節約の躾ーそり遊び・雪だるま作り・雪合戦そして温泉- [G 金銭教育]
◆リード:この日曜日は、家族の日。市内のとあるスキー場へ行き、そり遊びをした後、温泉で昼食を食べる予定であった。節約のために、昼食後にスキー場へ出かけることに変更した。節約もまた金銭教育である。なぜ必要なのか理解させ、まず親が手本を示し、親子共にがまんすることが基本であろう。
2008.2.12 節約の躾
ーそり遊び・雪だるま作り・雪合戦そして温泉-
2月10日(日)は、家族の日。
午前10時頃、車で20分ほどの市内のあるスキー場へ向かい、午前中そり遊びをする。そして、そこから車で10分ほどの市内の温泉に行き、そこで昼食を食べ、温泉でゆっくりして帰ってくるという予定を立てていた。(前日)
ところが、朝になってみると……。
妻「来週も(市内ではない遠くの本格的な)スキー場に行って、リフトを使ったり、昼食をレストランで食べたりするから、今回は節約して家で昼食を食べてから出かけない?夏休みには東北1週間の旅行もあるし……。」
私(ちょっとの間)「そうだね。昼食代を節約するか。その分、午前中家でゆっくりできるしね。」
その日の朝食の席。(いつもその日の予定を確認している。)
私「アキコ、クニコ、今日はやっぱり昼食を家で食べてからスキー場に行くことにしよう。来週も出かけるから、少し節約しないとダメなんだ。」
妻「夏休みに東北1週間旅行もあるから、お金を貯めておかないとね。」
アキコ・クニコ「うん。」
というわけで、予定変更。急遽、昼食後に出発ということになった。
昼食に、自家製天ぷらうどんを食べ、さっそくスキー場へ向かった。
自宅から車で20分だから、楽なものだ。
さっそくスキーウエアーに着替える子供たち。着替えの下着も準備した。
さらに、妻はみかんを用意していた。私も、ふと思いついて缶ビールを用意した。
ほどなくスキー場に着いた。
何回となくそりで斜面を滑った。
私は、アキコと一緒に滑ったり、クニコと一緒滑ったり、一人で滑ったりした。妻も、同様である。
楽しい! 本当に楽しい! リフトでなく自分たちで歩いて上まで行くのであるが、全然苦にならない。
アキコとクニコもペアでよく一緒に滑っていた。近しい年齢だから具合がよい。(5歳以上離れると難しいという。アキコとクニコはぎりぎり4歳違いなのだ。)
さんざんそり遊びを楽しんだ後、雪だるまを4人で作った。これまた楽しい!
そして、雪合戦! 童心にかえって思い切り(というか手加減しながら)楽しんだ。
最後にもう一度そり遊びをして、近くの温泉に向かった。
温泉で汗と疲れを洗い落とした後、休憩室でくつろいだ。
幸い持ち込み可の温泉なので、持ってきたみかんを、みんなでおいしく食べた。
そして、クニコはソフトクリーム250円を、私と二人で一つ注文した。
アキコは、メロンクリームソーダを注文したかったのだが、それだと450円だった。
私「ちょっと高いな。」
アキコ「アキコ、やっぱりメロンソーダ(210円)にする。」
アキコは、本当はメロンクリームソーダを食べたかったのだろうが、メロンソーダにしたのだった。
アキコは、「焼き鳥も食べたい。」と言っていたが、私に「何のために昼食を家で食べて来たの?」と言われ、あきらめた。
アキコは、来週またスキー場に出かけるのを知っていたし、この夏東北1週間旅行に出かける予定なのも知っていた。そのために、節約が必要なことも。
かくてアキコは、自分からセーブした(できた)のだった。
今振り返ってみると、これこそが欲望のコントロール(節約)ということではないだろうか。
欲望のコントロール(節約)は、なぜそうしなければならないかということが、理解されているとき、子供にもきっと可能になるのだと思う。
もちろん、親自身ががまんしていること(妻は何も注文せずみかんで満足していたし、本当は私も焼き鳥を食べたかったが、がまんした。)、言い換えれば、お手本を示すことが大切だ。
また、みかんなど、代わりのものを持ってきておくという工夫も大切だ。(今度はお菓子も用意しておこう。)
将来のあるいは夢(東北1週間旅行)実現のために、一緒にがまんする(節約する)こと、こんな経験もきっと大切な金銭教育なのだろう。
アキコは、今回は来週のスキーのため、この夏の東北1週間旅行のためにがまんしたが、いつかは自分の欲しいものまたは夢実現のために、今欲しい何かを買うことをがまんすることができるだろう。
【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」
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◆留意点・その他
・年間家族計画、月間家族計画を立てるメリットの一つが、「計画的にお金を使うようになること」もあると気づいた。
今後の支出予定も考慮しながら、予算の範囲内で満足度の高いお金の使い方をされており、金銭教育を実地で示されたようですね。
やりたいことは多々あるでしょうが、制約(予算だったり時間だったり)のなかで何を選び何を捨てるかという思考は、お金の使い方だけでなく様々な決断の基本になっているように思いました。
目先の小さな満足を我慢したことを補って余りある満足を、ファーザーさんご一家は夏の東北旅行から得られることでしょうね。
by Shun (2008-02-12 22:42)
ファーザーさんの家庭では、ご両親が自ら手本となって、
子供たちに伝えたいことを実践するから、お子さんたちも
素直にそれに従うことができ、また、ちゃんと納得できる
んでしょうね・・・!
by (2008-02-13 10:18)
すごく両親のお手本がいいですね。
我が家も、ガマンすることを子供も私も考えながらしていますよ。
ここまで、素直にではないですが・・・・・子供もよくきいてくれます。
でも、もう少し母が手本を示さなければ!とファーザーさんの記事を読んで思いました。とっても参考になります。
by (2008-02-15 07:50)
>Shunさんへ
コメントありがとうございます。
親がお手本を示すこと。これは家庭教育の大原則だと思っています。
制限は確かに思考といいますか工夫を促しますね。
東北1週間旅行は、とても楽しみにしています。
by 泉河潤一 (2008-02-16 06:07)
>Delica☆さんへ
コメントありがとうございます。
ただ稼ぎが少ないだけかもしれません。(笑)
お手本もそうですし、妻と私が同意見で同一歩調をとっていることもあるでしょう。
実際節約が必要な状況に置かれていることも、大きいでしょうね。
by 泉河潤一 (2008-02-16 06:17)
> amblosaさんへ
参考になって何よりです。
子供は親の言動をよく見ていますね。親が言行一致の態度をとるとき、それは強力なメッセージとして、子供に伝わると思います。
あと普段、こどもとふれあい遊びをしたり教えたりすることなどを通して、子供と信頼関係ができていること。親の言うことが伝わるには、こんなところも大切かと思います。
by 泉河潤一 (2008-02-16 06:25)