冬休みの宿題「あいさつ標語作り」ーあいさつがつくるステキな笑顔ー [D6 親が教える・その他]
◆リード:書斎でゆっくり休もうとしていると、アキコが「あいさつ標語を作らなきゃいけないの。どうしたらいいの?」と言ってきた。アキコがあいさつ標語を作るのをサポートしながら、あいさつの意義について一緒に考えてみた。
2007.12.25 冬休みの宿題「あいさつ標語作り」
ーあいさつがつくるステキな笑顔ー
帰宅して書斎でゆっくり休もうとしていると、アキコが
「あいさつ標語を作らなきゃいけないの。どうしたらいいの?」
と言ってきた。
私「標語か!? 標語ってなんだか知ってるか?」
アキコ「えーと……。」
私「火の用心の標語なら<小さな火にも大きな用心>とか、交通安全標語なら<注意一秒ケガ一生>とか、そんなものだよ。」
アキコ「ふーん。」
私「(意味がわかったところで)じゃ、あいさつ標語は?」
アキコ「えーと、えーと。」
私「<あいさつが作る明るい家庭>とか、たとえばこんな感じだよ。」
さっそくそれを書こうとするアキコ。
私「待て待て、自分で作るんだよ。」(アキコの宿題なんだから。)
と言っても、なかなか作れそうにないので、少し質問することでサポートすることにした。
私「アキコ、あいさつってどうしてするの? あるいは、あいさつすると、どうなるの?」
アキコ「あいさつすると、笑顔になる。」
私「誰が?」
アキコ「相手が。」
<あいさつ→あいてのえがお>と紙に書く。
私「他には、あいさつってどうしてするの? あるいは、あいさつすると、どうなるの?」
アキコ「あいさつすると、心が通じる。」
私「誰と誰の心が通じるの?」
アキコ「あいさつする人とされる人の心が通じる。」
<あいさつ→する人ーされる人の心が通じる>と紙に書く。
私「他には、あいさつってどうしてするの? あるいは、あいさつすると、どうなるの?」
アキコ「えーと、えーと……。」
私「こんなところかな。アキコは、あいさつすると、する人とされた人の心が通じると思っているんだよね。それを手短に(端的に)表現して<あいさつがつなぐ二人の心>とかにすれば、標語になるんだよ。」 (※今思えば、<あいさつがつなぐ心と心>の方がよかった。)
アキコ「そうか、じゃあ<あいさつがつくるステキな笑顔>。」
私「いいね。とってもいいね。」
アキコ「お父さん、ありがとう。じゃあ、それにする!」
というわけで、一件落着。アキコの手で、あいさつ標語が出来、冬休みの宿題が一つ完了した。
ところで、私の勤務校でも、あいさつ標語を家族で考えるという課題を9月に出している。
それをきっかけに親子であいさつの意義について考えてもらうのが、本当のねらいである。
あいさつの意義を確認した上で、あいさつという最も基本的な躾が、家庭でなされ習慣化することを最終的にはめざしているわけである。
アキコの言うように、<あいさつすることで、する方とされた方の心が通じる>し、<あいさつすることで、相手の笑顔を作り出せる>ことは確かだ。
逆に、あいさつがないと、無視されたように感じて、疎外感を味わってしまう。(実母が以前、あいさつがなくてさびしいとこぼしていたことを思い出す。)
「お早う。」のあいさつで、ステキな笑顔から1日をスタートし、「おやすみ。」のあいさつで、笑顔で1日を終わる。これが理想だろう。
我が家は、寝る前の心も持ちようはとっても大事だと考えている。イライラした状態ではなくーもしケンカしていたら必ず仲直りをしてー、心安らかに眠りに着くようにしている。
だから、「おやすみ」のあいさつをとっても大事にしている。
でも、「おやすみ」のあいさつほどには、1日の始まりの「お早う」のあいさつは、我が家では大切にされていないなと、気づいた。
1日のスタートのあいさつも、これをきっかけに、もう少しさわやかな感じでスタートしてもいいかなと、今これを書いていて思う。
おっと、これこそまさにこの宿題のねらい通りの展開だ!
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