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★日本の伝統行事の意味・いわれを話すー初詣、書き初め、節分で豆まき、ひな祭り、お彼岸……ー [E4 伝統行事を祝う]

◆リード:日本の伝統行事を大切に考えている。初詣、書き初め、節分(豆まき)、ひな祭り、お彼岸、お花見……どれも、我が家の大切な伝統行事になっている。豆まきをする。雛人形を飾る。これだけでも十分素敵だが、その意味やいわれを話したら、もっと素敵だと私は考えかつ実践している。

2008.3.24 日本の伝統行事の意味・いわれを話す

ー初詣、書き初め、節分で豆まき、ひな祭り、お彼岸……ー

 3月20日「春分の日」のことである。
 家族で揃って朝食を取りながら、今日1日の予定を確認していた。

私「お彼岸の今日は、墓参りだよ。 じゃあ、『お彼岸』について読むから聞いててね。」

 こう言って、『和の行事えほん1春と夏の巻』の「お彼岸」のところを読んで聞かせた。


 家族そろって墓参りに行ったり、家にお坊さんをよび、お経をあげていただくなどして、ご先祖さまの霊をなぐさめる、仏教行事です。
 昼と夜の長さがほぼ同じになる春分の日(3月21日ごろ)を中心に、その前後3日ずつを合わせた7日間を、「春の彼岸」といいます。秋分の日(9月23日ごろ)を中心にした「秋の彼岸」もあります。
 「彼岸」とは仏教のことばで、「この世(こちらの岸)をはなれて仏の世界(むこう岸)に行く」という意味です。
 むかしから、仏教の世界では、「西の方角に極楽浄土(苦しみのない平和な世界)がある」と考えられていました。太陽が真西にしずむ春分、秋分の時期は、亡くなった先祖をしのび、感謝の思いをささげるのにもっともよい時とされ、今につながっています。…
後略(前掲書12ページより引用)


 子供たちは、ご飯を食べながら、ふーんという感じで聞いていた。

私「あれ、(同じページに)『牡丹もち』のことも書いてある。」

私「<牡丹もち…もち米とうるち米をまぜて炊き、ついて丸めたものをあずきあんでつつんだもの。春は牡丹の花にちなんで「ぼたもち」とよび、秋は萩の花にちなんで「おはぎ」とよびます。>だって。そうだったんだ!同じものを季節によって使い分けていただけなんだ。タカちゃん知ってた?」

妻「知らなかったわ。」


 私は、「牡丹もち」と「おはぎ」とは、地方によって言い方が違うか、微妙な作り方の違いによるかのどちらかだと思っていたのだが、季節による言い方の違いであった。

 我が家は、日本の伝統行事ー初詣、書き初め、節分(豆まき)、ひな祭り、お彼岸、お花見…ーを大切に考えている。
 四季折々の日本の伝統行事に、家族みんなで親しむことは、何より楽しいふれあいの機会となり、生活に潤いをもたらすと考えているからだ。

 そればかりでなく、日本の伝統行事のもつ意味に触れたり、四季のすばらしさにふれたりする中で、日本のよさに気づき、大きく言えば日本人としての自覚や誇りを育むことにつながっていくとも考えているからだ。

 だから、伝統行事の意味やいわれなど、簡単に話すようにしている。最近で言えば、「ひな祭り」しかり、「節分(豆まき)」しかりである。我が家では子供に話している。

 そんな我が家で重宝しているのが、この『和の行事えほん』である。
 「牡丹もち」と「おはぎ」の違いのように、意外に説明が容易でなく、かつ奥が深いのが伝統行事である。インターネット等で調べることもあるが、この本をよく活用している。
 説明がある程度深いし、しかも難し過ぎず、子供には(大人にも)ちょうど良い感じである。1年の伝統行事について網羅してある。漢字には大方ふりがなをふってあるし、何よりも、心のこもった挿絵がふんだんに使われていて、子供でも取っつきやすいのである。(絵本とは、絵と本であり、絵は重要な要素だ。)

 雛人形を飾ること。これも素敵だ!

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 だが、「女の子の成長としあわせを願い、祝う行事です。『桃の節句』ともいわれ、雛人形や桃の花を飾って祝います。
 むかしから『桃は邪気(病気などをおこすと考えられる悪い気)をはらう力がある』と考えられていました。また、旧暦の3月3日ごろは桃の花の季節だったことから、雛祭りにはかかせない花になりました。
……」(前掲書6ページより引用)

というように、その伝統行事の意味やいわれを語ったらもっと素敵だ!

 我が家では、こう考えて、実際に雛祭りについては、上のように読み聞かせていた。

【関連記事】 「家族の広場」

ひな祭り・端午の節句・七夕……季節感のある旧暦!

◆キーワード:1 伝統行事の意味・いわれ  2 日本の伝統行事  3 旧暦

◆留意点・その他
・『和の行事えほん』では、「○月のあれこれ」と題して、<○月の気象・時候>、<○月の草花>、<○月の旬>なども載っている。これらも見ていて面白い。

・『和の行事えほん』は、1春と夏の巻 2秋と冬の巻 の全2巻である。

・旧暦と合わせて活用するとよい。ちなみに今年の4月8日が、旧暦でいう3月3日に当たる。このころ、当地は桃の花が満開になるはずである。

・日本の四季のよさを知るには、旧暦は役に立つ。
□2008年新暦6月8日(=旧暦5月5日)
□2008年新暦8月7日(=旧暦7月7日)……。

「和」の行事えほん〈1〉春と夏の巻

「和」の行事えほん〈1〉春と夏の巻

  • 作者: 高野 紀子
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 大型本

「和」の行事えほん 2 秋と冬の巻 (2)

「和」の行事えほん 2 秋と冬の巻 (2)

  • 作者: 高野 紀子
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 大型本

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コメント 4

Delica☆

わが家でも季節ごとの行事を大切にしています。
こういう本があると、親子とも理解度が深まって、
さまざまな行事をより楽しむことができていいですね。
by Delica☆ (2008-03-25 11:15) 

Shun

「和の行事えほん」は良さそうですね。消えつつある行事や、やってもいわれを正確に知らない行事などもあるので。
行事を大事にするだけでなく、ちゃんと理解して伝えていこうという取り組みは nice! だと思います。
by Shun (2008-03-27 23:57) 

ファーザー

> Delica☆さんへ
私が子供の頃、家庭では、七夕飾りをしたことも、雛飾りも、書き初めもほとんど無かったように思います。家庭でそんなことをした記憶がないのです。(クリスマスやお盆などは、もちろんありましたが。)そのような意味やいわれは、親からは聞いていないのです。

だから、我が家の場合、本などで学ぶ必要があるのです。そうすると、ある程度知っているつもりのことも、深く分かっていいですね。
by ファーザー (2008-03-29 14:38) 

ファーザー

>Shun さんへ
「和の行事えほん」はいいですね。伝統行事のいわれや意味などが分かるばかりでなく、祝い方もわかったり、知らなかった行事やおまけの知識もわかったりします。

例えば、「敬老の日」ならいわれの他に、還暦→古希→喜寿→傘寿→半寿→米寿→卒寿などのいわれも紹介してあります。

このような本は、家庭に1冊ほしいところですし、是非活用したいところですね。
by ファーザー (2008-03-29 14:46) 

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