SSブログ

妻をどう説得するか!?ー我が子への高価なプレゼントをめぐってー [F2 臨時家族会議]

◆リード:今回こそ、アキコ、クニコにほるぷこぐまコース絵本セット71,460円を贈りたい。最大のハードルは、「値段が高い。」「図書館から借りればいい。」という妻を説得できるかどうかだ。絵本に限らず、高価なクリスマスプレゼントをめぐって、結構バトルをした家族もあったのではないか。我が家のハードル越え顛末記である。

2007.12.28 妻をどう説得するか!?
ー我が子への高価なクリスマスプレゼントをめぐってー

私「来月はクリスマスだね。アキコもクニコも何が欲しいか考えておいてね。」

 こう言っていたのが、11月の中旬頃。
                                       
 それ以来、子供たちに折に触れて聞いてみたのだが、プレゼントに何が欲しいか、二転三転していた。要するに、取り立てて「これが欲しい!」というものがないのだ。

 そこで、親の私は、今度こそ本ーほるぷのこぐまコースの絵本セット7万円余りーを贈りたいと思った。
 わが子を本好きにしたいのだ(既に十分そうなっているが)。そして、かしこく、心豊かな人になってほしいのだ。それに、その絵本を夜寝る前に読み聞かせてあげたいのだ。(それは私にとって心地よい我が子とのふれあいの時間である。)

 今度こそというのは、前回のボーナス時に同じ提案をしたところ、妻に「値段が高い。」「図書館から借りればいい。」と言われ、願いが叶わずであったからだ。

 手堅い妻を相手に、そのハードルをどうやってクリアーするかが問題だ。

 11月23日の結婚記念日をどこでどう過ごすか話し合っていた折を選んで、妻に提案した。

私「なあ、アキコ・クニコにほるぷのこじかコースの次の、こぐまコースの絵本シリーズを買ってやろうよ。」
妻「ちょっと高いから。それに図書館にあるんじゃないの?」

 まずは予想通りの展開だ。

私「市立図書館にはまとまってないんだよ。毎月行っても、本がたくさんあるようでないんだよ。フィンランドメソッド100冊日記に載っている本だって、なかなか見つからないじゃないか。」
妻「う~ん、でもね……。(高い)」

 ここで、かねてから考えていた切り札を出した。

私「アキコが読んだ後、クニコも読むから(一人当たりで言えば)半額だろ。ボクがボーナスの小遣いから2万円だすから。」
妻「う~ん。」(そこまで買ってあげたいと考えているのか!?まだ、5万円高いな~。=私の憶測)

私「結婚記念日の二つの案。リッチな店で食事をする方の案でなくて、10年前に結婚式を挙げた会場で食事する案にすれば、少なくとも5千円は違うだろ。」
妻「そうね~。」

 もう一息。もう一押し。

私「それにタイヤの交換、今回はボクが車2台分するからさ。それで約5千円浮くだろ。」
妻「わかったわ。でも、図書館にあるんじゃないの。(だったらわざわざ買うのはもったいない。)」

 こんなわけで、金銭面でのハードルはなんとかクリアーできたが、「図書館にある」云々のハードルが残っている。

 そんなある日、アキコが学校の図書室から、こぐまコースのセットがあることを調べてきた。そして、コースをまとめて買うと付いてくるコースの解説本を持ってきた。
 さらに、調べてみると、確かに全冊、学校の図書館にあることがわかった。

私「これなら、こぐまコースは買わなくても、学校の図書室で借りればいいね。それなら、フィンランド・メソッドによる「100冊読書日記」に載っている本の中で、学校の図書室にない本を調べて、買ってあげることにしよう。二人合わせて36冊ほど。それがクリスマスプレゼントでいいかな?」

アキコ「それでいい。」
クニコ「うん。」

 金額にして約4万円。おかげで私は2万円出さずに済んだ。妻も納得して、父母からのクリスマスプレゼントが決まった!

 フィンランド・メソッドによる「100冊読書日記」は以前ブログ記事でも紹介したが、オススメの本が100冊載っている。これら100冊の本をクリアーしたいアキコとクニコであったが、市立図書館・図書室にない本が結構あって、困っていたのだ。
 これで100冊クリアーに向けて前進できる!

 後は、フィンランド・メソッドによる「100冊読書日記」に載っているオススメの100冊を見ながら、アキコは23冊、クニコは12冊、それぞれ選んでいた。(私は、あとで「シャーロットのおくりもの」を本でなくDVDに変えて発注した。)
 アキコ「クニコ、この本おもしろいよ。オススメだよ。」などと言い合いながら。

 かくて、11月25日(日)、私とアキコとクニコの3人で、ボクと妻の車2台のタイヤ交換(雪国なのでスノータイヤに交換)作業となった。

私「アキコ、クニコの本代を稼ぐんだ。よし、がんばるぞ!」
アキコ「アキコも手伝いたい。」
クニコ「クニコもやりたい。」

私「クニコもかい!? じゃ、できるところだけね。」

 こうして始めたタイヤの交換作業。

 

※アキコとクニコは、合わせて妻の車の掃除もしてあげていた。

アキコは、ジャッキで車体を上げ、クニコはネジを回してくれた。アキコ、クニコの働くこと、働くこと。意外に役に立つのでびっくりした。
 おかげで、余り疲れずに、しかも1時間30分ほどで2台分のタイヤを変えることができた。浮いた金は約5000円。

 さて、先の絵本だが、amzonnで注文。クリスマス1週間前に注文したので、余裕で間に合うと思っていたら、クニコの絵本は26日、

アキコの絵本は27日に来た。

 それぞれ大喜び。私も待っていたように、26日の夜はクニコの「小さなピスケのはじめてのたび」を読んであげ、27日夜はアキコに「ホームランを打ったことのない君に」をそれぞれ読んであげた。
 妻も、「これおもしろいのよ。」などと言いながら、自分でも買ってあげた絵本を読んでいた。

 同じ本を3回ぐらい繰り返して読んであげてもいいわけだし、アキコの本はページ数がぐんと多くなったので、一晩で読めない本も多い。少なくとも3ヶ月、うまくいけば次のボーナスまで、これらの本を家族で楽しめそうである。

 以上が、高価なクリスマスプレゼントをめぐっての、妻の説得記というかハードル越え顛末記である。

 妻のハードルを一つ一つクリアーしようとする中で、多くの実りがあった。

 妻の言う「図書館で借りればいい」というハードルでは、市立図書館ではなく学校の図書室に全巻があることが分かり、よりお金を有効に使えた。つまり、「フィンランドメソッド100冊日記」に載っている100冊の絵本のうち、図書室にもない絵本をチョイスして買うことができたのである。

 妻の言う「金額が高い」というハードルでは、節約やバイト(タイヤ交換)をすることにして、娘二人とタイヤ交換をして汗をかくことになった。これはこれで、楽しい思い出となったし、娘二人にとっても働いたお金でモノを買うという初めての経験となった。
 プレゼントを手にしたとき、きっとありがたみの違ったことだろう。

 このように見てくると、妻のハードルは全くもってありがたいものだったと、今にして思う。

【関連記事】あったかい家族日記検索HP『家族の広場へ』

フィンランド・メソッドによる「100冊読書日記」の開始

ほるぷこども図書館こじかコース全46冊読了

本好きに育てるー読み聞かせという心地よい時間の復活!ー

かったらnice! ブログを書く意欲はあなたのnice!に支えられています。

◆キーワード:1 親子でタイヤ交換作業  2 妻を説得する  3 クリスマスプレゼント

◆留意点・その他:
・説得の極意は、相手の言い分にある肯定的な意図を汲み取り、策略ではなく誠実にそれと正対することではないかと、私は考える。

小学生100冊読書日記―フィンランド・メソッドで本が好きになる (RYU SELECTION)

小学生100冊読書日記―フィンランド・メソッドで本が好きになる (RYU SELECTION)

  • 作者: 北川 達夫
  • 出版社/メーカー: 経済界
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本

親子で書こう!100さつ読書日記―フィンランド・メソッドで本がすきになる

親子で書こう!100さつ読書日記―フィンランド・メソッドで本がすきになる

  • 作者: 北川 達夫
  • 出版社/メーカー: 経済界
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本

nice!(7)  コメント(14)  トラックバック(2) 
共通テーマ:育児

nice! 7

コメント 14

mykaira

うちの主人も本が大好きで大事にする人です。きっとお子さん達も生涯大事にされると思いますよ。ご両親とお子さん達の思いが詰まった本になりそうですもの。
by mykaira (2007-12-28 17:02) 

miyu

ファーザーさんの「わが子を本好きにしたいのだ。」という熱い思いに共感しつつ、奥様の「図書館にあるし、高い!」というご意見もよーくわかります!!
でも、本当にあのフィンランド式に紹介されてある本、
なかなかないんですよね。
我が家もファーザーさんに影響を受けて購入し始めたんですが、
本を探すのが一苦労。本気で探さないと、ない!
これから読み聞かせタイム、楽しみですね♪
by miyu (2007-12-29 03:06) 

Shun

読むだけなら図書館で借りてきてもいいのでしょうが、良い本や気に入った本は手元に置いておきたいと思うのが読書好きの人のようです。
良質の本に恵まれて育ったお子さん2人は、ファーザーさんの願いどおり本好きのお子さんとして育っていくのでしょうね。読書を通しての親子/姉妹の交流は素敵です。
by Shun (2007-12-30 23:30) 

Apple-smile

ファーザーさんの絵本コースを購入したいお気持ちも、
奥様の「図書館にあるし、高い」というご意見も、
うなずきながら読ませていただきました。
良本を何度も読み返すことができるし、自分では買わないような本も含まれていて、絵本コースはいいですね。
でも、場所もとるし、なにしろ高い!

私もファーザーさんに影響を受け、フィンランド式の絵本日記を購入し、
じじ&ばばからのクリスマスプレゼントはその中にあった絵本をプレゼントしてもらいました。
by Apple-smile (2007-12-31 00:19) 

泉河潤一

> mykairaさんへ
コメントありがとうございます。

本当にこの初アルバイト(タイヤ交換)は、思い出に残るでしょう。

私にとっても、子供たちにとっても。

アキコの本好きは筋金入り。学校でも、本博士で通っているようです。
by 泉河潤一 (2007-12-31 07:39) 

泉河潤一

> miyuさんへ
本当にフィンランドメソッド100冊日記で紹介された本は、ないものが結構ありますね。

あの本シールにこだわらず、自作本シールもよいのではないかとも、思っています。良さそうな本の写真をばしばしとって、私が本シールを作るのです。それもありかなと考えています。

絵本の読み聞かせ、さっそく楽しんでます。心地よい読み聞かせの時間です。
by 泉河潤一 (2007-12-31 07:43) 

泉河潤一

>Shunさんへ
「良い本や気に入った本は手元に置いておきたいと思う」とは、その通りなんですね。

それに繰り返し読むには、手元にあった方が便利なんです。

愛読書に囲まれた生活というのも、豊かな生活の一つだと思っています。
by 泉河潤一 (2007-12-31 07:46) 

泉河潤一

> Apple-smileさんへ
Apple-smileさんも、フィンランド式の絵本日記を購入したのですね。

読んだ日時や感想が残り、よい記念にもなると思います。

「良本を何度も読み返すことができるし、自分では買わないような本も含まれていて」とは、その通りです。

プロが選んだ絵本集ですし、ジャンルにバランスがとれています。自分では買わないような本があるところがいいですね。

楽しみながら、クリアーしたいところです。
by 泉河潤一 (2007-12-31 07:51) 

みずたま

フィンランドメソッド・・・ファーザーさんに影響を受けて
はじめたものの、最近ぱったり忘れていました!
この冬休み中に何冊かは進みたいな♪
by みずたま (2007-12-31 23:16) 

かじゅママ

こんにちは~。
うちの子も本好きにしたいのにあまり本に興味を持ってくれず
焦ってる私です。。。
本は出来れば買ってあげたいけど、本っておき場所に困るので
我が家ではもっぱら図書館通いです(^-^;
でも破ってしまわないかドキドキ。やっぱり買ってあげて
心置きなく本に触らせてあげる方が良いのでしょうね(ノ∀`、)ノ
by かじゅママ (2008-01-01 12:40) 

泉河潤一

>ちゅんくるさんへ
読書は何より楽しむこと!
親子で絵本の読み聞かせを楽しめば、それが最高の読書好きにするコツだと思います。

フィンランドメソッド100冊日記は、アキコは結構やっていますが、クニコはほとんど読みっぱなしですね。でも、クニコも本の読み聞かせは大好きです。それで十分だと思います。一番大事なことは、親子で絵本を楽しむことです。負担になるくらいなら、読書日記は止めてもいいと考えます。

クニコのように、子どもが幼児の場合は、親が感想を聞いてやって、シールを親子で楽しみながら貼る。こんなふうにやれれば最高なのでしょうけれど、なかなかむずかしいことも確かです。親がこれはと決めたフィールドで徹底すればいいと思います。

私の場合、読書はこれはと決めたフィールドなので、もう少しがんばってみようと思います。ただし、楽しみながら息長く。
by 泉河潤一 (2008-01-01 21:46) 

泉河潤一

>かじゅきさんへ
本好きにするには、絵本の読み聞かせが王道ですね。親子で絵本の読み聞かせを楽しめばいいのです。

それには発達段階に合った絵本を用意する必要があります。私は、ほるぷのめだかコースやひよこコースを用意しましたね。同じ本を繰り返し繰り返し読み聞かせるので、ある程度は買ってあげた方が、すぐ手元にあって読めて良いと思います。

発達段階や興味にあった本ならば、必ずや「絵本って面白い!」と思ってくれます。

私は、アキコが小さいときほぼ毎日読み聞かせを楽しんでましたね。読み聞かせの習慣化もポイントですね。
by 泉河潤一 (2008-01-01 21:54) 

モノを与えるだけではなく、
その希望を達成させるために
努力するってコトを教えられた
クリスマスプレゼントですね!

意味のあることって、こういうことなんだな
と思いました。
by (2008-01-06 12:08) 

泉河潤一

>ぺんたごんさんへ
コメントありがとうございました。

確かに努力して得た物は、愛着がわくようですね。

その意味では、疲れましたが、よかったと思っています。
by 泉河潤一 (2008-01-07 20:59) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 2