「出版企画プレゼンテーション参加」 第520号 [O5 マスコミ・出版・セミナー]
◆リード:10月4日(土)「10年愛されるベストセラー作家養成コース」の出版企画プレゼンテーションに参加した。数々のベストセラー、ミリオンセラーを送り出してきた実力ある編集長7名を前にしての『子育て12の原則』の出版企画プレゼンテーションである。
2008.10.4 「出版企画プレゼンテーション参加」 第520号
ー「10年愛されるベストセラー作家養成コース」の卒業プレゼンテーションー
10月4日に、東京のある会場で行われた出版企画プレゼンテーションに参加した。
ベストセラー、ミリオンセラーを送り出してきた実力ある編集長が7名(7社)を前にしての出版企画プレゼンテーションである。
たとえば100万部を突破した『病気にならない生き方』の編集者など、最低でも5万部をねらいにくるという各出版社のエース級の編集者である。
参加者は、第四期「10年愛」の卒業生たち、31名である。
プレゼンテーションの持ち時間は一人5分。
私の出番は、18人目であった。
【ファーザーの出版企画プレゼンテーション原稿】
私は、次のプレゼンテーション原稿を用意した。
【自己紹介】
現職小学校教員として二十五年、二児の父親として子育て十年のファーザーと申します。 ブログ『あったかい家族日記』の中で自分の子育て実践を発信し続けて三年四ヶ月、 子育て真っ最中の読者から、「具体的で参考になる」と評価を戴いてきました。とりわけ幼児教育の権威である七田眞先生からは、「ご自分の子育てを中心にした実践的内容なので、子育てをなさっているご両親には、きっと参考になる」と推薦を戴きました。
そのブログ記事五百本余りをもとにして、親としての愛情を、教師としての教育技術で裏打ちした実践的子育て論を『子育て十二の原則』として出版したいのです。
【『子育て十二の原則』の解説ー第七の原則を例にしてー】
では、「子育て十二の原則」とは具体的に何か。
一例として、第七の原則「親が教える機会をもつ」を紹介します。
私の強みの一つは、水泳です。わが子を指導して、初めてクロールで二十五メートル泳げるようにしたことがあります。その時、私が「やったな!」と声をかけると、わが子の「うん!」という弾んだ声。笑顔を見ることができました。
この親が教えるということには、四つの価値があります。
①教えた子供ができるようになったという事実です。
②その結果生じる子供の笑顔です。
③教えた親に対して生じる、子供からの感謝、信頼や尊敬の念の高まりです。
④親子のよい思い出となり、絆が深まることです。
このように、親が教えることには四つもの価値があり、親と子に好ましい人間関係が生じるまたとない機会になります。
ところが、現状は、丸投げ子育て全盛です。餅は餅屋で専門家に任せた方が、確かに子供は伸びるし、確実です。第一親には子供を指導している時間が余りありません。
一方で、それがこの「親が子供を教える機会」を奪っていることも確かです。「お父さんってすごい。」「お母さんのおかげでできるようになった。」「お父さん、お母さんありがとう。」このような親子の機会を奪っています。餅は餅屋の丸投げ子育てで、成果というおいしいところばかりいただくというやり方の落とし穴がここにあります。
本当においしいところは、実は成果を生み出すための、教えるというプロセスの中にこそあると、私は考えます。
自分の親を「すごい」と思える子供は幸せです。それには、子供に親のすごさをアピールする機会、教える機会をもつことが必要です。その場合の原則が「親の強みを活かす」ということです。
教師である私は「父と子塾」、妻は「母と子の料理教室」、書家である祖母は「書道」を教えてきました。わが家では、それぞれが強みを活かして子供を教えることが、感謝と尊敬、信頼と絆づくりのベースとなっています。
【『子育て十二の原則』が必要とされる現状(問題点)】
さて、私はマークス寿子さんが『日本はなぜここまで壊れたのか』の中で述べていたような日本の現状を大いに憂いています。
その背景には、親の教育力の低下があります。子供をほったらかしている親、躾のできない親、…。親として何をどう教えたらよいのかよくわからないまま、忙しい生活の中で、親は右往左往しています。その結果、登下校すら危険が伴う病んだ社会の中で、多くの子供たちが犠牲になっています。
【私が『子育て十二の原則』を書く資格、そして出版にかける志】
私は、冒頭で紹介したように、小学校教員として、二十五年間、千名以上の子供たちとその保護者とかかわってきました。そこでの専門的キャリア、学びをすべて活かして、二児の父親として十年間子育てをしてきました。
そうした中で、学び実践してきた子育ての原則を親に伝えることで、自信をもって子育てできるようにしたいのです。そうすることで、親に自信と笑顔を、そして子供に親子の絆と笑顔を取り戻し、家族を再生したいのです。
そうして、将来を担う子供を輝かせ、現在日本を支えている親たちを輝かせ、壊れかけた日本を再生すること。それが出版を通しての、私の夢であり志です。
【出版企画プレゼンテーション】
この原稿は、5分以内で読み終えるように、音読しては文章をそぎ落とし、音読しては文章をそぎ落として完成した。
30回以上音読して本番に臨んだ。時々原稿を見ながら、この原稿通りに発表した。
最後の一文を読んだ2秒後、「ピピピピピ…」と5分終了の合図が鳴った。
ドンピシャリの時間であった。その意味でも、他の10年愛のメンバーから拍手がきた。
私自身与えられた5分間を使い切り、納得のいくプレゼンテーションができた。
【審査結果と今後の対応】
ベストプレゼンテーション賞1名、特別賞2名、優秀賞1名、最優秀賞1名が発表された。この方たちは、編集者と出版に向けて具体的な話が進むことになる。
残念ながら、この中に私の名前はなかった。悲しかった。
だけど、この中に選ばれなくても、出版のチャンスはまだある。
10年愛3期生は、この時選ばれなかった人を含めて、7割の出版率だと聞いた。
私には土井英司先生より合格をいただいた企画書があり、書く意欲は十分ある。書くネタもそろっている。
今回であった編集者に個々に働きかけたり、エリエスブックコンサルティング経由で別の出版社の編集者にお願いしたりしようと考えている。
『ほめ言葉ハンドブック』の著者から、「私は、原稿を書き上げてずっともっていた」と、本人の講演の中で聞いた。私もそれにならって、手を組む編集者を探すことと平行して(見つけるより前に)、一次原稿を書き上げてしまう戦略をとることにした。
ネバーネバーネバーギブアップ!
私は、出版成功までやり抜く。
【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」
よかったらnice! ブログを書く意欲はあなたのnice!に支えられています。
◆キーワード:1 出版企画 2 プレゼンテーション 3 10年愛されるベストセラー作家養成コース
◆留意点・その他
・NHK○県放送局児童画廊(児童が感想文つきで、絵を紹介するコーナー)放送マニュアルでは、30秒180字とあった。普通の音読では、5分間1800字(約2000字)となる。まず、2000字以内の原稿を作り、音読を繰り返しながら1700字程に減らした。
・NLPトレーナートレーニングの中で、プレゼンテーションのポイントの一つとして、「自己一致したメッセージを送ること」を学んだことがある。すなわち、自分自身と一致したメッセージを送る大切さである。たとえば、金銭トラブルを抱えている人が財務のトレーニングを説くというのは、自己一致していないメッセージとなり、説得力を欠くという意味である。
私は、何回も音読してみて、この意味でも何か違和感を感じる表現を何回も書き直した。だから、今回のプレゼンテーション原稿は、全くの本心である。
・東京行きが続いている。先々週は卒業プレゼンテーションの練習会。今週は、船井幸雄オープンワールド2008に参加予定である。
手に汗を握りながら、読んでしまいました!!!
私もファーザーさんが、
娘さんに水泳を教えてらっしゃる記事を拝見して以来、
自分で教えられる事は自分が教えなくては。。。と、
気づいたんです。
教える事は、自分の為の復讐にもなったりしますよね。
適切な言葉で表現出来ない曖昧な事は、
自分自身も、わかってないことなんだって思いますもの。
どうぞ、頑張って下さいね。
娘さん達も、そんなお父さんの様子を
しっかり見守ってると思います〜!!!
by qooo (2008-10-11 06:31)
>qoooさんへ
励ましのコメントありがとうございます。
平日も朝早く起きて少しずつ原稿を書いています。私にはできるという確信があるので、きっとやり遂げると思います。
by ファーザー (2008-10-13 12:39)