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わが子(5歳)の作品展ー作品の出来映えをどう評価したかー [A4 幼稚園]

◆リード:この日曜日(21日)、次女クニコ(5歳、年中)の作品展があった。勤務校の文化祭とバッテングしたので、1時間年休を取り往復50分かけて、約10分間だけ参観した。昨日24日、一昨日23日と順次展示した作品を、クニコは持ち帰ってきた。「お父さん、見て!見て!」と言った。そして……。

2007.10.25 わが子(5歳)の作品展

ー作品の出来映えをどう評価したかー
 
 この日曜日(21日)、次女クニコ(5歳、年中)の作品展があった。通っている保育園の作品展があったのである。

 昨年もそうであったが、勤務校の文化祭と重なっていた。もちろん、こうした場合には仕事優先だ。(※ この春から中学校の特別支援学級の介助員になった妻は、音楽発表会のために、来られなかった。)
 幸いなことに、運動会と違って、文化祭は一通り作品鑑賞をした後は、保護者に子供たちを預けて解散である。10時30分から1時間だけ年休を取ることができた。
 そこで、往復50分かけてクニコの保育園へ行き、約10分間だけ参観した。

 保育園で、アキコや祖母(実母と義母)たちと合流して、まっすぐにアキコの作品を見た。


クニコ「お父さん、これこれ!」
担任の先生「クニコちゃん、上手に出来ていますよ。」

 クニコや担任の先生の言われるままに作品を見た。そして、

私「うーん、上手に出来たなあ。」

実感を込めて言った。そして、作品及びクニコと一緒に写真を撮り、足早に勤務校へと戻った。

【作品展その後ーその1一昨日編ー】
 その後、昨日、一昨日と順次展示した作品を、クニコは持ち帰ってきた。

 一昨日、私が帰宅するなり、クニコは「お父さん、見て!見て!」と言いながら、工作の「フクロウ」と「毒グモ」、そして「飾り絵」を見せた。

 私が来るのを待ちかまえていたように勢いよく話すクニコ。よほど見てほしいのだ。認めて、ほめてほしいのだ。
 私としては、帰宅したばかりで一息つきたいところであったが、すぐに対応することにした。

私「どれ、見せてごらん。(じっと見る。これが大切だ。)すごい、上手に出来ているね。」
クニコ「お父さん、これ飾ろ!」

私「そうだね。どこに飾ろうかね。」
クニコ「(1階にいる)あーちゃんも、家族みんなが見えるところ。」

私「それじゃあ、1階のトイレの戸のところに、フクロウを飾るかね。」
クニコ「うん。 でも、どうやって飾るの。」

 「こうやればいい。」と言って、フクロウの裏側にセロテープを丸めて付け、それから貼った。

クニコ「わーい。」

 大喜びするクニコ。

私「飾り絵は、玄関にするか。」

 こう言って、玄関の書が飾ってある額のガラスの上にそのまま貼った。

写真右上が「飾り絵」、中央は「おどろおどろ」

クニコ「あーちゃんに怒られない。」
私「大丈夫。クニコの絵はきれいだから。」

 最後は、毒グモ。トイレの中に飾ることにした。

私「これでいいかな。」
クニコ「うん。やった!」
私「このクモもよく出来ているね。」

 こう言って、クニコの求めるままに家の中でも展示してあげたら、クニコはとても喜んだ。
 
【作品展その後ーその2昨日編ー】
 昨日は、私が午後4時から年休を取って、医者へ行った関係で、私が帰宅すると誰もいなかった。アキコは算盤塾、クニコはお友達の家に遊びに行っているようだった。

「こいつは、仕事のチャンス!」と思い、少しくつろいだ後、パソコンを開き、仕事を始めた。

 少し軌道に乗り始めた頃、クニコが帰ってきた。「ただいま!」と玄関で声がしたかと思うと、ばたばたと2階の駆け上がり、クニコはこう言った。

クニコ「お父さん、見て!見て!」

 今度は、工作作品のおばけ「おどろおどろ」と楽焼きであった。
 仕事の手を休めて、クニコに対応することにした。

 工作作品のおどろおどろをまじまじと見ながら

私「すごい迫力だね。 作るときどこが大変だったの?」
クニコ「全体の形を作るところ。」
私「どこを工夫したの。 どこが気に入っているの。」
クニコ「う~ん、全部。」
私「特にどこ?」
クニコ「唇。うーん、目玉も。」
私「確かに唇と目玉は、特に迫力があっていいね。」

 こんなやり取りをした後、この工作作品おどろおどろも玄関に飾ることにした。
 

それを見て、クニコは満足していた。

 最後は、楽焼きである。

私「お父さん、この青紫の色合いがとても気に入ったな。 どうしようかな。お父さんは、タバコを吸わないから、灰皿には出来ないし……。」

私「きれいだから、置物にしようか。」
クニコ「うん。」

 楽焼きは、2階の居間の出窓の所にそのまま置いて飾ることにした。

 奥の赤い花瓶は、アキコが年少の時の作品

クニコはそれを見て満足した。


 保育園の作品展で展示されたわが子の作品群。工作、飾り絵、楽焼き…実際の出来映えはどうあれ、どれも、わが子が精一杯作った作品だ。大いに注目してあげ、しっかりと認め、ほめてあげたいところである。

 そうすることで、今後の作品製作への意欲につながっていくし、何より親子の信頼関係も深まっていくというものだ。

 我が家ではしばらくの間、玄関ではおどろおどろが、トイレではフクロウが来客を出迎えることになりそうである。

【お知らせ】

私は親業のインストラクターですが、久しぶりに<親業一般講座>を開きたいと思います。

期間は、11月及び12月前半の原則として土曜日です。

1回3時間で全8回の親業訓練協会が提供する正式プログラムです。

講師は、私ファーザーです。

講座会場は、私は新潟県在住なので、新潟県の公民館を使う予定です。新潟県在住の方で興味がおありの方は、コメントください。 

【関連記事】あったかい家族日記検索HP『家族の広場へ』

「母ショック! 七田チャイルドアカデミー発表会であがってしまったクニコ」

妻や子どもの話をしっかりと聞くー家族の信頼を高めるちょっとした習慣ー

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◆キーワード:1 作品展鑑賞  2 保育園の作品展  3 作品展その後

◆留意点・その他
・僅か10分間でも、作品展を見に行ってあげることがとても大事だと考えている。実際に見に行ってあげることが出来た状況に感謝している。 

・絵については、コンクール出品の関係で、当分返却はない。

・しばらく展示して、クニコが満足したところで、納戸にしまうことになる。ちなみにアキコの幼稚園の作品も、まとめて保存してある。


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コメント 8

子供の作品を褒めて飾ってあげるのですね!
参考になります^^
ウチは1年後くらいには子供の作品が出てきそうで楽しみです^^
by (2007-10-28 11:58) 

Shun

クニコちゃんの作品、いずれも nice! ですね。
それにファーザーさんの対応も、いつもながら感心させられます。忙しい仕事の合間を縫って参観し、自分のための時間と思いつつも子どもの話にちゃんと耳を傾けることって、なかなかできないと思います。
by Shun (2007-10-28 16:37) 

泉河潤一

>chigyoさんへ
コメントありがとうございます。

参考になって何よりです。

子供は、親に注目して欲しくてがんばる場合が結構多いものです。子供ががんばったことは、しっかりと認めてあげることが大切だと考えています。このことで、子供に自信や誇りも育つと思うのですね。
by 泉河潤一 (2007-10-29 18:25) 

泉河潤一

>Shunさんへ
そうなんです。子供に話にちゃんと耳を傾けることは、容易ではないんです。仕事から疲れて帰ってきたら一息つきたい。せっかく仕事が乗ってきたのに中断したくない。私もそんな気持ちはしっかりとあります。

それでも、自分は、あったかい家族をつくるために、率先して良い手本を示していくのだという決意。そして、子供との信頼関係・コミュニケーションを大切にするという価値観。さらに、そのために努力を継続する中で、だんだん習慣化してくるのですね。

もう何年も前になりますが、私にも「今日は家族の日なんでしょう。」と、妻に苦情を言われていた時期もありました。
by 泉河潤一 (2007-10-29 18:35) 

みずたま

おどろおどろ、本当にすごい迫力!
子供らしくて一番好きです!
by みずたま (2007-10-31 13:09) 

泉河潤一

>ちゅんくるさんへ
ありがとうございます。

ちゅんくるさんところは、美的ですよね。
by 泉河潤一 (2007-11-04 16:53) 

おたけ

すごい!
ホントいい作品に仕上がっていますね。
今にも動き出しそう。。。
たまたま横に居合わせた息子も、「上手やなぁ~!」
と感動しておりました。。。
by おたけ (2008-11-25 13:32) 

ファーザー

>おたけさんへ

コメントありがとうございます。
また、お褒めの言葉、うれしいです。

よろしかったら、またご訪問ください。
by ファーザー (2008-11-28 22:37) 

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