あったか家族ポイントー家族の絆を強める公式ー第500号

◆リード：あるトップ営業マンの話にヒントを得て、家族への働きかけを「あったか家族ポイント」として点数化し、家族経営に活かしてみた。

2008.6.28　あったか家族ポイント 第500号
ー家族の絆を強める公式ー

　
　前記事に書いたように、ランチェスター戦略の本に学んだ、トップ営業マンO氏は、営業成績（保険の成約）をあげる公式を、次のように創った。

「営業成績（保険の成約）＝能力×コミュニケーション自乗＋人脈」

で、決め手は＜コミュニケーション＞であると。

【家族の絆を強める公式】

　このO氏にヒントを得た私は、家族の絆（家族間の信頼度、家族のあったか度、居心地のよさ…）を強める公式を、次のように考える。

「家族の絆＝働きかけの質×働きかけ（対話・ふれあいetc.）自乗

　　＋これまでの積み上げた家族の絆（これまで積み上げてきた信頼度、ラポール度）」

【あったか家族ポイント】

　ここでいう「家族への様々な働きかけ」の点数を、「あったか家族ポイント」と命名することにする。
　そして、「家族への様々な働きかけ」をリストアップし、それを得点化してみた。

【あったか家族1ポイント編】
■朝のあいさつ：家族一人に言うごとに1ポイント。3人に言えば、3ポイントゲット。
■見送り（のハグ）：家族一人と見送り（のハグ）をするごとに1ポイント。3人とすれば、3ポイントゲット。我が家は毎朝しているが、休日などの場合は、昼や夜でもする機会が生じる。
■出迎え：昔は私が仕事から帰ると、家族揃って玄関で出迎えてくれた。近年、妻は働きだし、我が子は塾などの習い事で、なかなか難しい。
■おやすみのあいさつ：家族一人に言うごとに1ポイント。3人に言えば、3ポイントゲット。

【あったか家族2ポイント編】
■食事の準備・片付けをする：我が家では全員で食事を運び、自分の食器類は自分で片付ける。
■一緒に食事をとる：
■食事の時などに会話する：我が家の場合、夕食を囲んで「グッド＆ニュー」というタイトルで、その日のよかったことやニュースとなるようなこと一人ずつ発表し合っている。
家族3人の話を聞いてあげれば、それだけで２×３＝6点。自分も話せば、＋２点で8点となる。一緒に家族4人で食事をとるだけなら、2×４＝８点のみとなる。
■電話でこちらの様子を伝えたり相手の様子を聞いたり、励ましたりする：
■我が子を風呂に入れる：2人を風呂に入れれば、4点。１人なら2点である。
■ふれあいタイムで我が子と遊ぶ：１人と遊べば２点、２人なら４点である。
■ちょっとした面白い話、ためになる話をする：
■絵本を読む：１人に読めば２点、２人に読めば４点となる。
■ちょっと勉強などを見てあげたり、質問に答えたりする：
■ちょっとした手伝いをする：

【あったか家族３ポイント編】
■家族の料理を作る：４人分なら３×４＝１２ポイント
■掃除をする
■かなり時間をとって作業（農作業など）をする。
■整理整頓をする：
■父と子塾をする：
■母と子の料理教室をする：
■かなり時間をとって教える：
■ちょっとした家族イベント（外食、近くの温泉…）をする：

【あったか家族ボーナスポイント（５点・１０点…５０点）編】
■家族会議をする：
■記念日（誕生日、結婚記念日）を祝う：
■家族旅行をする
■大きな家族イベント（ひな祭り会、クリスマス会、七夕会、ボーリング大会…）をする
■家族のかかわった事件に対処する：

【家族の絆を強める公式からイメージできること】
　ざっと自分の家族における働きかけを振り返り、あったか家族ポイントにして得点化してみた。

　この公式をある程度妥当性のあるものさしだとすると、次のようなことがわかる。

　第一に、毎日のあいさつ、食事を一緒にとること、手伝いをすること、調理や掃除をすることなど、日常の生活を普通に過ごすことの重要性である。
　とりわけ、あいさつの有無は、毎朝、毎晩のことだけに大きい。以前アキコとけんか気味になったことがあったが、このあいさつや見送りの習慣のために、さほどイライラすることはなかったし、すぐに修復できた。
　ここがしっかりとするだけで、４人家族なら３０ポイントは超え、家族は安定していると言えるのではないか。
　逆に、あいさつがない、食事も一度も一緒にとらないとなると、たちまち１０ポイント未満となり、家族は、崩壊の危険性が高まるだろう。

　第二に、日常生活の中で、我が子とふれあいタイムをもったり、絵本を読んであげたり、ちょっと勉強を見てあげたり、ちょっと励ましたり、ちょっと手伝ったり……していけば、４０ポイントを達成し、家族の絆は強く、家族生活も豊かで充実したものになるだろう。

　第三に、第二のことに加えて、土曜日や日曜日などに、記念日を祝ったり、家族イベントをしたり、家族会議をしたり……していけば、さらにボーナスポイントが加わり、家族の絆はより強固なものとなり、家族生活はより豊かで充実し、１人１人がこの家族の一員でいることに大きな幸せを感じることだろう。

　子供たちは、学校で疲れて帰ってきても、家族に癒やされ、また元気を取り戻す。そして、家族で多くのことを学び、すくすくと成長していく。
　親たちは、仕事で疲れて帰ってきても、家族に癒やされ、また元気を取り戻す。

　この第三の段階に至ったとき、家族はその本来の機能を回復したと言えるのだと思う。

　そして、それは家族という場において、親として家族の一員として、どれだけ働きかけたか、役割を果たしたかによるのだ。

【『あったかい家族日記』５００記事達成！】
　このブログ『あったかい家族日記』は、ブログ開設以来３年と１ヶ月となり、４年目に入った。

　本記事で５００記事を達成である！　

　我ながら本当によくやったと思う。自分で自分をほめてあげたい。
　つい先日(６月２３日）、３００人nice!も達成した！
　最近は、１日当たり１，０００アクセス余り、３００人余のアクセスである。

　愛読者のみなさん、本当にありがとうございます。
　今後も私ファーザーは、同じ親としてのスタンスから、子育てや家族経営に役立つ実践や情報を惜しみなく公開・発信していこうと思います。
　今後ともよろしくお願いいたします。

【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」

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◆キーワード：１　家族の絆を強める公式　２　家族の絆　　３　あったか家族ポイント

タグ：家族の絆

コメント 4

ポイント制、わが家でも導入したいと思います。
ほとんどのことはすでに実行していますが、ポイントとして意識
することが大事ですね☆
by Delica☆ (2008-07-01 07:06) 

遅くなりました。
５００記事達成おめでとうございます！！！
お仕事、ご家庭とお忙しい中ブログを
継続されていらっしゃる姿、
理想の高さ、
そして、家族への愛。
とても尊敬しています。
出来る人って、
忙しくても、まめに動くんだよね、と
しみじみ思います。

これからも頑張ってくださいね！


by miyu (2008-07-02 05:09) 

Delica☆さんの家庭は、きっとあたたかで、家族の絆が強いのでしょうね。

あったか家族ポイントについて、少しだけ補足します。
「家族のかかわった事件に対処する」だけでも、いろいろなことが想定されます。たとえば、実母が交通事故に遭遇したことがありました。、「弁護士の所へ行く」「知人に相談に行く」「当事者の家庭を訪問する」など、大変なときほど家族の絆が問われると思い、駆け回りましたね。

このような一つ一つの積み重ね、総和が、あったかい家族をつくり、家族の絆をつくるのだと思います。
by ファーザー (2008-07-05 14:49) 

＞miyuさんへ
励ましや賞賛のコメントありがとうございます。

ブログ初期からのmiyuさんの評価だけに、うれしいです！


by ファーザー (2008-07-05 14:51)