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アキコの個別懇談 [J2 ほめる・励ます・認める]

◆リード:昨日アキコ(小3)の個別懇談があった。その日の夕食のグッド&ニューで、妻はグッドなこととして、アキコの個別懇談の内容を話した。それは……。

2007.11.20 アキコの個別懇談

 昨日の夕食を食べながらのグッド&ニュー(その日にあった良い出来事=グッド、その日あったニュースと言えるような変わった新しい出来事=ニューなどを発表する)でのことである。

私「今日のグッドは何かな?」
妻「はい!」

 本当に珍しく妻が自己申告でトップバッターとなった。

アキコ(笑いながら)「あっ、お母さんあれだね。」
私(そうだ。アキコの個別懇談のことだな。)

妻「今日、アキコの個別懇談があったんだけど、T先生が『アキコさんは、申し分ないです。』と言ってくれて嬉しかったです!」

私「もっと詳しく。」

妻「マラソンでも、鉄棒でも、休み時間も一生懸命練習しているんだって。」
私「ほう、そうなんだ。努力するというのはいいな!」

妻「あと、『計算も速くてすごい』って。」
アキコ「いつもクラスで1番か2番に(計算が)終わるんだよ。」
私「アキコは、算盤を習っているからね。」

クニコ「クニコのグッドはね……。」
私「クニコ、ちょっと待って、まだアキコの個別懇談のこといろいろ聞きたいから。」

妻「お母さんが一番嬉しかったのは、<授業中手を挙げるようになった>ということだわ。(アキコが手を挙げるように)努力している様子が、先生分かるって。」
私「ふーん、手を挙げるようになったんだ。 あと、何だって。」(アキコは低学年の時はずっと手を挙げない子だった。理由を聞くと、「恥ずかしいからだ」という。)

妻「係でいろいろアイデアを出して、工夫しているんだって。」
アキコ「読書係だったとき、景品にしおりを出したら、他の係もみんなまねたんだよ。」
私「いいアイデアだったから、まねられたんだよ。」

クニコ「クニコはね……。」
私「クニコ、ちょっと待ってね。」

妻「(なかなかできないと心配していた)<漢字もしっかり出来ています>って言ってたわ。」
私「そうか、それはよかった。」

クニコ「クニコは……。」

妻「女の子のAさんとBさんとCさんの3人と仲良しで、鉄棒でも良い意味でライバルになってがんばっているって。」
アキコ「そうなんだよ。鉄棒でできる技の競争をしているんだよ。この間ね……。」

 クニコそっちのけというわけではないのだが(いやそっちのけか!?)、お姉ちゃんのアキコばかりが注目されて、クニコはいじけてしまった。
 クニコは食事中なのに、いつの間にか席を離れ、エレクトーンの椅子のところへ行っていた。
 そこで、クニコの話を聞くことにした。 

私「今度は、クニコの番だよ。クニコのグッドは何だったのかな?」
クニコ「クニコのグッドはね……。」

 機嫌が戻って、元気よく話し始めたクニコであった。

 この後、アキコ・クニコと一緒に入浴し、もう一度アキコにこう言った。

私「アキコは学校でがんばっているんだなあ。T先生から<アキコががんばっている>って言われて、お父さんは嬉しいよ。」

 しみじみとこう言った。

 アキコは、にこにこしていた。

 親に学校(保育園)でのがんばりを認めてもらえることは、子供にとって非常に嬉しいことである。いや親に関心をもってもらえること自体、嬉しいことである。

 逆に、今回のクニコの反応でも分かるが、無視されたり関心をもってもらえなかったりすることは、子供にとってとても悲しいことである。(親に注目されたくて、わざと悪さをする場合すらあるくらいである。)

 子供にとって非常に嬉しいことだということは、子供の親への信頼感を高める非常によい機会となるということだ。

 子供はがんばったのに「がんばって当たり前」というそっけない対応であったり、「あっそう。」というおざなりな対応ではなく、大きな関心をもってしっかりと話を聞いてやるべきである。そして、率直に良いところはほめ、親として成長を喜んでいることを(あるいは心配なことを)伝えるべきである。ほめ言葉を出し惜しみしてはいけないのである。

 今回、クニコがいじけるくらい大きな関心をもってアキコの個別懇談の内容を聞き、率直に喜びを表現して、本当によかったと思う。

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◆キーワード:1 子どもをほめる  2 個別懇談  3 グッド&ニュー

◆留意点・その他:
・意外と子どもはほめられたり、励まされたりしていないようだ。今日、月1回のクラブの時間、文化祭で展示したイラストを、親はほめてくれたかどうか問うたところ、7名中3名は、何も言われなかったそうだ。どの子もがんばって作品を仕上げ、完成度も高いイラストだったのに。3名の子の親は作品を見ても、何も言わなかったそうである。しっかりとフィードバックした方がよい。親からフィードバックをもらった4名のうち、2名は嬉しそうに報告してくれた。

・自分が小学校3年生の頃は、個別懇談の際、「算数がよく分かっていない」とか「忘れ物が多い」とか「おしゃべりが多い」など、問題点を多く言われ、母は参っていたように記憶している。(算数がよく分かっていないと言われて、学習塾に通わされることになってしまった。)
 しかし、アキコは違う。かしこく、運動もよくでき、友達とも仲よくやれているようである。正直嬉しい。


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コメント 4

育児は「ほめすぎ」ぐらいでちょうどいいんでしょうね☆
by (2007-11-22 16:24) 

☆みいるめ☆彡

はじめまして!
遠い昔、アキコちゃんクニコちゃんと同じ体験を(姉妹がいるので)幾度と無く繰り返してきた日を思い出し懐かしい気持ちで拝見しました☆
褒められて嬉しい!ってのキラキラした娘さんの顔。
かわいかったでしょうね♪
by ☆みいるめ☆彡 (2007-11-23 22:01) 

泉河潤一

> Delica☆さんへ
コメントありがとうございます。

ほめ方も簡単なようで難しい面もあります。

「ほめ方に問題有り!?」http://blog.so-net.ne.jp/kazoku/2005-11-19で書いたように、私自身「通り一遍のほめ方ではだめられ」と実母に注意されたこともありました。
by 泉河潤一 (2007-11-26 23:05) 

泉河潤一

>純子♪さんへ
実感のこもったコメントありがとうございます。

本当にほめられたときのアキコの顔はうれしそうで、キラキラしていましたね。

こういうことの積み重ねが絆を太くしていくのだと思います。
by 泉河潤一 (2007-11-26 23:10) 

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