あるトップ営業マンの「仕事術」ー「あったか家族ポイント」の着想ー [L 仕事]
◆リード:あるトップ営業マンの話を聞いた。「メッセージ入りの名刺を置いてくる」1ポイントのように、営業活動を得点化し、1日20ポイント達成することを自分に課してきたという。そのアイデアを家族経営に活かせないかと、私は考えた。
2008.6.28 あるトップ営業マンの「仕事術」
ー「あったか家族ポイント」の着想ー
6月14日(土)のこと、私は東京であるセミナーに参加していた。
そのセミナーの中で、ある生命保険会社のトップ営業マンO氏は、次のような話を紹介された。
ランチェスター戦略の本に学んだO氏は、営業成績(保険の成約)をあげる公式を、次のように創った。
「保険の成約=能力×コミュニケーション自乗+人脈」
で、決め手は<コミュニケーション>であると。
具体的には、お客さんとのコミュニケーション(働きかけ)を次のように、ポイント化し、1日20ポイントを達成しないと帰宅しないと決めていたそうだ。
■1ポイントのコミュニケーション(働きかけ)
・お客さんに電話する
・メッセージ入りの名刺を置いてくる
・立ち話をする
■2ポイントのコミュニケーション(働きかけ)
・お客さんとアポイントを取る
■3ポイントのコミュニケーション(働きかけ)
・実際にお客さんと面談する
例えば、電話をかけてアポイントを取れれば、1+2=3ポイントゲットとなる。
1日3件の面談で3×3=9ポイント、さらにそこで次のアポをとるようにすれば、(3+2)×3=15ポイントとなる。20ポイント達成しないと帰宅できないので、どこかを回ってメッセージ入りの名刺を2つ置いてきて1+1=2ポイント。こんな感じで必ず、1日20ポイントを達成してから帰宅してきたのだそうだ。
トップ営業マン氏は、これを継続した結果、はじめの頃は最低月収が手取り5千円足らずだったのが、3,000万から5,000万円の年収を得られるようになったそうである。
圧巻は、200億円の保険の成約である。O氏が20ポイント達成のために、メッセージ入り名刺1ポイントを2年にわたって置き続けたところ、その大手の会社からある日連絡が入り、契約が成立したそうである。
O氏の必ずポイントと成果は比例するという話や、人間には(20ポイント達成まで帰らないという)ゴールや仕組みが必要という話は、これらの実績と合わせて十分納得できる話だった。
その話を興味深く聞きながら、私は次のアイデアを思いついた。
家族だって、コミュニケーションやふれあい(働きかけ)が最も重要だが、それにはこのトップ営業マンのO氏のように、
働きかけを得点化し、仕組み化するとよい
のではないか。こういうアイデアである。
さっそく私は、「あったか家族ポイント」と命名して、家族への働きかけをリストアップし、それを得点化してみた。(続く)
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・このセミナー後、このトップ営業マンO氏、セミナー講師の土井英司先生と一緒に飲んだ。O氏は、土井英司『「伝説の社員」になれ!』の中で紹介されていた「ある生命保険会社のトップセールスマン」であることがわかった。
続き、楽しみにしてます☆
by Delica☆ (2008-06-28 16:27)
>Delicaさんへ
コメントありがとうございます。
セールスマンには直接参考になると思うのですが、私は即家族経営に活かすことを考えました。
次の記事に書いたように、自分で現状を得点化し、少し負荷のかかる得点を目標にするとよいと考えています。
家族経営について得点化することなど、心理的に抵抗感のある方も居られると思います。
私は、現状をよりよくするのに役立つなら、それも一つのよい方法だと考えています。私自身、一方であったか家族ポイントで客観的に家族経営を見つめて、そのポイントがあがるように意識しています。
ちょっと疲れたときでも、「お父さん、絵本読んで。」と言われると、「よし(2ポイント)、がんばろう。」と思って、最近はやっています。
by ファーザー (2008-06-30 18:49)