仕事があり、休んだ感じが余りしなかった。


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コメント 4

qooo

ああ〜、今の時期が苗を植える時期なんですね〜。
美味しい収穫が待っているから、頑張れる!!
でも、ファーザーさんの仰るように、何故か、
土に触れる作業というのは、
(たぶん、たまにしかしないからだとは思うのですが)
以外と、しんどくないんですよね。
庭の草むしりなんかをたまにしていると、何故だろう、
汗が心地よく、顔についた泥が誇らしく思えます。
自宅菜園や花壇なんかの土いじりという、労働は、
癒されるから、不思議です。

『10人いたら、遠足』いい言葉ですね〜!!!!


by qooo (2008-10-26 05:20) 

いまじん

エ~!?アキコちゃん鍬使ってるの!?すごいね~!クニコちゃんもいい手つきだね~!大人でもたいへんです。ほんとにご苦労様でした。
by いまじん (2008-10-26 21:55) 

ファーザー

>qoooさんへ
そうなんです。今がその時期なんですね。

確かに土いじりは癒やされます。
今回の記事は、かなり大変な面を強調していますが、実際は案外楽しかったり、癒やされたししているのです。
準備や片付けは慣れれば、歯磨きと同じで当たり前ですし、その時間束縛されるのも、別によい気分転換であったりします。
ただ、それも積み上げですね。いきなりだとやっぱり大変だと思います。

そして、その場合も、家族みんなでやると大変さが少なくとも半減するし、楽しさは倍増しますね。
by ファーザー (2008-10-26 22:04) 

ファーザー

>いまじんさんへ
コメントありがとうございます。

アキコは、小4ですから、だいぶ戦力になってきました。
大変ですけれど、一緒に汗をかくことは、楽しいことでもありますね。
あと、いつも作業の後には、おいしいものを用意しているんです。
今回は、おいしいラーメンの外食でした。
by ファーザー (2008-10-26 22:10) 

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