小遣い額などのお小遣いのルールを構想するーアキコ4月からお小遣い制へその1ー [G 金銭教育]
◆リード:いよいよアキコは、4月から小学4年生。我が家では、2ヶ月間の試行期間を経て、予定通りアキコに対してお小遣い制を正式に施行する。それに先立ち、29日(土)夜、妻と二人で家族会議を開くことになっていた。それに先立ち、私は一人でお小遣いの金額やルールをどうするか構想を練っていた。
2008.3.30 アキコ4月からお小遣い制へその1
ー小遣い額などのお小遣いのルールを構想するー
いよいよアキコは、この4月から小学4年生。
以前のブログ記事で紹介したように、アキコに対して、お小遣い制を4年生から実施するために、2月、3月の2ヶ月間を試行期間にした。すなわち、月1000円のお小遣いを与えて、お小遣い帳を付けさせ、どのくらいのお金のやりとりがあるのか、調べてみたのである。
【家族会議の議題「お小遣い制」とその論点】
ばたばた忙しい年度末の仕事を終え、ようやく29日(土)夜、妻と二人で、家族会議を開くことになった。議題は、4月からのアキコの「お小遣い制」についてである。
妻との話し合いに先立ち、私は一人でお小遣いの金額やルールをどうするか構想を練っていた。同じ日の夜。
話し合いの論点がいくつかあった。
1 毎月のお小遣い額をいくらにするか。これが最大の論点である。
ちなみに、試行期間では月1000円であった。
2 両方の祖母や本家などの親類からいただく臨時の小遣い(お年玉など)をどうするか。これまでは妻が預かり、アキコの服を買うお金などにしていた。金額も5000円などと高いので、これをそのままあげるわけにはいかない。衣服代まで管理させるのはまだまだ早いからである。
私としては、20%から50%ぐらい(5000円なら1000円から2500円)を渡せばいいかなと考えた。
3 1および2と関連して、お小遣いでどこまでをカバーするか(支払うか)である。ちょっとしたお菓子やキャラクターものなどの欲しいもの(ウオンツ)のみにするか、ノートや鉛筆、消しゴムなどの文房具(必要なもの=ニーズ)を含めてカバーするか。あるいは、もっとたくさんカバーするかである。
これによって、お小遣い額が決まってくる。欲しいものだけをカバーするとなれば、文房具をカバーするお金が減る分だけ小額となる。
私としては、「おうちdeおこづかいゲーム」ステップ4でやったように、ちょっとした欲しいものばかりでなく、文房具に限定した必要な物も含めた額にしたい。
以前のブログ記事「金銭教育のねらい」にこう書いた。
第二に、夢実現のために、忍耐強くかつ計画的にお金を節約したり貯めたりする力をつけることである。将来的には、工夫して稼ぎ出すという力も含まれる。
我が子が心底欲しいと思ったものースキー道具でも海ブドウでも何でもいいがーを手に入れるために、お金を貯め、場合によってはアルバイトまでしながら、ようやく手に入れるという経験をさせたい。
それは大きな喜びと自信、忍耐力、計画性etc.などの資質を、我が子に与えることになるだろうからである。それは、手にいれたものの何倍もの価値があるだろう。
このねらいを達成するためには、ぎりぎりのお小遣い額にするのではなく、ゆとりがある額がよいと考えた。ちょっとした夢ーとてもほしいある程度高額の商品を手に入れることーを叶える経験をするには、ある程度、がまんや工夫を重ねる中でお金が貯まっていくような、ゆとりのある額でなければならないと思ったからだ。
4 天引き貯金をどうするかである。
これも以前のブログ記事「金銭教育のねらい」にこう書いた。
第三に、定額貯金である。将来に備えた貯蓄を定期的・継続的に行う習慣を身に付けることである。
我が家は、現在、教育費の定期積み立て(郵便局のもの)をアキコ分も、クニコ分もしている。(何でも、万が一私が死んだら積み立てなくてもOKだとか。)車を買うための積み立てもしている。あとさわかみ投信も定額で積み立てている。このような習慣を子どものうちから身に付けさせたい。
これは比較的簡単で、必要な小遣い額を算出し、それに定額貯金分を上乗せして小遣い額を決めて、天引きしてしまえばよい。すぐに天引きするのだが、一旦渡すのである。
この額をいくらにするかである。私は、小遣い額の1割から2割と考えた。
5 お小遣いについての、金額やそれがカバーする範囲以外のルールをどうするかである。
最大のルールは、お小遣い帳をつけること。それと合わせて、お金の使い方について、1ヶ月の振り返りと来月の使い方のプランを報告させることである。これらをきちっとしないと、お小遣いはあげられないというルールである。これは、既に2ヶ月間の試行期間でも行ってきたことで、アキコは必ずやれるし、やらなければならない。
このお小遣い帳を付ける習慣(将来の家計簿を付けるという習慣につながる)を身につけさせること自体が、金銭教育のねらいの一つである。
同時に、報告の際にアドバイスすることで、「お金の適切な使い道(方)」について、指導することができる。この「お金の適切な使い道(方)」を教えることも金銭教育の大切な指導の内容である。
つまり、このルールは必須のルールである。
もう一つあげるとすれば、「途中でお金がなくなっても、カバーする範囲と決めた範囲のものについては、追加の小遣いはない」というルールである。どうしても必要となれば、来月分から差し引くことになろう。
このルールも、「欲望をコントロールして収入内で生活する」という金銭教育のねらいを達成するために、必要なルールである。
ただ、アキコの試行期間での様子や、「おうちdeおこづかいゲーム」の様子(一度もパンクしなかった)を見ていると、ほぼ100%そのようなことはないだろう。
可能性があるとすれば、「夢ーとてもほしいある程度高額の商品を手に入れることーを実現するために、何割か補助して欲しい」という要望が出ることである。それはその時点で考えようと思う。
【我が家独自の伝統ルール】
もう一つ私が考えたことは、別枠で「本代」を渡すことである。
私は、子供のこと本だけは自由に買うことができた。家計を預かる母が、「本だけは自由に買っていいよ。」と、本を自由に買うことを許していたのである。それはとてもよかったと考えている。だから、わが子にも同じようなことをしてあげたいと思った。お小遣いとは別に、本を買うお金をあげようと考えたのである。
これは、本代以外には流用できないというルールと合わせて、あげるのである。
そうすれば、ますます本好きになり、心は豊かに頭は賢くなるだろうという読みもある。
【妻との話し合いの臨む前の私の結論】
結局のところ、私自身としては、
小遣いとして
①欲しいもの、必要な物を買うお小遣いとして、1000円
②定額貯金用として、 400円
③本代として(流用不可) 600円
合計月2000円を考えた。
このように考えて、妻との話し合いに臨んだ。昨日の夜、10時30分頃のことである。
(続く)
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